北京の大通り

pink上海留学の生活情報

上海の基本情報

上海の気候

東方之珠温暖・湿潤な上海は、日本人留学生が最も適応しやすい気候と言えるでしょう。



春: 温暖で一年で最も過ごしやすい季節で、レジャーに最適です。上海の春を告げる白玉蘭は、上海市の花として親しまれています。また、桜並木や桃の花も上海の街で見ることができます。

夏: 上海も日本と同じように梅雨のシーズンがあります。6月末から7月上旬の間に、年間雨量の約四分の一が集中して降ります。その後、本格的な夏が到来し日差しも強くなります。急な雨がたびたびあるのが上海の夏の特徴で、晴雨両用の傘を携帯しておくと便利です。

秋: 足早に過ぎてゆく上海の秋。暑い日が続くと思っていると、急に冬の寒さが訪れるため、この時期は特に休息をきちんと取り、気候の変化に対応できるパワーを蓄えておきたいですね。また、有名な上海蟹も旬を迎えるシーズン。上海の留学中にぜひ堪能したいですね。

冬: 上海の冬は、雪が積もることは基本的にはなく、雪が降らない年も珍しくありません。しかし、冷たい偏西風があるため、上海で留学には、帽子、マフラー、丈の長いコートで十分な寒さ対策をしておくと安心ですね。

上海の歴史

豫園上海という街の歴史の面白さ、それは河を隔てて、新旧が混在しているところにあります。

古くは多くの漁民が暮らしていた上海は、水上交通の要として中国でもいち早く外国文化に触れることになります。1920年~30年代には特に金融の中心地となり、中国最大の国際都市として成長しました。"東洋のパリ"と賞賛された当時の上海には、河の西側にフランスやイギリス様式の洋館が続々と建設され、現在もそのまま銀行やあるいは瀟洒なバーやブティックとなり、オールド上海の魅力を今もなお伝え続けています。

上海の発展の歴史は、1990年代にターニングポイントを向かえ、河の東側、浦東新区で新たな局面を迎えます。外国資本を積極的に導入し、現在、13,000以上の外資系企業が上海に進出し、経済、文化などで先端を行く都市としてダイナミックに成長し続けています。世界屈指の高さを誇る上海環球金融中心、金茂大厦など国際都市上海を象徴するランドマークが東側のエリアに次々に誕生し、近未来的夜景は今の上海を象徴するまばゆさです。

上海へ留学に来る学生にとって、古きよき時代の上海と、更なる多きな飛躍の可能性を秘めるニュー上海のコントラストは、大きな魅力であり、大きな刺激となっています。

上海で話されている言葉

上海に古くから根付いている言葉といえば、やはり上海語ですね。

上海語は、普通話とまったく異なり、北方の中国人には通訳が必要なほど差が大きい言語です。しかし、20年代の上海黄金期には、華やぎを増す上海への憧れとともに、上海語の単語が普通話に取り入れられる現象もありました。学校教育の現場では、80年代以降、普通話が導入されているため、普通話は上海でも通じます。

また、中国屈指の経済の街として、中国各地から人材が集まることで、普通話の浸透がさらに深まり、海外の企業進出が盛んなことから、英語に堪能な中国人が多いのも特徴です。 上海で留学する学生にとって、中国語にプラスαして活きた英語もどんどん使える上海の環境は、大きなメリットですね。

中心部の案内・市内の交通

上海中心部の案内

上海の高層ビル上海は大きく分けて、黄浦江の西側にはオールド上海、東側に近未来的なビジネスエリア、そして、河が海に流れるその先に崇明島などがあります。上海市は18区、1県に区分されます。


【上海の主な中心エリア】
黄浦区: 上海の顔、外灘があるエリアで、フランス、イギリス様式の洋館が立ち並び、夕暮れには、それぞれが暖かいオレンジ色にライトアップし、独特の魅力があります。

浦東新区: 未来都市を創造させるエリア。東方明珠塔(テレビ塔)や上海環球金融中心(上海フィナンシャルセンター)など上海のシンボルとなる高層建築が現在も続々と誕生しています。黄浦区の対岸にあり、新旧のコントラストが見られるのが世界でも珍しい特徴です。

長寧区: 日本など各国の領事館が点在し、外国企業の進出が多いエリアです。特に古北地域は、欧米、日本からの駐在者が数多く、生活の利便性も高い環境です。

静安区: 上海の中心に位置し、高級マンションやデパートがある繁華街。夜には屋台が並ぶエリアも。上海最古のお寺、静安寺があることが地名の由来です。

市内の交通

交通機関が発展している上海。現在も更なるシステムの充実化が進められています。 ◇ 地下鉄 上海に住む人ですら新しい駅を覚えるのが大変なほどに、上海の地下鉄は日々進化し、今もなお路線が増加し続けています。駅が充実し、運賃も安く、構内も快適で清潔な地下鉄は、上海に留学している学生にとっても欠かせない生活ツールです。 ◇ タクシー 日本よりも手ごろな価格で利用しやすいタクシー。上海には270以上のタクシー業者があり、企業間の競争に勝ち残っていくためや、上海で設けられているタクシー運転手へのモラル規定などにより、世界基準と比較しても引けを取らないサービスと言われています。 ◇ リニアモーターカー 世界でも未だ数例しか運行されていない最新式システムを導入したリニアモーターカーが浦東空港から運行しています。今後、さらに市中心部まで拡張し、杭州まで延長する計画があります。さらに、上海と北京を4時間で結ぶ、世界最速リニアも2011年6月に開通しました。

