第10回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.10
☆毎月1回配信☆
2005/02/28
皆さん、ご存知でしょうか?現在、中国では、空前的な英語ブームになっています。その理由はもちろん、 2008年の北京五輪と大きな関係がある一方、経済高度成長の中国で、英語は就職上「挙足軽重」の地位になってきています。今回は、このような中国の英語ブーム、そして、英語、中国語、専門知識を活かして中国 でチャレンジしている若者たちの物語を、皆さんにご紹介します。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ~ 中国の英語ブーム ~
- 「光輝歳月」 ~ 英語、中国語&IT知識を活かして上海でチャレンジ ~
- 「我的故事」 ~ すべては一本のビデオから ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ すべては一本のビデオから ~
経済高度成長の中国に、世界中からチャンスを求めて人と金が殺到しています。そして、このような可能 性に満ちた中国で、最近、英語は成功のための必須ツールです。今回、中国の若者が英語に取り組む 姿勢を一緒に見てましょう。
休みの日に英語学習
最近、中国では、休みの日を利用して、英会話教室に通う若い女性が増えています。
上海のある英語教室では、日曜日も通常通りに授業を行っており、視聴覚教室ではほとんど空席がないほどでした。ある若い女性は「普段は仕事が忙しくて、授業に出られないこともあるので、この休み中にその分の補習に出るの。仕事の圧力は大きいけれど、こうやって充電することで安心感が得られる」と語っていました。
「豆知識」 中国の最大の民間総合外国語学校
「新東方教育集団」は中国最大の民間外国語学校です。その前身は北京新東方学校で、1993年に創立されました。創立以来9年、生徒は延100万人、2001年だけでも25万人の卒業生を輩出しています。
生きた英語を上手に学ぶ
中国では、英会話学校に通う以外に、独学で学習している若者も多いようです。
映画やドラマのDVDを活用する人も多く、一枚10数元という価格の低さが利点です。アメリカのテレビドラマは上海でも大人気。実際に外国人と話す機会は限られている中国だが、「楽しみながら生きた英語を学べる」というのは一般的です。
「豆知識」中国で最も重視されている英語試験
中国で最も重視されている英語試験はTOEFLです。2004年に上海財経大学の趙政さん(女性)は満点677点、作文6点という成績で、全世界の1位を取りました。
今後の中国での就職も英語は必須
現在、中国現地に進出している日系企業の人材募集の条件では、「英語必須」と書かれているのは少なくありません。それは、日系企業でも販売先が欧米系になっているからです。
そして日系企業でも、普段の仕事の中で、ビジネス文章はすべて英語というケースや、会話も含めて、社内の公用語にする企業も少なくありません。現在、日系企業に勤めている中国の女性スタッフは日本語以外に、同時に英語も流暢に話せる方もたくさんいます。
2 「光輝歳月」 ~ 英語、中国語&IT知識を活かして、上海でチャレンジ ~
立花尚子さんのプロフィール
大学: The University Of Queensland( Australia ) 3年生
専攻: Information Technology(IT) &Chinese
参加コース: ビジネスインターンシップ一ヶ月 短期
期待にあふれる出発前
大学の関係で、私が今回インターンシップに応募したのは出発から約20日前のぎりぎりでした。大学で中国語とITを専攻しているのでずっと中国に行きたいという希望が強く、最初は短期留学をしようかと考えていましたが、1ヶ月だけなので、授業で他の生徒たちと学ぶより、実際中国の企業に入って中国人の方と触れ合う方が効率的と思い、インターンシップを選びました。しかもIT企業だとITの事も学べるので、一石二鳥でした。出発前に中国語の本などを買って、やる気は十分あったものの、出発までの時間があまり無く、結局あわてて出発することに・・・。
しかし挨拶用語などはきちんとマスターしていたので始めてお会いする方には失礼なく挨拶できました。
始めての中国
今回中国にいくのは初めてでしたが、昔のイメージとちがって、上海はまさに東洋のニューヨーク。 ビルの多さと、洗練された町の雰囲気にはとても驚きました。こんなところで働けるなんてとても幸せ だと働く前からはしゃいでいました。出社初日はとても緊張しましが、みなさん暖かく迎えてくださり、 直ぐに会社に溶け込むことが出来ました。宿泊先の方も皆さん親切で困った事はひとつもなかった です。
仕事内容
最初に与えられた仕事はソフトウェアの詳細設計書を書くことでした。
会社の現場では皆さんとても忙しく、声をかけられるのを待っているのではいつまでも放っておかれます。ですから自分で積極的に質問することを心がけながら仕事に取り組み、またこの仕事を通じて製品の理解を深めることができ非常に参考になりました。夕方6時から1時間日本語教室を開き、社員の方と触れ合う良い機会にもなりました。皆さんとても勉強熱心で、教える側からして授業がしやすかったです。
