第3回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.3

☆毎月1回配信☆

2004/7/27

7月下旬に入り、夏の一番暑い時期がやってきましたが、皆さんはどう過ごしているでしょうか?
大学で勉強している学生の皆さんはきっと期末試験やレポートやゼミの発表などに追われて、一番忙しい時期になっていますよね。一方、中国の大学生はすでに7月の初めごろから、夏休みを楽しんでいます。

ところで、皆さんご存知ですか? 中国の大学生数は、すでにアメリカを抜いて世界一位になっています。 統計によりますと、中国の大学の在学生が、2005年に1600万に達する予定です。そして、大学の数も582校に上っています。今回は皆さんに中国の大学ランキングや特徴のある大学についてご紹介しますね。

このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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  1. 「中国風聞帖1」  ~ 中国の大学の総合ランキング (net.big.comより) ~
  2. 「中国風聞帖2」   ~ こんなに面白い大学がありますよ。 ~
  3. 「我的故事」   ~ 白井なほか さん ~
  4. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖1」   ~ 中国の大学の総合ランキング (net.big.comより) ~

1 位  清華大学
2 位  北京大学
3 位  南京大学
4 位  複旦大学
5 位  浙江大学
     中国科学技術大学
6 位  上海交通大学
7 位  南開大学
8 位  北京師範大学
9 位  中国人民大学

上記の大学は2004度のベスト10にランクインした大学です。社会全体の評判度、研究成果、学生状況、講師陣レベルなどのいくつかの項目に分かれ、それぞれの得点を合計した上位の順位をまとめたのが上記の内容です。

2 「中国風聞帖2」   ~ こんなに面白い大学がありますよ。 ~

56の少数民族の博物館 ― 中央民族大学

北京には、中国の全ての少数民族の方が集まる大学があります。それは中央民族大学です。この大学は在校生1.3万人のうち、70%は少数民族です。おかげで、少数民族のカラフルでユニークな衣装も、ここでは、その地へ行かずして本物を見ることができます。

また、学校内で各地のおいしい民族料理も楽しめることもできます。その中には、イスラム圏の料理もあるし、新彊ウィグル族、朝鮮族の料理などいろいろとあります。また各少数民族特有の楽器、言葉、文化などもいろいろと教えてくれます。

また、この大学の対留学生中国語教育に対する評価はなかなかです。以前より少数民族の学生に対し標準語の教育を行なってきたため、その独自の教育方法及び豊富な経験で、対外国人中国語教育も盛んに行われています。

♪中国の少数民族名♪

☆ミャオ族  -  苗族 ( 貴州省 )

☆チウン族  -  壮族 ( 広西省 )

☆リー族   -  黎族 ( 海南省 )

☆エヴェンキ族 -  鄂温克族 ( 内蒙古自治区 )

☆ウィグル族  -  維吾尓族 ( 新彊維吾尓自治区)

中国の映画トップスターの揺籃 ― 中央戯劇学院

北京の王府井のすぐ北、東綿花胡同があります。その静かな路地裏に、かつて、中国の多くの映画トップスターを輩出した大学があります。それは中央戯劇学院です。1950年に設立し、演出・演技・舞台美術・演劇文学の4つの学部、12の専攻があり、中国第一の演劇芸術大学になっています。キャンパスは小さめで、毎日朝早く台詞を朗読する美しい声と胡同からの懐かしい呼び売り声が絶妙な「ハーモニー」になり、独特な生活の味がある大学です。

ちなみに、世界に知られている女優 鞏俐(コン・リー)、章子怡(チャン・ツーイー)などもこの大学の卒業生です。

そして、対留学生教育に関しては、演劇学部で中国人学生に対する台詞の教授をしているため、中国語発音矯正のノウハウを持っています。

今回は中央民族大学と中央戯劇学院、二つのユニークな大学を皆さんにご紹介しました。中国語だけを学ぶだけでももちろん面白いですが、更にそれ以外に、たとえば新彊ウィグル族の美しい踊りや北京の胡同文化なども体験すれば、きっと、もっと面白い留学生活が送れることでしょう。

3 「我的故事」  ~ 白井なほか さん ~

私が中国に興味を持ったのは高校時代のアメリカ留学の時でした。つたない英語でクラスメートや先生に何度も自己紹介をしましたが、2度目以降に会った友人には「中国のどこ出身だっけ?」と、言われ、また先生にも「中国から来た留学生よ!」とクラスで紹介され・・・何度も日本人であること、中国と日本は別であることをアメリカ人達に教えました。しかし、「言葉や文化が違うと言うけれど、どんな風に違うの??」と聞き返され、返答に大いに困りました。

アメリカではアジア人=中国人とほぼ全員が思っています。そして日本では、外国=アメリカというような考えが強く、もちろん私もお隣の中国についてはほとんど知らない状態でした。

渡米して数カ月が過ぎ、アメリカでの生活が慣れてきて、いい加減ご飯が恋しくなった頃、市内のデパートにて中華料理屋を見つけてしまいました!パンやシリアルなどを美味しいと思いこみ、日々食べていましたが、ついに日本人のDNAが切望するものがあったのです!!そこで出してくれた炒飯とエビチリ炒めに涙が出そうなくらい感動しました・・・。アメリカ在住のチャイニーズアメリカンの親子がお店を開いていましたが、あまり英語が達者ではなく、どれくらい美味しかったかを伝えられず本当に悔しい思いをしました。「ご馳走様でした」に該当する英語も無かったので、ひたすらサンキューを繰り返していました。それからというもの1週間に1度は通っていました。同じアジア系の顔をしていたので、まるで故郷のお母さんの様な感じでした。春巻きや餃子などよくサービスをしてくれて、ただサンキューを言うことしか出来ない自分が歯痒かったです。「2度とこの様に悔しい思いはしたくない、日本に帰ったら必ず中国語を勉強するんだ!」と固い決意をしたのはこの時です。文章にすると本当に恥ずかしいですが、これが私の中国語を学ぶきっかけでした。

帰国して、運良く中国語専攻のある大学に入ることが出来ました。高校時代に謎だった日中関係や中国語を専門の教授から学べる機会を持てて、本当に嬉しく思います。大学で茶道も始めましたが、こちらも中国伝来だときいて驚きました。お茶、茶器、すべて唐の時代から伝わったものです。中国語は、初めての事があまりにも多く、案の定発音の壁にぶち辺り、英語とも日本語とも違う文法に頭を悩まされましたが、なんとか頑張っています。

この度、大学を一時休学して広州の外資系に半年間のホテル研修が決まりました。選考段階では、中国語の聞き取りにはあまり自信が無く、英語での電話面接を希望しました。少し中国語の会話もありましたが、何とか無事終えました。すると翌日にはもう採用通知がメールで届いていましたので、あまりの早さにおどろきました。8月半ばから研修が始まります。未知なる世界ですが、今回は食事問題に悩まされる心配は全く無用なので、晴れ晴れした気分です!中国学習歴も3年目に突入しました。もう素人さんではない身分になってしまいました(笑)周りのみなさんの期待に添えるように、気合いを入れて行って参ります!

♪他の方の体験談はこちらから♪

4. 編集後記

猛暑の日々が続けている中、より面白く、より役に立つ情報をみなさんに提供できるようにと考えながら、今回のメルマガを書き上げました。近頃、このメルマガが単なる私たちの一方的な発信ではなく、多くの方々からの感想やご意見もいただけるようになり、中国のことが大好きな仲間たちの「交流の場」にもなってきています。本当にうれしいです。


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