中国留学 100 のよくある質問(回答)
どのような留学にするのか?
【留学先を決めるポイント】
- 留学先の大学はどのように選んだほうがいいですか?
- 留学先を選ぶには、留学生に対する教育のレベ15高く、カリキュラムがしっかりしている学校を選ぶのがよいでしょう。 中国語をメインに勉強するのであればやはり理系よりも文系の大学、特に、中国語教育に専門性の高い教育系や外国語系の大学を選ぶのがよいと思います。
- 留学先の都市はどこにすればいいですか?
- 中国は広く、方言差もかなりあります。生活の中で標準的な中国語を身につけたいと思うなら、町の人の言葉が比較的標準語に近い都市、北京や天津、大連、西安などを選ぶのがよいかと思います。とりわけ南の方は訛りがきついので、標準語を勉強したい人は避けたほうが無難です。
- 確実に中国語を話せるようになる留学がしたいのですが、どうしたらいいですか?
- 留学で確実に中国語を話せるようにするには、3つのポイントがあります。
1つ目は、授業で学んだ内容をうろ覚えの状態のままにせず、しっかり理解し定着させることです。
2つ目は、授業中間違えを恐れることなく、積極的に発言し、たくさんアドバイスをもらえるようにすることです。
3つ目は、中国語を使って幅広く現地の人々と交流することです。 勉強法を工夫し、楽しみながら少しずつトレーニングすることで必ず上達します。
- 留学先の地域はどこでも同じですか?
- 一般に中国語学習で勉強するのは、“普通話”といわれる中国の標準語です。
北京一帯で話されていた言葉を基にしていますので北京語と呼ばれたりもしています。広い中国では、この標準語“普通話”以外にも地域によって様々な言葉が話されています。
上海の上海語、広東省一帯の広東語などは有名な例ですが、これらの言葉は標準語とはまったく違う別の言語です。ですから、上海や広州に留学されると、学外で耳にする言葉は基本的に“普通話”以外の言葉になるでしょう。
ただ、大学の先生や学生はみなきちんとした普通話を話しますので中国語学習にそれほどの支障はありません。 標準語の環境にこだわる方は、やはり北京・天津等の標準語地域を留学先に選ぶとよいでしょう。
- 留学する大学で授業内容は違いますか?
- 北京や上海など主要都市にある留学生数が多く留学生受入の歴史の長い大学は留学環境が整っていると言えます。
ただ、授業の内容はどの大学もそれほど大きな差はありません。中国は世界への中国語の普及を重視しており、主要大学を中心に中国語教師の育成、教材の開発に力をいれています。
そのため、どの大学の授業も規格化されつつあり、授業のレベルに大きな差が出にくくなっています。
【留学に関する基本知識】
- 留学の全体の流れを教えてください。
- 大まかな流れは下記のようになります。手続きには予定より時間がかかることもありますので、余裕を持って準備を始めるようにしてください。
①留学先を決める
②留学申請に必要な書類(申請書、健康診断書など)を準備
③大学に書類を郵送し、大学から入学許可証を取得
④大学発行の入学許可証取得後、中国大使館(領事館)ビザ申請
⑤渡航
- 留学の時期は、いつ頃までに決めればいいですか?
- 中国の学校の入学時期は、2月末と9月の年2回です。2月末の入学を希望するのであれば11~12月、9月の入学を希望する場合は6~7月頃までに決めれば問題ありません。
留学の準備
【留学の費用】
【健康診断】
- 健康診断はどこで受けられますか?
- 中国大使館指定の項目を受診可能な国公立病院で受けて下さい。保険所で受けた場合は不可になりますので、ご注意ください。受診可能な病院であるかどうか、事前に電話で病院に確認すると良いでしょう。
通常、予約・受診から結果が出るまで1週間程度かかります。病院側も非常に混みあうかと思いますので早めに予約して受診するようにしましょう。
この「外国人体格検査記録」はビザ申請の際に必要になります。ビザ申請に間に合うように気をつけてください。
【注意事項】
*英語か中国語表記
*国公立病院発行の公証印のあるもので、医師のサイン及び病院の印鑑があるものに限り有効。(写真部分の割印もご確認ください。) - *写真部分の割印
*血液検査分析用のオリジナルを必ずもらう。 この表がないと、中国で再検査が必要。
*オリジナルはビザ申請時以外にも、中国での住民登録時に必要となるので、必ず中国に持参する。
*大学により、付随する資料が必要になる場合があるので必ず確認する。
【ビザ】
- ビザはどこでとればいいのでしょうか?
