第2回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.2
☆毎月1回配信☆
2004/6/22
こんにちは!CIP広報担当です。
このCIPメルマガは、中国へのインターンシップに興味を持たれた方、中国語学習をされている方、
とにかく 中国が大好きなあなたへお届けしたいウェブ情報誌となっています。今月も見逃せませんよ!
"今"は忙し くても、ちょっとしたリラックスタイムに読んでみてくださいね!!!
それでは、 CIPメルマガvol.2 スタートです☆
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ~ インターンシップ生からの中国現地レポート ~
- 「我的故事」 ~ 現在インターン真っ最中! 中谷内さん ~
- 「好好学習・天天向上」 ~ 新出単語 ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ インターンシップ生からの中国現地レポート ~
こんにちは!
本日はここ上海より現地レポートをお伝えします!
6月に入り、日本ではすっかり梅雨のお天気ですが、ここ上海では連日30度ぐらいの暑さが続き、とにかく暑いです(^^;)。ですが、もっと熱い話題は中国全土での大学入試統一試験です。毎年6月7日・8日の2日間は入学試験の試験日でした。今年の入学志願者数は735万人にのぼり、募集人数の400万人を大幅超える志願者数となりました。そして大学入学者数が毎年増加している一方で、大学卒業者数も増えています。今年、280万人の大学生が卒業する予定です。多くの大学新卒者が都市部あるいは経済発展を続けている沿海地域での就職を希望しており、これが大学生の「就職難」をこれまで以上に深刻させているようです。
上海の大学生の就職事情
今年、上海の大学新卒者数は約10万人にのぼります。そのうち約50%の学生がまだ仕事が見つからない状態です。上海のある人材募集サイトでは、毎日約1万件以上の募集が掲載されていますのが、その中の多くの募集条件は高い英語能力やコミュニケーション能力が必要と記載されており、学生にとっては狭き門となっているようです。
上海の大学新卒者、その初任給は?
大学新卒者、その大半の初任給は1,000~2,500人民元です。ただ仕事の内容によって給料にも差があります。例えば、技術系の大卒初任給として1,500~3,000人民元が一般的ですが、中にが6,000~8,000人民元という人もいます。
そして、人気職種ランキング上位に入る企業の70%が高レベルの外国語能力を要求しています。つまり、1もしくは2ヶ国語の外国語ができると言う事が、就職する際にとても有利な条件となっています。
中国の大学生「就職人気ランキング!!」
1. 海爾集団 【中国最大、また世界の十大家電メーカーにも数えられる総合家電メーカー】
2. IBM
3. プロクター・アンド・ギャンブル
4. 中国移動(チャイナ・モバイル) 【中国携帯電話の最大手】
5. マイクロソフト
6. 聯想集団 【中国最大手PCメーカー】
7. 華為技術 【中国の通信設備最大手。今年の売上高は35億ドルに達する見込みだという。】
8. ゼネラル・エレクトリック
9. シーメンス
10 中国電信 【中国の通信最大手 】
・・・ 知ってるかな?? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
プロクター・アンド・ギャンブル → 宝潔公司
マイクロソフト → 微軟
ゼネラル・エレクトリック → 通用電器
シーメンス → 西門子
2. 「我的故事」 ~ 現在北京でビジネスインターン中 中谷内さん ~
中国が教えてくれた事 違いを楽しみ違いを活かす
中国を選んだ理由、よく人に聞かれます。私の答えはいつもこうです。「おもろいから」。
この時ばかりは、好んで関西弁を使います。
1998年大学入学時に外国語選択で英語を避けて中国語を選択しました。ちょうど中国の成長が新聞等で取り上げられだした頃でもありました。Windows95・98の発売で流行していたパソコンが自由に使えるとの理由で情報学部に行くことにしました。今ドキ好きな私のなんとも安易なスタートですが、この中国語と情報学は、今は私の仕事の大部分をしめています。
