豊島理徳さん　　～春の短期留学とインターンシップ～

「再見！」と軽く抱き合った後、お互いに挨拶を交わす。 1ヶ月にわたる天津での研修が終わりを告げた瞬間であった。 今回の研修を通して、中国語の会話能力、特に聞き取りについては格段に向上したと確信している。受身ではなく積極的に行動を起こして、研修に参加したからこそ、得られた結果だと思う。 そして、この経験を通して、自分の中国に対する興味がさらに強まった。人によっては、もちろんこの逆のパターンもあるだろう。どちらにせよ、実際に現地に行ってみることによって必ず何かしら感じ取ることがあるはずである。 出発前は長すぎるとさえ感じていた1ヶ月であったが、あっという間に過ぎ去ってしまった。 それも、まるで屈託なく外国人である自分に接してくれた、中国の友人たちのおかげである。 彼らとの付き合いが、少なからずストレスを感じていた自分に安らぎを与えてくれた。 今では、彼らはかけがえのない親友である。 この経験を、これからの自分に生かして生きたいし、今回学んだことを忘れずに ますます勉強に励みたいと思う。