- 必要書類をビザ申請窓口に持参します。
ただし、観光ビザは個人での申請を受け付けていませんので旅行代理店などの代理申請になります。
各領事館の管轄区域以外に在住の方のビザ申請は受理されないことがあります。必ず領事館の管轄区域をご確認ください。
●中国大使館領事部 住所:〒106-0046東京都港区元麻布3-4-33 電話:03-3403-0995、03-3403-0924
●駐大阪総領事館 住所: 〒550-0004 大阪市西区靱本町地区3-9-2 電話: 06-6445-9480、06-6445-9481(代表)
●駐福岡総領事館 住所: 〒810-0065 福岡市中央区地行浜1-3-3 電話: 092-752-2784、092-752-0085、092-713-1121(代表)
●駐札幌総領事館 住所: 〒064-0913 札幌市中央区南13条西23-5-1 電話: 011-563-5563
●駐長崎総領事館 住所: 〒852-8114 長崎市橋口町10-35 電話: 095-849-3311
【お金】
【荷物】
【渡航】
留学中の生活について
【住居】
【勉強】
【中国語】
【ネット・電話】
- 中国で携帯電話を持つにはどうすればいいですか?
- 中国の携帯電話の料金支払いシステムには、後払い方式とプリペイド方式の2種類あります。
後払い方式は申請時に保証人等が必要なので、一般的に長中期滞在者はプリペイド方式を使用しています。このプリペイド方式には、保証人と基本料金、帰国時の解約の必要がないというメリットがあります。
まずは、携帯端末と電話番号(SIMカード)を購入しましょう。携帯端末は安いもので300元程度~、高いものは数千元します。
次に、プリペイドカードを購入して電話番号に料金を「充値(補充)」します。プリペイドカードは、大学内外の売店などどこでもで購入できます。
料金がなくなると、発信・受信・ショートメール等すべてのサービスが停止されるので、残高をチェックしてなくなるまえに充値しましょう。
また、プリペイド方式の携帯電話はSIMカードを取り替えればどの携帯端末でも使えます。盗難には十分に注意しましょう。
- 国際電話はどうやってかけるのですか?
- 通常、大学の留学生寮の部屋から国際電話をかけるには、プリペイドカード(201カード等)を使用します。
カードの裏面に書いてある使用方法を読み、記載してあるカード番号及びパスワードを押してから、電話番号を国際電話番号コードから押します。
(国際電話コード00)-(日本の国番号86)-(0を除く市外局番)-(相手の電話番号)
また、中国の街の売店やホテルにも国際電話可能な電話があります。
現地に到着後、すぐに日本に電話したい場合などは、日本で発売している国際電話用のプリペイドカード(KDDIスーパーワールドカードなど)を購入しておけば、中国内の固定電話・公衆電話・携帯電話などから国際電話をかけることができます。
【買い物】
【交通】
【郵便】
【旅行】
【就職】
【その他】
- 国際学生証は必要ですか?
- 特に必要ありませんが、持っていれば便利なこともあるかもしれない、という程度です。
長期留学の留学生には通常、大学から学生証が発行されますが、短期留学では現地大学の学生証は発行されません。
観光地や博物館などの施設では、学生証提示で入場料が安くなることがありますから、短期留学の場合は、国際学生証や日本の学生証を提示してみましょう。(必ず安くなるとは限りません)
中国ではあまり国際学生証の存在自体が知られていませんので、持っていないと困るような場面はほとんどないと思いますが、学生であることの証明にはなりますので、必要だと思う場合は持っていってください。
国際学生証の取得には通常、千数百円程度の発行手数料がかかります。