大学では、中国語も情報学もそこそこにのんびりと学生ライフなるものを楽しんでおりました。時間があったので、中国に短期留学に行くことにしました。他の国より留学金が安かったので中国を選んだのかもしれません。中国短期留学中、私の中国語がまともに通じた相手は日本人だけでした。単語力・発音力・聞き取り力すべてにおいてテスト前にしか勉強していないため、実際にはなんの役にも立ちません。水を買うだけでも「水・水・水」とノートに書いた単語を繰り返し店の前で復唱してから忘れないうちに急いで駆け込んだものです。その時感じた事が「おもろい」です。水を買うのにも一苦労。無事に買う事ができ水を片手に店から出てきた私の顔は、きっと満面にうれしさが溢れていたことでしょう。
日本で生活をしていると、なんとなく言葉が通じ、なんとなく勉強し、なんとなく遊んでいても何の不自由もありません。しかし、中国では"なんとなく"が通用しないのです。この差がなんとも「おもろい」のです。中途半端な評価ではなく、良い(通じる)悪い(通じない)で反応が返ってくるのがなんともおもろいのです。留学を終え、日本に帰国し、少し中国語から離れ、情報関係の勉強に面白さを感じていた私の目にある出来事が飛び込んできました。それは、中国のオリンピック招致の為の活動でした。北京の寒さの為に茶色になってしまった草に、なんと緑のペンキをスプレーしているのです。鮮やかな緑に姿を変える草達。しかもかなりの大規模な活動のようでした。「おもろすぎる」。私はその出来事に釘づけとなってしまいました。
私は、日本での2年間のSE経験を持っています。そして、今は中国でBSE(ブリッジSEです。狂牛病ではありません)になるために日々働いています。仕事をしながら中国と日本の習慣・仕事のやり方の違いを学んでいます。茶色の草を緑に変える国。中国は、まだまだ私にいろいろな違いを見せてくれます。そのたびに私の脳はおもろいドーパミンを分泌し、違いを活かす方法を考えだす活力となります。楽しむだけではなく違いを活かし、将来はその違いを武器に仕事ができるようになるつもりです。
3. 「好好学習・天天向上」 ~ 今回の新出単語 ~
「親和力」
今週は、最近中国でよく使われている単語を皆さんにご紹介します。
最近中国では、人の能力を評価する際に、よく「親和力の有無」という表現をします。
例えば、「他非常有親和力」。どうやら、この「親和力」という単語はごく最近になって、よく使われるようになったようです。今回は「「親和力」という単語がどういう意味か、どのような場合に使うかなどについて、簡単にまとめたいと思います。
【起源】
「親和力」は、もともと化学分野で使われた単語です。たとえば、「化学親和力」という単語がありますが、これは「化学反応のとき、物質の間に働くと考えられる親和性を表す大きさ」(広辞苑)を意味します。
【意味】
「ごく親しい者同士のむつみ引き合う力」(広辞苑)。
例えば、 "他是個非常有親和力的人。"
ここでは、「他人に親しまれやすい」という意味になりますね。
このほか、人のコミュニケーション能力を評価する際によく使われる以外、以下のような応用もあります。例えば、
・ 創建品牌的親和力 → 親しまれやすいブランドをつくりましょう
・ 提高政治的親和力 → 政治の「親和力」を向上させましょう
・ 社会親和力 → 社会全体の親和力
「親和力」という単語は、現代社会における人間のコミュニケーション能力を表現するものとして、近年になって生まれてきました。少なくとも10年前までには、いまほど頻繁に使われていませんでした。当時、「人の性格がよく、みんなに好かれているような人」を表現するとしたら、「随和」、「脾気好」といった単語を使う程度であり、「親和力」が一種の能力として、まだ認知されていなかったのです。ちなみに、19世紀初頭にゲーテは『親和力』と題する小説を書いています。
4. 編集後記
この度もCIPのメルマガにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。「VOL..2」もお楽しみいただけましたでしょうか?今後も毎月第4火曜日に配信して参ります。中国に関する最新情報や中国語学習など、みなさまに役立つ情報を提供して参りたいと思いますので、ぜひ率直なご意見やご感想をお寄せ下さい!
お待ちしております。
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