第22回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.22

☆毎月1回配信☆

2006/2/28  TUE

2月のメインイベントと言えば、バレンタインデーですね。このイベント、以前は中国人にとってあまり馴染み深いものではありま せんでしたが、海外の文化の影響を強く受ける現代中国では、すっかり冬の定番イベントとなりつつあります。今回は「中国式情人節」を皆様にご紹介します。

また、上海に魅せられ、上海での就職を決意したという、蛭崎さんのホテルインターンシップ報告を合わせてご覧下さい。

このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
メルマガ登録はこちらから↓
メールマガジンの登録・解除

****************************I N D E X*****************************

  1. 「中国風聞帖」  ~ 中国式「情人節」 ~
  2. 「光輝歳月」   ~ 自分の生き方を探す in 上海 ~
  3. 「編集後記」

******************************************************************

1. 「中国風聞帖」   ~ 中国式「情人節」 ~

2月14日はバレンタインデー。中国語では「情人節」と いいます。近年、中国でもこのイベントがすっかり定着しつつあります。バレンタイン前には、チョコレートが中秋節の月餅に負けない売れ行きを見せるほど。今月は、中国の「情人節」をご紹介します。

伝統的「情人節」

実は、中国の「情人節」は2月14日だけではありません。旧暦7月7日の「七夕」、旧暦1月15日の「元宵節」は古くから、中国の「情人節」として過ごされてきました。織姫と彦星が天の川を越えて、年に一度だけ会うという七夕の日は、中国では昔から恋人同士の日として過ごされて来ました。

また、旧正月最後の日、「元宵節」は街中に飾られる「ランタン」を見に大勢の人が集まり、以前は独身の男女の出会いの場としての役割を果たしていました。

昔の中国では、未婚女性は外出禁止でした。ただ、「元宵節」の1日のみ、街中に飾られる「花灯」を見に行くことを口実に外出が許されたのです。当時の若い男女にとって、「花灯」を見る「灯会」は格好の出会いの場、現代でいう「合コン」のようなものだったのかもしれません。幻想的なランタンの光が、初めての出会いをいっそう盛り上げていたのかもしれませんね。

現代的「情人節」

その昔、「元宵節」が「情人節」の役割を果たしていたのは、女性はお祭りの時しかおおっぴらに外出できないからでした。時は変わり、現代中国では西洋・日本などの影響を受け、恋愛に対しても開放的になりました。

そんな中、昔ながらの中国的「情人節」よりも、洋風の「情人節」 の人気が年々高まっているようです。あるリサーチでは2月14日のバレンタインデーを祝うと応えた若者は全体の6割に達したのにもかかわらず、伝統的な「中国情人節」を祝うと応えた若者は8%にとどまりました。

■豆知識■ バレンタインの贈り 物

北京香格里拉飯店(北京シャングリラホテル)は、「夢のバレンタインデーディナー宿泊プラン」と称して、9万9999元(約150万円)の超豪華プランを打ち出しました。価格に9が並ぶのは、中国語で「久」と「九」の発音が同じことから、二人の末永い幸せを祈る語呂合わせです。

バレンタイン商戦 in 中国

日本では、バレンタインといえば女性が男性にチョコレートを贈るもの。中国では、反対に男性から女性へプレゼントを贈るのが一般的です。最も人気のある贈り物はバラの花束、4割もの男性がバレンタインにはバラの花束を贈ると回答
しています。バレンタインデーに、あるネット花屋では1日で1600束も売れたとのこと。
ちなみに、花束の平均価格は200元から300元です。
近年では日本と 同じくチョコレートも人気です。バレンタインの時期、中国でのチョコレートの売れ行きは通常の10倍。大きなスーパーなどでは数日間連続で、販売額が1万元を超え、時には数万元に達することも。

どうやら、洋風「情人節」の定着は、大きなビジネスチャンスでもあるようです。

■豆知識 ■ バレンタインの平均出費

中国の平均的なサラリーマンの月収は約1500元。ところが、情人節の日、女性へのプレゼントやデート代のための平均的出費は500元とのこと。中国のバレンタインデーは男性にとって必ずしも甘い1日ではなさそうですね。

