第31回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.31

☆毎月1回配信☆

2006/11/30 THU

11月になりました。街はすっかりクリスマスの雰囲気ですね。中国でも、「聖誕老人」(サンタクロース)の人形などが、お店の窓を飾っています。

さて、今回は1年の中国語学習のラストスパートに、中国語上達の秘訣を北京語言大学の馬先生にお伺いしました。是非、中国語学習に役立てて下さいね。

また、中国・西安にてホテルインターンをされた伊藤さんの体験談もご覧下さい。

このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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  1. 「中国風聞帖」  ~ 中国語上達の秘訣 ~
  2. 「光輝歳月」   ~ 海外でキャリアをスタートさせる ~
  3. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖」   ~ 中国語上達の秘訣 ~

先月10/22は漢語水平考試(HSK)がありましたね。受験された方、出来ばえはいかがでしたか?読解・ヒアリング・文法・・・すべてのパートをバランスよく伸ばせば、きっといい成績が取れるでしょう。今回は、各部分上達の秘訣を、北京語言大学の馬静先生にインタビューしてきました。

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Q:「なぜ日本人は会話が苦手なのでしょう?」

まず、「教科書に頼り過ぎる」のが大きな原因の一つです。日本人留学生は机に向って文法などを勉強するのはとても得意です。一方、欧米などの留学生は、積極的に中国人に話しかけています。言葉の勉強はまず、聞く、話すなどのコミュニケーションから始まるのです。失敗を恐れず、積極的に中国の方と接しましょう。これはとっても重要なことです。たとえ間違えていてもどんどん覚えた単語・文法を使って話してみましょう。
中国人の先生や友達は優しく受け入れてくれるはずです。

■豆知識 ■ 「視覚型学習者」

語学学習では、学習者のスタイルが「視覚型」と「聴覚型」の2つに分かれると指摘されています。日本人は漢字の知識があるため、文字への依存度が極めて高い「視覚型学習者」の傾向が強く、視覚的スキルに比べて、口頭、聴覚スキルはかなり弱いという結果が出ています。

Q:「どうすればリスニング力がUPするのでしょうか?」

「HSK各セクション別得点分布」を見ると、日本人学生は「リスニング」の成績が最も低いという結果が出ています。「音を正しく聞き取れない」、「語彙量・文化背景知識の不足」などが主な原因です。「聞く」能力をアップさせるには、まず学習した「単語」、「文法知識」を普段のコミュニケーションの中で、「耳」と「口」に定着させていく必要があります。習った単語、文法などを積極的に中国の方との会話を通して応用する、これがリスニングを上達させる「コツ」ですね。

■豆知識 ■ 聞き取れない音

前鼻音/後鼻音、yi/yu、hu/fu 正しく聞き取ることができますか?
このように、中国語では音の区別があり、日本語では音の区別をしない2つの音を聞き取るのはとても難しく、聞き取りの間違いもこれらの音に集中するようです。良く言われるのが「案内」の「ん」と「案外」の「ん」。日本語では1つの「ん」の音と思われていますが、中国語でははっきり区別される2つの違う音なのです。難しいですね!

Q:「長文攻略はどうすれば良いですか?」

まず、文のつながりになる「キーワード」を掴むことです。具体的には、「首先」「其次」「最后」「第一」などの単語ですね。以上のような単語を探し出して、その続きを読むとたいていその文章が伝えたいことが書かれています。これで文の主な内容を理解できますね。

Q:「漢字の勉強はいらないですか?」

確かに、日中両国には「共通」の漢字があります。ただ、意味などに相違点が多いのも事実。例えば中国語で「老婆」「麻雀」。それぞれ意味は「奥さん」「スズメ」となります。
また漢字の書き方に関しても、日中で微妙に違うところも多いのです。たとえば、日本語の「画・単・対」は中国語の漢字と似ていますが、でも違う。それぞれの漢字を正しく書けるように気をつけましょう。

■豆知識 ■ 似ているようでも違う!日中漢字比較

対・徳・単・骨・・・ いずれも、日中の漢字には微妙な差があります。どこが違うか、わかりますか?

2. 「光輝歳月」   ~ 海外でキャリアをスタートさせる ~

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伊藤 沙織 さん

大学卒業後、
西安の外資系5つ星ホテルにてインターン開始。

「海外でキャリアをスタートさせる」

大学を卒業したばかりで、社会人としての経験の無い自分が、どうしたら海外での職業経験を得ることができるのだろうか、と考えた結果中国でのインターンシップへの参加を決め
ました。外資系5つ星ホテルというレベルの高い環境で沢山のことを学び、また日本では
知り合うチャンスの無い人たちと触れ合うことができるのではないかと思ったからです。

大学卒業とともに中国へ旅立ち、小さなお店が立ち並び、中国の古い町並みが残る古都・西安の外資系5つ星ホテルでのインターンを開始しました。

「営業部とゲストリレーションを同時に体験」

インターン先では、営業部とゲストリレーションの2つを兼ねていました。
営業部の仕事では、日系企業を訪問したり、ホテル関係の書類の翻訳や、お客様へのホテルルーム案内、また営業部以外の部門で必要がある時に日本人客関連のヘルプなどをしていました。ゲストリレーションでは、日本人長期滞在者や団体旅行客のヘルプ、長期滞在者向けの月一度のアクティビティーの企画・実施などをしていました。
営業部・ゲストリレーションの仕事いずれにしても、外国語でのコミュニケーションは難しく、簡単ではないですが、一つ一つの業務に慣れを感じることが出来たとき、少しずつ成長している自分を感じることができました。

「泣いたり笑ったり、成長できたインターン」

インターンシップに参加して、苦労したり、泣いたり、笑ったり、本当に沢山のことを経験しました。外国語で皆と会話することで語学能力が上達することに喜びを感じたり、文化に慣れることで簡単に物事がこなせるようになったり、人との付き合い方を学んだり。
語学だけではなく、色々な面で成長できたと思います。文化の違いや考え方の違いで苦労することもありましたが、それはどこの国でもあることだと思います。そこで感じるストレスをどういうふうに回避するのかも考えさせられ、大事な社会経験となりました。

インターンシップ終了を迎えて感じていることは、やはり私は海外が好きで、英語とともに中国語が大好きです。好きなことにずっと触れ続けていられるよう、英語・中国語をマスターしてまた海外に行きたいと思っています。

♪他の方の体験談はこちらから♪

3. 編集後記

中国語学習の秘訣、いかがでしたか?馬静先生が言われるように、日本人はどうしても「シャイ」になってしまう傾向があるようです。今回のメルマガが、もっと積極的に中国語を話すきっかけになってくれればと思います。加油☆


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