第104回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.104
☆毎月1回配信☆
2012/12/28 FRI
いよいよ2012年も残りわずかとなりましたね。
皆様、年末年始はいかがお過ごしでしょうか。
中国語学習に限らず、語学を身につけるを上で欠かせないもの、それは「辞書・辞典」です。
文法を理解できたところで、単語がわからなければ話すことはおろか、
文章の正確な意味すらわかりませんよね。
今月は中国語を学ぶ上で、必ず一度は目にするであろう
『新華字典』について考えてみたいと思います。
また、上海の語学留学でスキルアップを目指した榊原さん。
身に付けた中国語を活かし、ホテルインターンにチャレンジし、
自力で新しい道を切り開いた彼女の体験談をご覧ください。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ~ 『新華字典』 その歴史と特徴を探って ~
- 「光輝歳月」 ~ 「中国語を使って働けるのがとても楽しみ」 榊原朱梨さん ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ 新華字典』 その歴史と特徴を探って ~
『新華字典』は、中国で発行されている最もスタンダードな国語辞典です。
一家に必ず一冊はあると言っても過言ではないほど普及している辞典です。
今回はこの『新華字典』の悠久な歴史と色褪せない特徴についてご紹介いたします。
『新華字典』の歴史
中国において、小学校に入学する時にまず購入するものが『新華字典』です。
中国人にとって『新華字典』は小さいころから馴染みのあるものであり、
なにか調べ物をするときに頼りになる存在でもあります。
1953年に初版が発行され、当時はページごとに動物や植物、農業や工業の機械などの挿絵があり、
今でも人々に懐かしさを感じさせてくれます。
書物や紙が貴重だった時代において、『新華字典』はまさに小さな百科事典として重宝されていました。
『新華字典』は、初版発行以来50年以上にわたり繰り返し改訂・発行されてきました。(最新は第11版)
改訂するごとに百名以上の専門家や学者たちが集まり、数十回の議論を行うことで、
常に最新の情報を記載してきました。
現在は既に200回以上の発行回数を誇り、発行回数・発行量ともに世界一の辞典となっています。
【豆知識】 ~世界一の発行量を誇る大事典~
『新華字典』の発行総数は4億冊以上!
世界中の辞書の中で、圧倒的な発行量を誇ります。
発行部数は、1回あたり50~数百万冊。
現在に至るまで200回以上の印刷を繰り返している、世界に誇る大ベストセラーなのです。
時代と共に進化し続ける『新華字典』
50年の歳月を経て『新華字典』は言語や文字の変化だけではなく、その時代の特徴も表しています。
約5年に一度の改訂時には、その時代の特徴がハッキリと表れているので、
『新華字典』を見れば中国55年の変遷を垣間見ることができると言われています。
例えば、6、70年代の『新華字典』には、「~主義」とか「~思想」という語彙が特に多く、
8、90年代には経済や法律、技術に関する語彙が多く収録されました。
90年代以降は、「生産隊(人民公社の定めた管理体制のこと)」など日常生活で使わない単語を削除し、
「克隆(クローン)」、「互聯网(インターネット)」、「盗版(海賊版)」、「黑客(ハッカー)」など
100個以上の新語を追加しています。
2011年7月に出版された『新華字典』第11版では、さらに漢字の新たな意味も追加されています。
例えば、「門」という漢字の語源は日本語と同じく「ドア」という意味ですが、
最近はインターネット上などで、「事件(特にマイナスの意味で)」という意味で使うことがあります。
例えば、「学歴門」や「考試門」、「舞弊門」という単語などがそれにあたります。
本来の「ドア」とは全く異なる使い方ではありますが、『新華字典』にはこのような新語に対する
解説もきちんと記載されているのです。
また、最近社会的に話題となっている「房奴(長期ローンを組んで不動産を購入した人)」
「晒隠私/晒秘密(インターネット上などで自分のプライバシーを曝け出すこと、またそのような人)」などの
インターネット上での流行語なども収録されています。
【豆知識】 ~誰でも買えるような価格帯~
『新華字典』の価格はいつの時代も他の辞典より安価に設定されています。
目安としては、おおよそ500gの豚肉と同じ価格です。
1957年には1元、1998年には11元、2004年には12.5元でした。
『新華字典』は他の辞典と比べて安価なのですが、
これは以前に周恩来総理がコストダウンするように提案したからだと言われています。
貧しい子ども達でも『新華字典』を買えるようにという中国政府の優しい想いが込められているからこそ、
ここまで多くの人に愛される辞典へと成長できたのです。
「良師益友」となる貴重な存在
中国語を勉強する時に、一冊の使いやすい良い辞典に巡り合うということは、 「良師益友(良き教師であり
助けになる友人)」と出会うことと同じくらい大切なことです。 みなさんもチャンスがあれば、是非『新華字典』
をめくってみてください。 きっと何か新しい発見があると思いますよ。
2. 「光輝歳月」 ~ 卒業生からのメッセージ 榊原朱梨さん ~
榊原朱梨さん
上海の語学留学でスキルアップを目指した榊原さん。 身に付けた中国語を活かし、
ホテルインターンにチャレンジし、 自力で新しい道を切り開いた彼女の体験談をご覧ください。
Q1:CIP強化集中コースにチャレンジしようと思ったきっかけは?
私は大学一年のとき、第二外国語として中国語を勉強したことがあったのですが、
発音も文法も中途半端で中国人と会話ができるようなレベルではありませんでした。
しかし、せっかくならしっかり中国語をマスターして就職に役立てたいと思い上海でCIP短期集中留学コースの
初級コースを受講することに決めました。
Q2:ご自身で工夫した中国語の学習方法はありますか?
中国語は発音と声調が最も重要で、最も難しい部分でもあるので、
最初から気を抜かず、しっかり発音・声調の基本を学びました。
一番初めに習う発音をおざなりにしたら、その後に単語やセンテンスを覚えて自分の中では
完璧にしたつもりでも、ネイティブの人たちに理解してもらえないこともあります。
特に中国語の場合は、発音と声調がとても重要で、声調が違うだけで単語の意味が
全く違うものになるので、声調は確実に一つずつ覚えていくよう努力しました。
Q3:今回の留学で中国語の上達を実感できましたか?
先生たちは本当にまじめで優しく、熱心な方たちばかりで、
わからないところがあれば、丁寧にわかりやすく教えてくれました。
そのおかげで、4ヶ月という短い期間でしたが今では中国人と普通に
コミュニケーションがとれるようになり、外資系ホテルでの面接にも
合格することができました!
上海に来たばかりのときには何もしゃべれなかったので、
本当に信じられません。
Q4:今、留学を検討している人たちに一言お願いします。
留学する前は、たった4ヶ月でしゃべれるようになるのかと心配もありましたが、
今ではこのコースを受講できて良かったと心から思います。
もし私と同じように中国語をマスターしたいと考えている方がいるのなら、
この強化集中コースをお勧めしたいです。
3. 編集後記
本当に私事ですが、毎年元旦に新年の抱負をスケジュール帳に書くようにしています。
ちなみに2012年は「素直に、自分の気持ちに正直なる。」でした。
さて、2013年は何を書こうか…
みなさんも1年の抱負を書きだして、新年を心地よく迎えてみてはいかがでしょうか。
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