22 222 1

2. 「光輝歳月」  ~ 自分の生き方を探す in 上海 ~

22 5

蛭崎 布紗子 さん  愛知淑徳大学 中国語専攻

大学を1年間休学し、上海でのホテルインターンに参加。

「新しい目標を探して」

私は以前から将来は航空業界で働きたいと考えていました。そして大学2年の夏に航空会社でインターンシップをする機会に恵まれ、夢をさらに膨らませていました。しかし、就職活動が現実的になってきたころ、それが本当に自分のやりたいことなのか、もしかしたらそれしか見ていないだけなのかもしれない、そう考えるようになったのです。この経験からまた別の新たな目標が見つけられるかもしれない、そのような期待を抱きながら今回のインターンシップに参加しました。

「大学の外で生きた中国語を学ぶ」

始めの半年は留学しながら研修、残りの半年はフルタイムで研修という形でした。前半は、平日は大学で授業、午後と週末は研修という生活で正直大変でした。仕事と勉強の両立がうまくできるほど、私は立派でもなく、がんばり屋でもありません。案の定この1年、机に向かって勉強することはほとんどなく、(これは時間がなかったというより性格の問題です。)毎日が本当に忙しかったです。
でも本当に充実していました。学校の授業や教科書からでは学べないことをたくさん学びました。自然と中国人の同僚と過ごす時間が増えていき、まるで日本でバイトをしながら友達ができていくのと同じように、仕事を通して自然と中国人の友達ができていきました。これもまた留学にはない良さであったと思います。

「中国人スタッフには分からないつらさ」

研修先のホテルは、本当に日本人のお客様の多いホテルで、日本人スタッフは、研修生という立場でありながらも責任重大で、いろいろな面で大変な立場でした。中国人のスタッフには分かってもらえないつらさもあります。くやしくて涙を流してしまうことも何度かありました。
そんな時も、同じ日本人スタッフ同士励ましあいながらがんばってきました。限られた期間の同僚でしたが、私にとってとても大切な友達となりました。

「納得できる生き方をする」

中国に来る前は、大学3年生でした。周りの友達が就活をがんばる姿を見ながら、私も1年後は同じように就活をし、少しでもいい企業に入るためにがんばるつもりでした。インターンに参加しようと思ったのもその理由があると思います。
しかし今は、卒業後は上海で働きたいと考えています。この上海という都市に魅せられてしまいました。大学卒業後、新卒で日本の社会に出ないことに不安はあります。でも自分は自分、人と比べず、周囲の評価も求めず、自分が納得のできる、そんな生き方をしていきたいと思いました。自分に何ができるのか、今はまだ分かりません。期待と不安でいっぱいです。でも、自分のやりたいようにできることにうれしく思っています。

22 322 4

♪他の方の体験談はこちらから♪

3. 編集後記

先日、上海近郊の無錫に行ってきました。
無錫は3000年もの歴史ある、揚子江南岸の古都です。商工業が発達し、「魚米之郷」と呼ばれる産物の豊かな街でもあります 。そんな街のビジネス第一線で活躍しているCIPのインターン生に会ってきました。彼女たちの「自立したビジネスパー ソンとしての将来を目指す」という前向きな姿勢から、多大なパワーをもらうことができました。


☆★ 登録解除 ★☆

このメールマガジンは、CIPにお問い合わせ下さった皆様にお送りしております。
今後、配信が不要な場合はお手数ですが下記アドレスより登録解除して下さい。
こちらから ⇒ メールマガジンの登録・解除
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

株式会社シーアイピー  "キャリアを創り、未来を拓く"

東京オフィス:渋谷マークシティ22F 137号
大阪オフィス:大阪駅前第1ビル6F 111号
Tel :0120-712-118 /06-6344-5711
E-mail :お問合せメール
URL  :http://www.chinainternship.co.jp
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~