第106回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.106

☆毎月1回配信☆

2013/ 2/28 THU

大家好!ようやく春らしくなってきましたね。
三寒四温と言うだけあって、寒くなったり暖かくなったりするので、
体調管理には気を付けてくださいね。

ところで、みなさんは先日のアカデミー賞の授賞式をご覧になりましたでしょうか?
アン・リー監督が「ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日」で監督賞を受賞し、
台湾は大変な歓喜に沸きました。
アカデミー賞という世界最高峰のアメリカの映画祭典でも、欧米ヶ国だけではなく、
アジアにも注目が集まるようになってきたのは、本当に喜ばしいことですね。
今回は、このアン・リー監督とその作品の魅力をご紹介します。

また、石橋さんの体験談も必見です。
4ヶ月の語学留学を経てホテルインターンにチャレンジした彼の想いをご覧ください。

このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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  1. 「中国風聞帖」  ~ アカデミー賞4冠!中国映画の魅力に迫る ~
  2. 「光輝歳月」   ~ 「一流のホスピタリティを身につける!」 インターンシップ体験談 ~
  3. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖」   ~ アカデミー賞4冠!中国映画の魅力に迫る ~

先日、台湾出身の監督アン・リー(李安)がアカデミー監督賞を受賞し、大きな話題となりました。
今回は、アン・リー監督のつくる世界を魅了する映画世界をのぞいてみましょう。

 

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二度目の快挙!アジアの名匠、アン・リー監督

アン・リー監督は、言わずと知れた台湾出身の映画監督です。
「いつか晴れた日に」(1995年)でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞、
「ブロークバック・マウンテン」(2005年)でアカデミー賞監督賞や
ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞するなど、素晴らしい実績のある
まさに名匠と呼ばれるにふさわしい監督です。

今回の受賞は、2005年に引き続き2度目。最も有力だとされていた
「リンカーン」のスティーブン・スピルバーグ監督を抑えての受賞でした。

アン・リー監督は台湾生まれの台湾育ち。
台湾の国立芸術専門学校を卒業後に渡米。
ニューヨーク大学などで映画製作や演劇について学んだ後、
「グリーン・デスティニー」(2000年)でアカデミー賞外国語映画賞に輝き、
世界的に知られるようになりました。そして「ブロークバック・マウンテン」(2005年)で
同アカデミー監督賞を受賞し名匠の地位を確たるものとしています。

今回の受賞により、さらなる実績を重ねたアン・リー監督。
今後の作品にも期待していきたいですね。

 

人間らしさを描く

「自分はドラマを演出する監督」。
そう語るアン・リー監督が映画づくりで最も大切にするのは、
「人は人とどう関わるべきなのか、何が正しいことなのか、
自分に忠実であるためにはいかにして生きればいいのか、
ままならない現実と折り合い、バランスをとりながら生きていくにはどうしたらいいのか、
といった視点」だと言います。

今回の受賞作「ライフ・オブ・パイ」でも、主人公の少年パイの心情がよく描かれています。
アン・リー監督はこの文学作品を映画化した理由として、
「この作品には、社会との関わりを断たれた状態で、少年がいかにして
大人になっていくかといった主人公の内面がしっかり描かれています。
信仰を持たない者が神のような存在とどう出会うのかといったテーマも
興味をそそりました」と語っています。


今までたくさんの素晴らしい映画をつくられているのですが、
それぞれが独自の世界観を持っていて、一見同じようなところは見られません。
しかし、監督はすべての作品において「“人間性”を表現する」という
想いを込めて作品を描いてきた」と言います。
この一貫した姿勢こそが、彼の作品の魅力と言えるのかもしれません。

 

■豆知識■ 3000人のスタッフと4年の歳月

「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」は、準備期間も含めれば期間にして4年、
3000人ものスタッフを動員した、アン・リー監督渾身の作品です。
特に力を込めたのは、リチャード・パーカー(作中のトラ)の動きを表現すること。
本物のトラ4頭とコンピューターグラフィックス(CG)を駆使し、
映像を完成させるまでに2年もかかったそうです。
実際のトラが動いている映像はたった14カットのみで、それ以外はすべてCG。
その違いを見つけるのも、この作品の楽しみ方の1つかもしれませんね。

 

