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香港生活で知っておくべき事

香港の基本情報

西洋と東洋の文化が入り混じる都市、香港。近代的な建物がひしめき建ち、100万ドルの夜景やショッピングなど観光の街として名高いですね。

一方で、多国籍な人種が混在しており異文化を学べる留学先としても注目が高まっています。ここでは香港の基本的な情報を紹介していきましょう。

歴　史

香港は1997年イギリス植民地から中国へ返還された後に、正式名称「中華人民共和国香港特別行政区」となりました。
豊かな港という立地の恩恵を受け、長い貿易の歴史を誇り、国際都市として発展しており、 世界のビジネスの拠点として国際金融センターの役割を果たし、日本との取引も大変重要な役割を担っています。

そのため在留邦人も多く、今後ますます発展することが期待されています。
多種多様な人種が集まり、広東語に加え英語、中国語も広く話されていて、2か国語を習得したい人のために最適な留学先として、近年脚光を浴びています。

香港の基礎データ
※調査時期：2017年11月

項目	内容
面積	1,103平方キロメートル（東京都の約半分）
人口	約734.7万人（2016月）
民族	漢民族（約95％）
宗教	仏教、道教、プロテスタント、カトリック、イスラム教、ヒンドゥー教、シーク教、ユダヤ教
言語	広東語、英語、中国語（北京語）ほか
時差	（－1時間　※日本が1時間早い）
国旗	香港の象徴【バウヒニアの花】　 ※ 返還後50年は資本主義制度と法治主義の一国二制度のシンボル 　 ※ 花　：　香港の象徴　白（香港）と赤（中国）2色
通貨	香港ドル　１HK＄＝14円～16円
物価	食事や交通費などは日本より少し安いが、家賃は高い
日本との関係	輸出入の主要相手国であり、取引主要品目は電気部品や電子機器

天気・気候

亜熱帯気候に属している香港は年間を通して温暖な気候ですが、緩やかな四季もあり、夏は30℃以上、冬は13℃前後まで下がります。夏は台風シーズンで湿度は98％まで上がることもあり、日本の梅雨の時期よりも更に湿気が高いと言えるでしょう。

ベストシーズンは春（3月～5月）と秋（9月～11月）で17℃～２８℃前後と快適に過ごすことができます。香港は自然公園もあり、海辺で景色を楽しみながらのハイキングやサイクリングも楽しむことが出来ます。


【衣服】
夏でも室内は冷房が効いているので、長袖の羽織ものを持参すると重宝します。

交通機関

香港は公共交通機関が充実しており、タクシーも日本に比べると安価に乗ることができます。

現地についたらさまざまな交通機関を上手に利用して移動も楽しみたいものですね。 ここでは、現地での交通機関の情報をまとめました。

エアポートエクスプレス

香港国際空港と各駅を結ぶ電車です。
中心街の香港駅まで約25分。指定席はなく比較的すいているので荷物が多い旅行者にはぴったりの交通手段です。

タクシー

営業エリアによって赤・緑・青の３種類のタクシーがあり、運転手の大部分が英語を話すことができます。
初乗り料金は2㎞まで20HK＄ととってもオトク！
言葉が不安なときは漢字で目的地を紙に書いて運転手に見せるのが確実な手段です。

トラム

2階建ての路面電車で市内観光目的で乗るのも楽しいです。
早朝から深夜まで運転していて料金も2HK＄！　オクトパスカード（ICカード）も利用できます。

MTR（地下鉄）

市内を移動するならMTRが1番おすすめです。
ほとんどの駅で無料Wi-Fiが使えますし、 ICカードも利用でき日本の電車と同じような感覚で乗れます。
2分～5分おきに運行している路線もあり、終電も夜12時半くらいまであります。終電と始発の時間表記はありますが各駅の時刻表はありません。

オクトパスカード

上記のバス、トラムやフェリーなどに利用できるチャージ式のICカード（※八達通卡と書きます）です。交通機
関だけでなく、スーパーやコンビニなどの支払い時にも利用できる万能なICカードです。これ1枚持っておけば難しい小銭で戸惑うことがありませんね。