「会社の忘年会で社員旅行に参加
たまたま私が行った時期が中国の春節の前で、日本への帰国3日前に会社の社員旅行で杭州まで行きました。上海と杭州の社員全員約150人が集まり、合同で開かれた忘年会はとても面白かったです。日ごろ真面目で緊迫している職場の風景と違って、パーティーや食事会は笑いにあふれていました。日本に帰る前に一番いい思い出ができて良かったです。
将来の夢を再確認
短い期間でしたが中国語もかなり上達し、又このインターンシップを通じて色々なことを学びました。そして何より大切なのはこれから就職活動を始めるにあたって度胸がついた事と、今まで何のために就職するのか、どのような仕事に就きたいのかがはっきりしていなかったのが明確になり、又新しい目標を見出すことができたことです。大学卒業まで後1年間、少しでも夢に近づけるよう日々努力を重ねたいと思います。
3. 「我的故事」~ すべては一本のビデオから ~
唐島志扶 さん
高校:英国留学
大学の専攻:英米文学科
職歴:ホテル
参加コース:ホテルインターンシップ
アジアへの関心のきっかけ
中学一年間、そして高校と英国に留学していた私は、日本と深い関係のあるアジアには全く関心がなかった。お金が貯まるとヨーロッパ、東南アジアなど、旅行三昧だったが、隣国に関しては考えた事すらなかった。そして三年前、職場の同僚から手渡された一本の日韓共同制作ドラマ、"フレンズ"。
韓国語を学んでいた彼女は、私にどうしてもアジアの良さを解ってもらいたかったらしい。
渋々借りて観たのを覚えている。しかしそれが、アジアに興味を抱き始めたきっかけとなるとは予想もしていなかった。その後、韓国語を勉強し、少しずつではあるが、読み書きが出来るようになった。
私のアジアへの関心はその時、ピークに達していたと思う。
中国就職に至るまで
トリリンガルが当たり前になりつつある現代、どうしても、英語以外にもう一ヶ国語習得したかった。借りたドラマの影響で、韓国語に魅せられたので、韓国語を使ってその地で働きたいと思い、まずは大学探しにソウルへ。しかし、日本語を流暢に話す韓国人が多い為、日本人の就職率は低く、困難だとわかった。残念ながらビジネスフィールドとして適さない国だった。そして、次なる国といえば中国。
今日、中国の話題のない新聞はない。世界共通語、"英語"と、世界一人口の多い国の言葉、"中国語"、両方が話せるとこれから強いと思った。北京オリンピック、上海万博など大きなイベントを控え、まさに成長国だ。
"まだ、間に合うかもしれない" そう思い、中国に自分のフィールドを置こうと決心したのが2004年2月。その後、CIPのホテルインターンを知り、早速面接。
今までと同じ業界であった為か、幸運にも、ホテルの営業のポジションを獲得した。大学卒業後二年間のホテルフロント勤務は私の接客の基盤。営業職は未経験。
しかし、考えてみると、歩んできた人生が"営業"そのもので、ベースは人と人。人間同士の信頼関係が基本であるから、今までの人との関わり合いや、アルバイト、ホテルでの経験で培った事を上手く応用し、新分野にチャレンジできそうだと確信した。
私のホテル業経験
ホテル業は一階級上の接客基礎を身につける場と思う。人と関わっていく中で、周りと同じでは戦っていけない。その為にはより美しく、いい質を、そして、より温かいサービス心をホテル業界で学び、自分なりに取り入れる事でこれからの社会で生き残ることが出来るのではないかと思い今迄働いてきた。このホテルインターンで、トップレベルの接客、中国文化と言葉、営業と素晴らしい要素に囲まれ仕事出来る事に感謝したい。
将来のビジョン
いずれは映画関係の仕事に就きたいと考えている。それではなぜホテル?
と疑問を抱くかもしれないが私にとって映画は、レメディなのだ。
どんな情況であっても、少なくともその二時間は現実逃避ができる。様々な感情から解放されるその数時間にどんなに癒されてきたかわからない。映像を通して少しでも幸せな気持ちになれる人がいればと思い、この業界を自分のビジョンに頭に置いている。そして映像や、これから中国内で行われる様々なイベントを通し、今の日韓関係の様に中国と日本がより近い存在になればとも考えている。
日中間にある溝を少しでも埋められる一人になれたらと思い、これからこの夢に向かって大きく成長していきたい。
4. 編集後記
今回もCIPのメルマガをお読み下さって、ありがとうございました。
将来のビジョンを持って、インターンシップに参加された方の物語、いかがでしたか?
日本では、英語ができるのは当たり前、その上プラスαの語学力がなければ・・・という時代になっています。今回は、中国でも近い将来の世界的なイベントや将来の世界における中国を見据えての英語ブームのお話を紹介させていただきました。 よろしければ、皆様の将来のビジョンについてのお話などお聞かせ願えればと思います。
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