第112回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.112
☆毎月1回配信☆
2013/09/07 Sat
大家好! 夏も終わりですね。 これから訪れる秋は過ごしやすい気候で体も頭もコンディションが上がります。まさに“学問の秋”ですね。 今月の「中国風間帖」は“色”がテーマ。 色のイメージはその国の文化から大きな影響を受けています。中国の人々は何色が好きで、各色に対してどんなイメージを持っているのでしょうか。 体験談では上海集中コースに参加した鈴木さんのレポートをご覧下さい。短期間で見事HSK5級取得という目標を達成できました。
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- 「中国風聞帖」 ~ 中国人がイメージする色の世界 ~
- 「光輝歳月」 ~ 本気の留学でHSK合格の目標達成! 上海集中コース ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ 中国人がイメージする色の世界 ~
好きな色や各色のイメージは国によってそれぞれですよね。中国の人々はどんな色が好きで、それぞれの色に 対してどんなイメージを持っているのでしょうか。色のイメージの奥に広がる文化的背景を読み取りながら見て いきましょう。
中国のシンボルカラー「紅色」
「何色が好きですか?」 生まれ育った環境や文化、身に付いた風習、個人の嗜好によってその答えはまさに十人十色ですが、国や地域によって傾向がありますよね。中国の人々にこの質問を問いかけると一番多く返ってくる答えが、「赤色」―――中国語で「紅色(hong se)」です。
大多数の人々に支持されるように、中国の国旗は地色に紅色を使用し、スポーツの国際大会では紅色のユニホームを着用するなど、中国を代表するナショナルカラーと認識されています。街中でも、通行人の服装から商店に掲げられた看板・広告まで、紅色で溢れています。 その紅色が含む意味合いは日本よりもはるかに広範囲にわたり、生命、情熱、躍動、興隆、権威、歓喜、吉祥、浪漫など実に多様で、そのほとんどがプラスのイメージでとらえられています。
特に喜びは紅色で表現することが習わしなので、結婚式などのお祝い事に紅色はかかせません。新郎新婦の衣装から式場の装飾、招待状、さらには新居の布団まで、目に映るのは紅色ばかり。ご祝儀も紅色の封筒に入れて渡すことから「紅包」と呼ばれています。中国最大のイベントである旧正月「春節」でも街が紅色で染まります。家の室内や門なども紅色で装飾し、鳴らす爆竹ももちろん紅色。このように、中国ではおめでたい場面にはいつも紅色が映っているのです。
色とりどりのイメージ
中国人が親しみを持つ色は他にもあり、オレンジ色、黄色、紫色などの暖色系も好まれます。従来良いイメージではなかった黒色、白色も近年は支持を集めてきています。金色も人気の色で、日本人はそもそも身近に感じない色なので、そこは国柄を感じますね。では他の色のイメージも見ていきましょう。
国旗に使用されている黄色も中国では好まれる色で、皇帝の象徴、荘厳、光明などのイメージを持ちます。ただ、黄色には注意が必要です。“黄了”には“ダメになった、つぶれた、別れた”などの意味があるので、おめでたい席での贈り物では避けられています。もう一点、黄色にはポルノのイメージがあり、“黄色小説”は“ピンク小説”、“黄色映画”は“ポルノ映画”という意味になります。近年、政府は“掃黄(「黄」を一掃する)”活動に取り組み、ポルノの取り締まりを強化しています。
黒色は日本ではクールや強さを表現する一方、闇や暗さも連想させますよね。中国では後者の印象が強く、黒社会(闇社会)、黒?(犯罪組織)、黒心(悪心、腹黒い)、など黒を用いた表現がたくさんあります。しかし近年は、都会を中心に黒を取り入れたファッションが流行ってきているなど、意識の変化が芽生え始めています。
日本人が抱くイメージと一番かけ離れているのがおそらく白色でしょう。日本では白色は、染まっていない、純潔、清純などを連想させ、好まれる色の一つでありますが、中国では違います。白色は中国では葬儀に用いられる色で、不吉なことを彷彿させます。親族の喪服や式場の装飾は白色を基調としており、中国語でお葬式のことを「白事」と呼び、赤のおめでたいことと対比して冠婚葬祭のことを「紅白喜事」といいます。
