世界の平均寿命ランキング、1位はどこかご存知ですか?日本・・・だと思うかもしれませんが、実は2016年に日本は2位となっています。1位はそう、香港なのです。
香港が1位となった理由の一つに「薬膳」があります。香港では昔から、日常的にバランスの取れた食事をとることで病気の予防・治療をする「医食同源」という考え方が根付いてきました。朝は胃腸に優しいお粥を食べ、日頃から栄養満点の薬膳スープを飲み、デザートだって漢方薬入りのものが多くあります。
漢方薬と聞くと「苦そう・・・」と思うかもしれませんが、薬膳は「おいしく食べて元気になる」ものです。日頃から薬膳を取り入れ、楽しみながら健康な体を手に入れましょう!
薬膳とは中国医学理論に基づく療法の一つで、自然由来の漢方薬を料理に取りこみ、日常の食生活で病気の予防・治療をするというものです。
最近、「未病」という言葉をよく耳にします。「疲れがとれない」「だるい」「肩が重い」など、病院で「病気」とは診断されないけれど不調を感じるというものです。
そんな未病には薬膳を取り入れると効果が期待できます。 一般的なお薬のように副作用がなく、体に優しいのも魅力です。
薬膳の知識を身に付け、実際に作ってみましょう。薬膳は、特別な漢方薬だけではなく、日本でも普段から買える食材で作ることができます。
例えば私たちの知っている「体の冷えには生姜が効く」というのだって、薬膳の一種です。症状によってどんな食材をとればいいかという知識をつければ、簡単に薬膳を取り入れることができます。
レッスンでは、香港ならではの薬膳メニューにも挑戦できます。
香港ではレストランや屋台でも薬膳メニューがあります。特に栄養満点の薬膳スープは気軽に飲めて香港人に大人気です。
また、デザートだって薬膳メニューがたくさんあります。香港グルメで必ず現れる「亀ゼリー」、名前や見た目で敬遠しがちですが、実は亀のコラーゲンや漢方薬が入った美容にも嬉しいデザートなのです。
香港滞在中、ぜひ薬膳に注目してグルメを楽しんでみてください。