第48回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.48

☆毎月1回配信☆

2008/4/25 FRI

もうすぐGW休み。4月に始まった新学期も1ヶ月が過ぎようとしていますね。
新しい始まりに期待に胸ふくらませた人、不安でいっぱいだった人、新しい事に挑戦しようと決めた人、いかがお過ごしですか?

今回のメルマガでは、ここ数年で急速に増えてきた高校生の日中交流「交流トレンド:高校生と中国」についてご紹介します。

あわせて、現在、北京のIT企業インターンシップ中の西野さんの体験談もご覧ください。

このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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  1. 「中国風聞帖」  ~ 交流トレンド : 高校生と中国 ~
  2. 「光輝歳月」   ~ 自分を一回り成長させたいから ~
  3. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖」   ~ 交流トレンド:高校生と中国 ~

オリンピックに万博に...と沸き立つ中国。これからの時代を担う高校生にも中国語は大変人気があり、高校生の中国留学も増えてきました。今回は、ここ数年で急速に増えてきた高校生の日中交流トレンドをご紹介します。

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多くの日本人高校生が中国へ

2006年より始まった「日中21世紀交流事業(現:21世紀東アジア青少年大交流計画)」。
日本政府はこれまで、毎年100名以上の高校生を中国へ送り出してきました。2008年は高校生を含む合計約1,200名の青少年を中国へ短期派遣させる予定です。

青少年の日中交流の風を受けて、中国でも外国人高校留学生を受け入れる高校も増えてきました。外国人高校生のための留学生コースを準備している学校や、授業を英語で行う学校、中国人クラスへの編入を目標とした語学学習クラスなど、外国人でも学びやすいシステムが整ってきました。中国の多くの有名大学は、付属高校に国際部を設けて留学生受け入れに力を注ぎはじめています。

■豆知識 ■ 2008年は「日中青少年友好交流年」

日中平和友好条約締結30周年を記念して、外務省は2008年を「日中青少年友好交流年」としました。日中両国の青少年約4,000名を招聘し、日中交流の促進・教育に力を入れる姿勢です。

世界も注目、中国の高校教育レベル

 優秀な人材の育成に力を注いでいる中国、大学だけでなく高校教育の発展も積極的に行っています。国が定めた高校カリキュラムは、外国語や歴史、数学など全部で12~13科目。社会実践や自主研究、ボランティアなども必須授業となっています。

最近では、これらの科目の他にも、海外の大学とのオンライン教育を取り入れるなど独自のカリキュラムで生徒を育てる学校も目立ち始めました。特に、政府や行政から指定された重点高校やモデル高校では、午前・午後の授業に加えて夜間授業をし、その学習量は1日10時間を超えています。

このように、きっちりと知識を学び実践を繰り返した中国人高校生は、世界的にも注目されるようになりました。アメリカやイギリスの有名大学は、優秀な中国人生徒を自国の大学で留学させようと、自ら中国の高校を視察して人材確保に乗り出しています。

■豆知識 ■ 「高校」 ~中国語と日本語の違い~

中国語の「高校」とは「高等教育を行う学校」、つまり日本の「短大、大学など」に当たります。日本語の「高校」は、中国語で「高級中学(高中)」といいます。

日本の教育界も中国を重視

1990年代以来、世界的に中国語が脚光を浴びて、日本でも「中国語ブーム」というフレーズが多く使われてきました。日本の高校における中国語教育も例外ではありません。中国語の授業を取り入れる学校が急速に増えています。

選択授業として実施している高校が大半ですが、中国語専門学科やコースがある学校、中国への短期語学研修を実施する学校も徐々に増え、現在、中国の学校と姉妹校提携を結んでいる日本の高校は200校近くに上ります。

北京五輪や上海万博を控えている中国、これからも成長の勢いは止まりません。日本の教育界でも今後さらに日中交流が盛んになっていくことでしょう。

■豆知識 ■ 日本の高校で、中国語の授業が増えた!

日本全国で中国語教育に取り組んでいる高校は、2007年で819校(合計21,264人)。2005年は553校だったので、2年間で1.5倍の速さで増えていることになります。

2. 「光輝歳月」  ~ 自分を一回り成長させたいから ~

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西野 貴裕 さん

「中国語と専門知識を、同時に身につけたい!」
現在、北京のIT企業でビジネスインターンシップ中です。

「自分を一回り成長させたいから」

中国でインターンシップをしようと思ったのは、一つ目は昔から中国に興味があったこと。特に歴史小説が好きで情景や歴史舞台を想像しながら本を読んでいくうちに、ぜひ自分でも実際に見てみたいと思うようになりました。

二つ目は、将来の仕事のことを考えて中国語を勉強することは将来必ず役に立つと思いました。日本で勉強しようと思ってもどうしても身が入らなくなってしまうので、勉強すると決めたからには甘えられない環境の方がいいと考えました。背水の陣が自分には合っていると思っているものですから。

自分を一回り成長させて今後の生活や仕事に生かしていきたいと思っています。

「仕事を通して、お互いに向上していきたい」

仕事は、データベースや金融のソフトウエアの開発です。日本で5年間ゲームソフトの開発をしてきたこともあり、その経験を生かして開発者の一員として働いています。中国に来て新たにプログラム言語を覚える必要もありましたが、こちらの開発者の方から教わったり私の経験を教えたり、お互いに向上していきたいと思っています。

日本向けソフトの開発なので、仕様書の解読、メールの書き方の添削、会議の議事録を頼まれることもあります。中国語を使う時よりも日本語を使う時の方がむしろ気を使います。敬語の使い方や文法など、日本にいるときは当たり前で考えなく使っていたことも改めて勉強しました。

また、中国の文化に触れたことはとても財産になっています。同じ東洋系なので似ていることころも多いですが、やっぱりカルチャーショックはあります。ですが、心配性ですぐ悩む自分の性格が少し変わりました。切り替えがうまくなり心が強くなってきたと思います。

「少しでも周りのためになれば嬉しい」

これから日本と中国で仕事上のやり取りが益々増えていくと思います。勉強した中国語を生かし、日本と中国の架け橋になりたいと考えています。私がいることで、周りの人の選択肢が増えれば嬉しいです。

今の日本での中国に対する感覚は残念に思うことがあります。確かに事実もあります。ですが、誇大や誤解も多いです。すべての人に伝えられるとは思っていませんが、私の経験したことを伝えて、少しでも友好に貢献できれば嬉しいです。

あとは、好きな三国志などを中国語で読みたいと思っています。今は小学生向けの簡単な表現の三国志演義を読んでいますが、最終的には原版が理解できるようになりたいです。

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♪他の方の体験談はこちらから♪

3. 編集後記

これから激しい競争社会を生き抜いていかなければならない中国の若者たち。学校で学ぶ生徒たちのモチベーションは非常に高く、いつ見ても感心させられます。中国で暮してみると、学習面でも生活面でも今までのスタイルが変わるかもしれませんね。


 

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