■豆知識■ウエディングカラー 意識の変化
白色は葬儀の色という文化の中国人にとって、白色を基調とした西洋スタイルの結婚式には抵抗がありました。しかし近年、時代の変化とともに欧米の文化も取り入れるようになり、今ではウエディングドレスなど白色で演出した洋式スタイルが主流となってきました。それでもお色直しは赤色のドレスや伝統的な唐装にしたり、新郎のネクタイは赤色と決まっていたり、喜び=赤の意識は今も忘れられていません。
好きな色から分かる性格
血液型や星座で性格を分析するように、中国では“色”でも人柄の傾向を分類します。例えば、紅色が好きな人は情熱的で好奇心旺盛、向上心があり商売上手だけど、短気で怒りやすいと言われています。逆に紅色が嫌いな人は、恋愛では相手に強引に踏み込まれることが苦手ですが、実は愛情を渇望していたりするそうです。
また一説によると、夢で黄色い服の人が出てきたら良い人に巡り合えることを暗示し、緑の草原なら転機の兆しなので転職や新しい物事を始めるチャンスだとも言われています。このように、中国では色が持つ力が人間関係や実生活に影響を与える一方で、性格や心情なども色を用いて表現し、人々の暮らしと相互に作用しているようです。
他の文化圏同様、中国の人々も自然界や社会生活の中で独自の色のイメージを確立してきました。普段から特別な場面まで様々なシーンに色を取り入れており、色の世界はもはやその文化から切り離すことはできません。言い換えれば、色の世界はその文化を読み解く手がかりともなるのではないでしょうか。
2. 「光輝歳月」 ~ 本気の留学でHSK合格の目標達成! 上海集中コース ~
鈴木貴之さん
上海で4ヶ月のCIP集中コースに参加した鈴木さん。HSK5級取得という目標を 掲げて渡航し、強い意志と努力で見事合格できました。
Q:中国で留学をしようと思ったきっかけは何ですか?
以前、中国を一人旅した際に中国人向けのツアーに参加したことがありました。 その時現地の人々はみんな私に興味を示してくれ、中国の文化を教えてくれたり、果物やお菓子をくれたり、 上着を貸してくれたりと、まるで我が子のように親切に接してくれました。この経験を通じて、中国人のことを もっと知りたいと思うようになりました。
Q:中国語の学習で難しかったこと、楽しかったことはなんですか?
中国語を勉強していて最も難しいと感じたのは発音でした。ペーパーテストと違い、自分で間違いに気付くことは難しいです。そこでクラスメートたちと間違った発音を訂正し合うことで、自分の弱点に気付き正しい発音で話せるようになりました。 逆に楽しいと感じたのは、中国人とスムーズに会話できた時です。最初は会話が全くできませんでしたが、日々勉強していく中で、自分の言いたいことを中国人に理解してもらい、中国人が言ったことが理解できるようになりました。それにつれて自然と積極性も増すようになりました。
Q:短期間で見事HSK5級合格!その秘訣はなんですか?
本格的にHSKの勉強を始めたのは約1か月半前からでしたが、午後の授業で対策とコツを教えてもらい、単語、リスニングを中心に勉強し、作文は先生に添削してもらいました。 また、中国人と積極的に交流することも重要だと実感しました。授業では生活で使える中国語の文章を暗記したり要約したりと、インプットが中心です。しかし、実際に使ってアウトプットしない限りなかなか定着させることは難しいです。
Q:後輩たちへのアドバイスをお願いします!
HSK受験など目標を明確にして留学に臨んで下さい。留学後、私を含めHSKを受験した組としなかった組では大きな差がついたように感じました。また、試験に合格したことで達成感を味わうことができ、次は6級に合格したいという新たな意欲も湧いてきました。
★★鈴木さんの体験談は全文胸に響くような素晴らしい内容ですが、このメルマガでは一部を抜粋して掲載しております。続きはHPからご覧下さいね。★★
3. 編集後記
留学生活でHSK合格という結果を残せた鈴木さん。
漫然と留学するのではなく、目標を設定して臨むことで 成果は大きく変わってくるのですね。楽しいだけの留学で終わってしまうのか、本気で勉強に打ち込んで たくさんのことを吸収してくるかは、本当に自分次第です。鈴木さんのように留学の目標を設定し、達成さ せる強い意志と努力が大事ですね。
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