空港やMTR駅のサービスカウンタ―で購入が出来ます。
最初の購入時に150HK＄（最低入金100HK＄＋デポジットの50HK＄）が必要です。

住居

香港留学の前に頭に入れておきたいのが家賃事情です。
物件は全体的に高額であり、狭い面積に人口密度が高く、住居を確保するのがとても大変です。

また特徴的に香港の現地大学生のほとんどが大学の寮に入って生活するスタイルです。賃貸などは最低6か月～契約の場合もあるため自身の滞在期間に合わせて選びましょう。

物件・家賃　（賃貸期間　：　6か月～）

学生用のワンルームマンションで、月に6000〜9000HK$（約9万円～）が相場です。

また予約金として家賃の１か月分を先に収め、入居時に保証金として、家賃の約2ヶ月分を払うのが一般的。
※（予約金は入居月の家賃になります） 部屋は家具・家電が備え付けになっているものが多く、 日用品さえ購入すればすぐに住むことができるというのが香港マンションの特徴です。

■香港物件案のホームページこちら

ま

大学の学生寮

香港の家賃は高額のため、一般的には大学が近辺の空き物件を買い取り、寮として提供しています。

現地の学生、留学生問わず入居できる寮や、留学生のみに開放されている寮があります。 部屋タイプによっても費用が異なります。特に香港では寮ごとに参加するイベントが充実しており、寮から大学までのシャトルバスがある場合があります。

例）香港大学：１年間11,844HKD　（食事なし）

■大学内ゲストハウス
大学の中にはゲストハウスを持っている学校もあります。学校を通じての予約となりますので 問い合わせてみてください。

■学生宿舎（短期）　※学生で無くても滞在することができます。
安価の滞在をしたい場合は以下のような宿舎があり、短期間から契約を結ぶことができます。
特に、YMCA・YWCA・Y-Loftは高級ホテルで過ごすように滞在できて、大変人気です。

YMCAのHPはこちら

YWCAのHPはこちら

Y-LoftのHPはこちら

インターナショナルハウスのHPはこちら

ユースホステルのHPはこちら

ルームシェア

家賃の高い香港では近年、ルームシェアをする人も増えてきました。
いいルームメイトを探すことができれば、国際交流もできて貴重な経験になることでしょう。

ルームシェアのHPはこちら

ホームステイ

比較的受け入れが少ないですが、短期での香港の語学学校からの斡旋あります。

病院

現地で病気になってしまったら…と考えると不安ですね。

滞在中は気候や食べ物なども違って体調を崩すこともあります。
予防接種を受け、現地の日本語が通じる病院も調べておくなど、万全を期して渡航しましょう。

かかりやすい病気

水道は整っていますがミネラルウォーターを飲みましょう。
亜熱帯気候のため、食中毒や、A型肝炎、細菌性赤痢などが発生しやすくなっています。 また鳥インフルエンザや、大気汚染にも注意が必要です。

渡航前の予防接種

A型・B型肝炎、破傷風の予防接種を事前に受け、普段服用している薬があれば携帯しましょう。

日本語が通じる病院

日本語が通じる病院

病院名	住所	電話番号
Hong Kong Adventist Hospital	40　Stubbs Road, Happy Valley	２８３５－０５０９ 月～金： 9:00～17:30
Canossa Hospital	No.1 Old Peak Road, Mid-Levels	２８２５－２１５０ 月～金：9:00～17:00　土：9:00～13:00
Hong Kong Sanatorium & Hospital	2 Village Road, Happy Valley	２８３５－８６０６ 月～金：9:00～17:00　土：9:00～13:00
Matilda International Hospital	41 Mount Kellett Road, The Peak	２８４９－１５７３ 月～金：9:00～17:00
St. Paul's Hospital	2 Eastern Hospital Road, Causeway Bay	２８９０-６００８
EMC 香港日本人クリニック/ 九龍・尖沙咀iMedクリニック	8/F Yue Hwa International Building, Peking Rd, Tsim Sha Tsui	５４１８-７１２２ or ５１８３－８８０３
EMC香港日本人クリニック/ 香港・中環クリニック	9/F, Hing Wai Building, 36 Queen's Road Central	５４１８-７１２２ or  ５１８３－８８０３

その他の便利情報

香港で実際に生活を始める前に、頭に入れておきたいのが現地の習慣や生活の情報ですね。

ここでは香港でよりよい生活をするための情報をご紹介します。

マナー

ⅰ）チップの習慣
香港でチップを払うことはあまり多くありません。良いサービスを受けたと思ったときに、気持ちでチップを渡します。

タクシーではお釣りの端数をチップに充てることが多いです。レストランでは10％のサービス料が加算されていることがあるので、その場合チップは不要ですし、ファストフードや屋台なども不要です。

