第109回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.109
☆毎月1回配信☆
2013/ 5/31 FRI
大家好!日本の多くの地域では例年より早い5月末の梅雨入りとなりましたね。
中国では、6月に入るとまず子供の日である「国際児童節」の祝日がやってきます。
日本の子供の日とは少し異なったこの祝日について、今回は中国各世代の
「子供時代の遊び」と絡めてご紹介いたします。
あわせて、北京の大学で開講している強化集中コースで留学された
岩子さんの体験談もご覧下さい。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ~ 時代と共に変化する子供の遊び文化 ~
- 「光輝歳月」 ~ 「多国籍企業で感じた中国語の重要性」留学体験談 ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ 代と共に変化する子供の遊び文化 ~
6月1日は中国では子供の日にあたります。
厳密には中国だけでなく、この6月1日は「国際子供の日(国際児童節)」と
定められていて、世界各国で学校が休校になったり、子供にプレゼントを贈ったりする
特別な日として知られているようです。
では、中国で子供の日はどのように祝われるのでしょうか。
また、中国の各世代の子供たちはどのような遊びや文化に育まれてきたのか、という
点についても一緒に見てみましょう。
中国の「6・1児童節」とは?
1949年、中華人民共和国成立と同年に、中国では6月1日が「児童節」として
制定されました。
日本では端午の節句として男の子の成長をお祝いしますが、中国では14歳以下の
子供を主役に、さながらクリスマスのように高価なプレゼントを贈ったり、家族で
行楽地へ遊びに出かけたりするようです。
また、学校も休暇となり、幼稚園や学校、また各地域で様々な子供向けイベントが催されるとか。
最新の調査によると、2013年の児童節に両親から子供へ贈られるプレゼントの平均価格は
500元(日本円で約8,000円)前後。北京の平均月収の8分の1程度の価格の
プレゼントを買うわけですから、両親にとってはなかなかの出費と言えるのではないでしょうか。
また、学校や地域では縁日のようなイベントをおこなったり、歌やダンスのステージを
用意したりと、さまざまな趣向を凝らして子供たちを歓待します。
さて、経済が急速に発展している中国では、子供たちの遊び文化も時代にともなって
大きく変化しています。
ここで、直近30~40年間の中国の子供たちの遊びについて、一緒に振り返ってみましょう。
自然と触れ合って遊ぶ70年代の子供たち
1970年代の子供たちの特徴は、一言でいうと「自然と触れ合い、人と触れ合った世代」。
この時代の子供たちの遊びと言えば、もっぱら屋外で数人の子供たちが寄り集まって
仲良く遊ぶ、というものでした。
日本でもお馴染みの「ゴム飛び(跳橡皮筋)」や「石蹴り、ケンパ(跳格格)」、男の子なら
「ビー玉(打弹子)」「めんこ(拍画片)」などが人気の遊び。
中国に子供のおやつが登場したのもこの頃で、人気があったのはアイスキャンディーや
飴玉。休日には、両親から買ってもらうポップコーンが一番の楽しみでした。
ファミコンに夢中になる80年代の子供たち
1980年代に入ると、ゲームやアニメの登場に伴い、子供たちの遊び場は少しインドアになります。
この世代が懐かしがる遊びとしては、まだまだ「おままごと(过家家)」や「ハンカチ
落とし(丢手绢)」、「目隠し鬼(捉迷藏)」など集団の外遊びが見られるのですが、同時に
任天堂のファミコンやテトリスなどテレビゲームの登場、また、一休さんやトランスフォーマー
など、日本アニメなどがあまりタイムラグなく入ってきて、子供たちの遊びの場が
徐々に室内へと移ってきた時期でもあります。
ITメディアと切り離せない90年代以降の子供たち
1990年代以降の子供たちは、ITメディアの発達に伴ってより独立した存在となり、
また同時にきびしい競争のもとで育つことになりました。
素朴な外遊びを見かける機会は減り、テレビゲームの隆盛、インターネットやタブレット
端末の登場で、子供たちはバーチャルリアリティの世界により親しむようになっていきます。
また、子供が習い事に通うのが一般化したのもこの世代の特徴です。
ピアノやダンス、チェスに絵画・・・子供たちの「特技」が増える一方、子供時代特有の
楽しい時間は徐々に減っていったとも言えます。
人口が多く激しい競争社会にある中国において、「遊び」と「勉強」をバランスよく
両立させる事は、現代社会の子供たちにとっての大きな課題となっているようですね。
現代社会の中でどうすれば子供が人生を楽しみ、まっすぐに育ってくれるのか、
と頭を悩ませているのは、世界共通の親心かもしれません。
児童節にプレゼントを選ぶ中国の両親も、クリスマスプレゼントを選ぶ日本の両親も、
思い浮かべているのは同じ、子供の心からの笑顔なのでしょう。
2. 「光輝歳月」 ~ 「多国籍企業で感じた中国語の重要性」 ~
岩子泰生さん
昨年CIP北京中央民族大学 秋コースに参加した岩子さん。
岩子さんの「体験談」を聞いてみましょう!