世界中の注目を集める中国映画市場

近年、著しい経済発展に伴い、中国の映画マーケットは目覚ましく成長しています。
国民の生活水準が上がり、年々映画館へ足を運ぶ人が増えています。

2012年の中国の映画興行収入は168億元(約2520億円)に上り、
米国に次ぐ世界2位の映画市場となりました。
洋画離れが進む日本とは対照的に、中国では洋画のシェアが国内映画を上回る結果となり、
ハリウッドでも海外最大の稼ぎ頭として認識されています。

今回アン・リー監督がアカデミー賞を受賞したことが
中国の映画市場に更なる影響を与えたことは間違いありません。
専門家も「2020年までに中国が世界最大規模の映画市場になる」と予測しています。

これからは中国出身の俳優・女優がハリウッド映画に起用されたり、
より多くの中国映画が世界中の映画館で上映されたりと、
ますます中国の映画マーケットに注目が集まることになるでしょう。

 

2. 「光輝歳月」  ~ 卒業生からのメッセージ 石橋和紀さん ~

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石橋和紀 さん

4ヶ月の語学留学を経てホテルインターンにチャレンジした石橋さん。
彼のインターンシップ体験談をご覧ください。

 

Q1:どうして中国留学・インターンシップに挑戦しようと思ったのですか?

今のグローバル社会では英語を話せるだけでは物足りないと思い、思い切って中国での
語学留学に挑みました。
また「海外で仕事をしてみたい!」という理由からインターンシップにも参加しようと思いました。
もともと中国語が好きで「もっと中国語に浸かりたい」という想いが強く、短期集中留学コースの
少人数で授業を受けられるというメリットと、コース修了後にインターンシップを体験できる
プログラムがある点を考慮し、CIPを選びました。

 

Q2:4ヶ月間でHSK6級に合格するコツは?

留学期間中、もちろん勉強は大変でしたが、何よりも最初に言葉が通じなかったことに苦労しました。
買い物時には、相手の言っていることが分からない上に、言いたいことを表現できませんでした。
しかし、色々調べてすべて自分でやり遂げたことや、すごく苦しい思いをしたことは留学期間中の
モチベーション維持にもつながりました。
少人数のクラスはとても楽しく、大変な時はお互いに励まし合ったりして頑張れました。
それが結果的にHSK6級合格に結びついたのではないかと思います。

 

Q3:より自然な会話力を身につけるために工夫したことは何ですか?

86 3 留学期間中、口語に力を入れ勉強していましたが、
 いざホテルでのインターンシップが始まるととても苦労をしました。
 同僚との会話はもちろん、お客様に失礼のないように中国語や
 英語を話すというのはとても大変です。
 
 しかし、自分なりに考えて、分からなかったら聞く、
 そして相手が言ったことを確認しながら会話するということを実践し、
 言語ができないことを仕事ができない言い訳にはしませんでした。

ホテルでは毎日いろいろな国からくるお客様をお迎えし、常に同じことなどはほとんどありません。
慣れないうちは言葉に詰まることもありましたが、会話に重点を置き勉強を続け、
今ではスムーズに会話することができるようになりました。

また、ホテルでは言語だけでなくホスピタリティの勉強もしています。
行き届いたサービス+αで何ができるか、ということを研修で勉強したり、
同僚と話し合ったりしてとても意義のあるインターンシップをしています。

これからは残りわずかのインターンシップの期間で、一流のホスピタリティを身につけられるように
もっともっと中国語や英語を流暢に話せるようになりたいと思います。

 

Q4:現在、留学やインターンシップを検討している人へ一言お願いします。

中国での留学生活、留学仲間、インターンシップの経験や同僚たち、
そして身につけた言語の能力というのは、間違いなくかけがえのないものです。
私は今とても中国がアツいと思っていますので、これから中国に来て勉強したり、
インターンシップをしたりする方々を心から応援したいと思います。

♪他の方の体験談はこちらから♪

 

3. 編集後記

毎週末、中国の映画館はたくさんの人で賑わっています。
2010年を過ぎてからはシネコン建設ラッシュがはじまり、
年間に3000スクリーン以上増加するという空前の映画ブームになっています。
今回のアカデミー賞受賞のニュースは、今後どれくらいの影響を与えるのか…
期待していきたいですね。

 

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