留学の奨学金
中国留学では、日本の団体の他にも中国政府関連の団体、中国政府や各省市が実施している奨学金など、多くの種類の奨学金があります。ここでは各奨学金の申請先をご紹介します。
日本学生支援機構 海外留学支援制度
在籍する大学が中国の大学と学生交流の協定を結んでいることが必要です。大学の担当部署を通して申請します。 留学期間は3~1年。
修士または博士の学位取得を目指し、海外の大学に留学する学生等を対象とした奨学金。
「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~」
日本学生支援機構、文部科学省、日本の民間企業の「協働」でつくられた海外留学支援制度です。 学生時代に,海外での「異文化体験」や「実践」を軸にした留学を体験をもとに、自らの頭で考えて行動できるような体験を目的としています。
公益財団法人山口育英奨学会
基本的には給付ではなく貸与型の奨学金です。留学終了後に申請時に提出していた返還明細書に従って返還することになります。 成績が優秀でありながらも経済的理由で留学が困難な学生に向けた奨学金で、大学・大学院以外に高校留学もその対象となっています。
村田海外留学奨学金
村田機械株式会社の創業者である故村田禎介氏の偉業を記念して設立された奨学金です。 大学生だけでなく大学院生や准教授からポスドクターが対象となっています。
奨学金の内容は学費、生活費、往復の旅費と基本的な費用がセットとなっており、奨学金の返済の必要もなく、留学後の進路の条件も無し。 留学期間は1年または2年。
公益社団法人 日本中国友好協会
日中友好協会が窓口となった中国政府の奨学金制度です。 1974年に設立されてから2014年までに約650名の日本人留学生に奨学金を給付しています。
ヤマハ音楽支援制度
中国の音楽系の大学へ留学を希望されているかたに朗報です。 作曲家や演奏家を目指して、海外留学を希望している人を対象とした奨学金制度です。 選考は書類選考及び実技試験となります。最長3年間の留学期間があり、月額10万円の奨学金。
伊藤国際教育交流財団
海外の大学の修士課程に留学する学生が対象となります。 伊藤国際教育高留学財団の奨学金の内容は生活費、学費、往復旅費。支給期間は2年以内。 生活費はアジアへの留学はプログラムBとなり、1500~2000ドル相当の日本円となります。 学費は300円以内、往復の旅費は実費。
孔子学院奨学金
孔子学院奨学金は中国の孔子学院総部が外国人学生の中国文化に対する理解の促進を目的に設けられた制度です。 「半年または一年の語学留学」を対象とするものと、「国際中国語教育専攻の修士課程学生を対象とする2年留学」の2種類があります。
北京市の孔子学院奨学金の対象大学
- 北京大学
- 中国人民大学
- 清華大学
- 北京師範大学
- 北京外国語大学
- 北京語言大学
- 中国伝媒大学
- 中央民族大学
- 対外経済貿易大学
- 北京交通大学
- 北京体育大学
- 北京航空航天大学
- 華北電力大学
- 中央広播電視大学
- 北京石油大学
- 首都師範大学
- 首都経済貿易大学
- 北京連合大学
- 北京工業大学
- 北京第二外国語学院
上海市の孔子学院奨学金の対象大学
- 復旦大学
- 上海交通大学
- 上海対外貿易学院
- 上海大学
- 上海外国語大学
- 上海師範大学
- 同済大学
- 華東師範大学
※奨学金対象の大学は毎年異なります。
申請の窓口
ほとんどの孔子学院では、設置されている大学の以外の学生でも国語を学習できるようです。 その場合、通っている孔子学院を通して奨学金の申請ができます。
孔子学院奨学金の申請窓口が置かれている日本の大学
- 立命館大学 孔子学院
- 立命館アジア太平洋大学 孔子学院
- 札幌大学 孔子学院
- 大阪産業大学 孔子学院
- 岡山商科大学 孔子学院
- 早稲田医学 孔子学院
- 工学院大学
- 福山大学 孔子学院
- 関西外国語大学 孔子学院
※各大学の孔子学院が推薦する奨学生の選考を行いますが、最終的な留学決定は受入大学が行いますので、希望する大学へ留学できない場合もあります。