多国籍企業で感じた中国語の重要性
私は日本の理系の大学院を卒業し、その後は米系の多国籍企業で技術系の
仕事をしていました。そこで見たのが、中国市場が想像以上の速度で重要性を増して
きているという事実でした。優秀な人材を多く輩出しているだけでなく、巨大なマーケット
としても注目されていました。
そこで、次なる目標のためにも、激動の中国を肌で感じるためにも、CIP短期強化
集中コースに参加することを決めました。
短期間で難関HSK6級を達成
外国語は英語学習を経てある程度自信がついていたことと、高校・大学の第二外国語が
中国語だったことをふまえて、CIPご担当者と相談した結果、北京中央民族大学4ヶ月
秋コースの後半から2ヶ月だけ編入することになりました。
ただし事前の1ヶ月は仕事をこなしながらインターネットテレビ通話で補講を受けると
いう条件付きでした。おかげで、現地に行ってからもハイレベルなクラスについて
いく事ができました。
また、課外活動として結婚博覧会を見学してレポートにまとめて授業で発表したり、
大学内の演説研究会に自分から入会し、留学生として中国語の発表をさせて
もらったりなど、アウトプットの機会を積極的に作りました。
帰国後も学習を続け、留学前は中検3級不合格だった自分が、今年3月難関
HSK6級になんと7割以上の点数で合格することができました。今では、知り合う
中国人の方に留学期間が2ヶ月だったというと、学習の努力を褒めていただける
ほどになりました。
1人では上達のスピードに限界があります。こうした成果は、CIPの経験豊富な
講師や職員の方々のサポートがあって初めて達成できたことです。
今後の目標
これからも日中ビジネスを良く知るために、中国の様々な都市に行き、中国人の
視点の多様性を少しずつ理解していきたいと思っています。
また、家族が海外のお客様に日本の技術を活かした製品を提供するビジネスを
しているので、近い将来には、より幅広いお客様のニーズに合った製品を開発し、
家業がより発展の軌道に乗ることのできるよう、学んだことを実践的に使っていきます。
後輩たちへのアドバイス
これから中国語の学習を始める方には、自分で成長の限界を設定せず、大きな
目標を掲げ、そこに向かい努力するプロセスを楽しんでいただきたいです。
同じ漢字圏の日本人にとって中国語学習は一日の長がありますから。日本人に
特有の引っ込み思案を捨て、現地に身を置いて日々挑戦することで、新しい世界が
必ず広がってきます。
3. 編集後記
各世代の中国の子供たちの遊びをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
ゴム飛びやハンカチ落としなど、「懐かしいな~!」と思われた方も多かったのでは?
両国の遊びに細かい違いがある点や、中国特有の遊びについてもまた興味深いところですが、
中国人と知り合った機会に、自分たちの子供時代がどんな風だったかを語り合うと、
意外な共通点が見つかって非常に面白いのではないでしょうか。
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