中国には様々な伝統楽器がありますが、その中でも有名かつ人気なのが二胡です。情感豊かで甘い音色はとても魅力的で、聞いた人の心に響きます。
日本でも、女子十二楽坊が人気になったこともあり、二胡愛好者は増えていきました。 二胡を始めるのは、なんとなくハードルが高いような気がするかもしれません。ですが楽器自体はコンパクトで軽く、女性でも無理なく扱えます。また、弦はギターのように何本もあるわけではなく2本ですので、しばらく練習すれば簡単な曲も弾けるようになります。
とはいえ、日本ではまだ教室が多いとは言えません。この留学の機会に、美しい音色の二胡にチャレンジしてみませんか。
二胡はシルクロードを通って中国に伝来したものとされていて、そのルーツを辿るとインド、更に時代は紀元前だろうと言われています。
中国に伝来したのは唐代で、以来、素材や形が変わりながら現在の二胡となりました。 清代には大衆芸能や京劇の伴奏に使用され、中国全土に広まることとなります。
二十世紀になると更に改良が進み、西洋音楽の影響もあり、二胡は独奏楽器としても親しまれるようになりました。
二胡はまず姿勢が大事!座り方や楽器の構え方をしっかり習い、変なクセがつかないよう気を付けましょう。
弾くときは緊張するかもしれませんが、リラックスして。力を抜き、滑らかに弾くと綺麗な音が出せるようになります。
楽譜は数字を使って音階を表す数字譜なので、音楽経験のない方でも安心して始められます。いつか憧れの曲を弾けるように頑張りましょう!
二胡にはワシントン条約に指定されているニシキヘビの皮が使われているので、国外へ持ち出すには特別な手続きが必要となります。この手続きには手間も時間もかかります。
二胡を習い、購入したいと思ったら、日本での購入をおすすめします。楽器店や二胡教室で購入が可能です。また、値段は様々ですが初心者用では5万円程となります。自分の二胡があれば練習にも精が出ますね。