公的機関・病院

上海市内の公的機関

【在上海日本国総領事館】
領事館は上海で留学、生活する人々の安全を守る役割も担っています。 外国人も住みやすい上海での留学ですが、万一の事件、事故の際には、まず大使館に連絡するということを覚えておくとよいでしょう。

上海留学の際、パスポートを万一紛失した場合は、まず領事部に問い合わせし、必要な手続きを確認しましょう。その他、ビザなどに関する問い合わせにも対応しています。

住所:上海市万山路8号
TEL :021-5257‐4766
FAX :021-6278-8988
【受付時間】
(パスポート、戸籍、証明等) 09:00~11:30 13:30~15:30
(ビザ申請) 午前9:00~12:00
(ビザ発給) 午後14:00~17:00

【上海市公安局出入境管理処】
ビザの延長、居留許可証などは地域の公安局にて申請します。
住所:上海市浦東新区民生路1500号
TEL :021-6854-1199

市内の病院

留学、ビジネスなど海外から多くの人々が訪れる上海。中国を代表する国際都市として医療機関も発達しています。 自国の領事館にて、日本語の通じる病院や国際診療所の情報提供もありますが、出発前には海外保険の加入や、 現地での対応病院をチェックしておきましょう。

健康であってこそ充実した留学となります。上海での留学中は、体の声にも耳を傾け、十分な休息をきちんと取るなど、 セルフメンテナンスもしましょう。

【上海グリーンクリニック】
住所:上海市仙霞路88号 日本語通話
TEL:021-6208-2255

【上海浦東森茂診療所】
住所:北京市朝陽区新源里16号
TEL:021-6841-0513 (日本語通話)

【上海商城メディカル&デンタルセンター】
住所:上海市南京西路1376号
TEL:日本語通話: 021-6446-7463

【上海医科大学華山医院外賓病房】
住所:上海市烏魯木斉中路12号
TEL: 6248-3986

【華東医院】
住所:上海市延安西路221号
TEL: 021-6248-3180

【上海広慈医院】
住所:上海市端金二路197号
TEL: 021-6437-004

お買い物・食事

上海のお買い物エリア

商店上海は、ショッピングストリート天国!ダイナミックに日々変化する上海を週末散策すれば色んな 発見があるでしょう。留学中には上海の街を色んな角度から見たいですね。


◇ 南京路ショッピングストリート
アジア最大級のショッピングストリート!600店舗が軒を連ね、上海っ子はもちろん、多くの海外からの観光客が 必ずといっていいほど足を運びます。有名ブランド、セレクトショップ、他にも伝統的な商品など様々なジャンル が揃っています。

◇ 淮海路ストリート
旧フランス租界のモダンな雰囲気ただようこのエリアは、大型外資系デパートが多く、日本の伊勢丹も出店しています。 上海マダムに人気が高いインテリアショップなどおしゃれなお店が多く、買い物途中に立ち寄りたくなるカフェも豊富。 ◇ 豫園商城
レジャーの要素がぎっしり詰まったショッピングエリア!現代的なショップの他、骨董店や切り絵、アート書道などの 出店など幅広い買い物を楽しめます。その他、伝統的な庭園文化や趣ある茶芸店、グルメなど、見所がたくさんあり、 連日多くの人々でにぎわっています。

◇ 福州路文化街
出版社や文芸商品店が集まるこのエリアには、30ほどの書店があります。外国語書籍、科学技術などの学術書が豊富。 留学中に足を運んで、知識の刺激を受けるの楽しい時間です。

上海のグルメ/特色料理

海老、カニなどの海鮮料理が豊富な上海。日本人の好みにも合い、多くの外国人が訪れる世界都市としてグルメも日々新しく、 さらに洗練されています。 古くから、酢・酒・醤油の名産地としても有名で、上海料理の特徴である甘く濃厚な味わいを演出 しています。

特に日本人に人気の高い下記の2大上海料理は、留学中にチャレンジして、お気に入りのお店を開拓するのも楽しいですね。

◇ 上海蟹
旬の季節に合わせてツアーが組まれるほど、有名な上海蟹。10月は雌の、11月は雄の旬で、カニスープやカニ団子など 多くのレストランで特別メニューが出されます。一番ポピュラーなのは蒸した上海蟹を丸ごと食べる方法ですが、古くから 上海人に最も愛されている海鮮料理として20以上の伝統的な調理法が伝えられています。

◇ 小籠包
上海の小籠包は100年以上の歴史がある伝統料理です。薄皮の中に、熱々のスープが入った小籠包はレストランは小腹が空い たとき、テイクアウトで買うこともできます。基本的には豚などの肉餡ですが、秋には、上海蟹入り小籠包が登場します。 手軽に食べれて、体も暖まる定番メニューです。