外国に入国する場合は一般的に、パスポートとビザ(査証)が必要になります。 ビザとパスポートは空港の入国審査を通過する際に提示を求められるものです。
パスポートは日本国民であることを証明する国籍証明、ビザは外国政府が自国に入国しようとする外国人が入国しても差し支えないかどうかを判断する入国審査の材料の一部と考えるとわかりやすいでしょう。
国によっては、観光目的の短期間の滞在であること、などの一定の条件のもと査証免除の制度が設けられている場合もあります。渡航の目的、期間によって必要とされるビザの種類は異なり、ビザ申請に必要な書類や取得に要する期間も違ってきます。
ここでは、香港留学に必要なビザについて、申請に必要な書類や手続きをご紹介します。
日本のパスポートを持つ人が観光目的で香港を訪問する場合、90日以内の滞在であればビザは免除されます。
これ以外の長期の滞在や、留学、研修、就労目的で渡航する場合はビザの取得が必要となります。
ビザの目的 | ビザの種類 |
---|---|
就 労 | 就労ビザ、投資ビザ(起業)、研修ビザ、ワーキングホリデービザ |
滞 在 | 扶養家族ビザ、永住権、訪問ビザ、トラベルパス |
留 学 | 学生ビザ |
また、香港では180日以上滞在する場合は、IDカードの携帯が義務付けられています。IDカードの申請は、ビザの取得後30日以内に入境事務処に申請者本人が申請に行く必要があります。
留学に必要なビザと申請書類 ~ 学生ビザ
香港に留学するには学生ビザを取得する必要があります。
留学先の教育機関が入学許可証を発行し、これに基づいてビザが発行されます。
入境事務所が認めていない教育期間ではビザが発給されないので注意が必要です。また、就労は認められていません。
【申請書類】
・ 教育機関の入学許可証
・ 申請書(ID_995A)
・ 有効なパスポート
・ パスポートサイズの写真
・ 財政証明書(銀行の残高証明書、奨学金の通知書など)
・ 申請人が18歳以下の場合: 保護者の同意書、香港での滞在先の証明書
【申請料】
1,600 HKD
ビザの申請は香港特別行政区政府入境事務所で行いますが、出先機関は日本にはありません。直接、香港特別行政区入境事務所への郵送か、中国大使館・総領事館経由で手続きを行う必要があります。留学先の大学や語学学校が、スポンサーとしてビザの取得を代行してくれる場合もありますので、事前に留学先の学校に問い合わせるとよいでしょう。
ビザが取得できるまでの期間は内容や時期により変わりますが、最長で2ヶ月程度かかることもあります。余裕を持って準備を進めましょう。
関係機関 :
■香港特別行政区政府入境事務所(Immigration Department)
Immigration Department Immigration Tower,7 Gloucester Road,Wan Chai, Hong Kong
受付時間 8:45〜16:30 土9:00〜1130 日祝休み
Immigration Departmentのホームページはこちら
■中華人民共和国 駐日本国大使館
〒106-0046 東京都港区元麻布3-4-33
TEL:03-3403-3388(代表)
オペレーター:内線8100
TEL:03-3403-3064(領事部) FAX:03-3403-5447
中華人民共和国 駐日本国大使館のホームページはこちら
【申請に必要な書類】
・ 教育機関の入学許可証
・ 申請書(ID_995A)
・ 有効なパスポート
・ パスポートサイズの写真
・ 財政証明書(銀行の残高証明書、奨学金の通知書など)
・ 申請人が18歳以下の場合: 保護者の同意書、香港での滞在先の証明書
【申請料】
1,600 HKD