第110回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.110

☆毎月1回配信☆

2013/6/30 SUN

大家好! 7月に入り、これから夏本番ですね。 今月のメルマガでは、中国文化と雨の関わりについてご紹介します。 中国では「雨」はポジティブにとらえられています。 また、中国文学では、雨に関連する作品も数多くあります。 今回は、「中国文化と雨」をテーマに、いろいろと見ていきましょう。 また、2004年、中国で短期インターンを体験した平善之さんの体験談もご紹介します。 平さんは現在世界中を飛び回る商社マンとなりました。彼からのメッセージもあわせてご覧ください。

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  1. 「中国風聞帖」  ~ 雨を尊び、雨に育まれた中国文化 ~
  2. 「光輝歳月」   ~ インターンで変わった私 ~
  3. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖」   ~ 雨を尊び、雨に育まれた中国文化 ~

「雨」という単語で真っ先に思い浮かぶのはどんなイメージですか? 雨という言葉がどんなイメージを喚起するかは個人のライフスタイルにもよりますが、 それぞれの国の文化によっても大きく左右されるようです。 中国において、雨は一般的にポジティブなイメージを伴った存在です。

雨を「喜び」ととらえる中国文化

中国人が雨に対してポジティブな印象を持つのは、本来、中国の国土の約半分が 乾燥地帯であることと深い関係があります。 乾燥地帯で暮らす民族にとっては、雨というのはまさしく「天からの恵み」。 世界の地域に目を向けてみても、ヨーロッパや日本など比較的湿潤で雨の多い 地域において、雨は比較的ネガティブなイメージとして捉えられていますが、 中国やアフリカなど乾燥地帯では楽しく、喜ばしいものとして捉える傾向があります。

中国人にとっての雨の重要性がわかるものとして、このような詩があります。 「久旱逢甘雨,他郷遇故知,洞房華燭夜,金榜掛名時」(長い旱ばつの後に慈雨が降る、 異郷で知人に逢う、新婚の寝室に華燭を灯す、科挙の合格発表に名前が載る) これは中国で広く知られている宋の詩人・汪洙の詩で、人生最大の4つの喜びを表現した 「四喜詩」ですが、ここでも「日照りのあとの雨」こそが最も幸せなものである、 と詠われているのが印象的ですね。

雨乞いの歴史から見る「中国文化と雨」

歴史的にどの国においても農耕を左右する雨は国の重大事と考えられており、 干ばつが起こると雨乞いが行うわれてきたようです。 乾燥地帯の多い中国においても雨乞いの歴史は古く、干ばつによる社会の混乱を 未然に防ぐため、皇帝によって頻繁に雨乞いの儀式がとり行われて来ました。 雨乞いが行われていた歴史的な証拠は、なんと古く殷の時代(紀元前17世紀ごろ) の遺跡から発見されています。 殷の時代と言えば甲骨文字が有名ですが、その甲骨にすでに雨を降らせるための 呪文が刻まれていたとか。 農耕、ひいては命の源である雨に対する、古代人の畏敬が感じられます。

 

雨に育まれた中国の文学

中国で雨が歓迎されるのは、農耕との関わりにおいてだけではありません。 中国人にとって、雨は万物を浄化してくれるもの、またリラックスできて心身ともに 健康を もたらす自然の音として歓迎されており、古くから多くの詩や創作のモチーフと なってきました。 例えば雨と自然を読んだ詩として、唐代の詩人・王維の「山居秋暝(山の住まいの 秋の夕暮れ)」 が有名です。 「空山新雨後 天気晩来秋(人けのない山に、新たに雨が降った後、天気は 夕暮れになるとすっかり秋の気配。)」

・・・この出だしを見るだけで、雨にすっきりと洗われた、秋の山の清浄な空気感が 伝わってきますね。

雨は文学だけでなく、ことわざや四字成語などの形で、中国の生活の中にも頻繁に 登場します。 「春雨貴如油(春に降る雨は油のように貴重である)」。 これは中国人なら子供でも知っている、非常に有名なことわざです。

 

厳しい環境にあるからこそ愛される雨

中国、特に北部や中西部の乾燥地帯では、地理的な要因や人口増加などの原因で、 慢性的な水不足に悩まされてきたという長い歴史があります。 このような厳しい自然環境の中にあるからこそ、文化の面において中国は古くから 雨を愛で、尊び、多くの美しい詩や文化を生み出してきたのかもしれませんね。

2. 「光輝歳月」  ~ 「多国 ~

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岩さん

昨年CIP

 

多国籍企

私は日本の理系の大

 

短期間で難

外国語は英語学。

今後の目標

これからも

 

後輩たちへのアドバイス

これから中国語

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3. 編集後記

各世代の中

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