高級ホテルやショッピング施設などでは、トイレでチップが必要となることがあります。
常駐している清掃員がいた場合、1～5HKD程度のチップを渡します。

ⅱ）喫煙について
香港では室内でのほとんどの場所で禁煙となっています。
禁煙エリアで煙草を吸う、携帯した場合1500HK＄の罰金が科せられるので注意しましょう。

禁煙エリア例）　
公共交通機関・車両、公共プール・ビーチ、香港ウェットランド・パーク、 レストラン・バー、カラオケ、ショッピングモールなど

ⅲ）その他禁止事項
香港では、ほぼすべての交通機関内での飲食、街でのポイ捨て、唾の吐き出しなどに罰金が科せられます。

観光地

■大都市
ショッピング、ディズニーランド、100万ドルの夜景、グルメツアーで特に女性に人気の香港ですが、実は古くからの仏教、儒教の寺院なども存在します。 近代的な街から、歴史を感じる建造物まで満喫できます。

■美食天国
食の街としてあまりにも有名な香港。
広東料理、飲茶や点心などだけでなく、街中には世界中のレストランが軒を連ねています。グルメツアーなどもおすすめです。

■レジャー
少し意外かもしれませんが、香港には自然も多くあります。
特に離島には自然が多く、ハイキングやサイクリング、ビーチで休日を楽しむのがトレンドとなっています。

スーパー　・買い物情報

■日系スーパー　
香港は日本人駐在員数が世界でも10位以内に入る都市なので、日系スーパーがたくさんあります。値段は日本国内のスーパーマーケットと比べるともちろん割高です。

・AEON　：　http://www.aeonstores.com.hk/
・アピタ、ユニー　： http://www.unyhk.com/catalog/index.php
・そごう（SOGO）　：　http://www.sogo.com.hk/

■香港のローカル系スーパー
香港人にもっとも重宝されているスーパーです。 休日にスーパーへ行って、食文化の街、香港を体験してみるのも面白いですよ。 ・Wellcome（恵康）　：　http://www.wellcome.com.hk/wd2shop/zh/html/index.html
・parknshop（百佳）　：　http://www.parknshop.com/en/

香港からノービザで行ける国（例）

中　国　：　15日未満の滞在可能　（観光・仕事）
台　湾　：　９０日までの滞在可能（観光）
マカオ　：　９０日までの滞在可能（観光）

郵便物を送る

郵便の価格　日本⇛香港　（郵便局利用）

郵便の形式	運送方法
手紙（定型）	航空便：９０円　、２５gまで 船便：－ EMS：－ ※日数：航空便は５日間、EMSは２日間
手紙（定型外）	航空便：２２０円　、５０gまで 船　便：－９０円、２０gまで EMS：９００円、３００gまで ※日数：航空便は５日間、EMSは２日間
小包（小型包装物）	航空便：１２０円　、５０gまで 船便：１３０円、１００gまで EMS：９００円、３００gまで ※日数：航空便は６日間、船便は４週間前後、EMSは２日間
小包（国際小包）	航空便：１，７００円　、５００gまで 船便：１，５００円、１kgまで EMS：９００円、３００gまで ※日数：航空便は６日間、船便は４週間前後、EMSは２日間

郵便　香港⇛日本　（香港郵政利用）

郵便の形式	運送方法
手紙	航空便（２０gまで）：３．１香港ドル（HD）、日数：５～７日間 航空便（３０gまで）：５香港ドル（HD）、日数：同上 船便（２０gまで）：３．５香港ドル（HD）、日数：１５～４５日間 船便５００gまで）：６．１香港ドル（HD）、日数：同上 スピード・ポスト（５００Gまで）：１３０香港ドル（HD）～、日数：１～９日間　 ※EMS
小包	航空便（５００gまで）：６１．４香港ドル（HD）、日数：５～７日間 航空便（１Kgまで）：１２１．４香港ドル（HD）、日数：同上 船便（５００gまで）：２５．５香港ドル（HD）、日数：１５～４５日間 船便（１Kgまで）：４５．６香港ドル（HD）、日数：同上 スピード・ポスト（５００gまで）：１３０香港ドル（HD）～、日数：最短１日　※EMS スピード・ポスト（1Kgまで）：１６９香港ドル（HD）～、日数：同上

※調査時期：2017年11月27日