第36回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.36
☆毎月1回配信☆
2007/4/27 FRI
4月も終わりに近づき、待ちに待ったGWまであと少しですね。今年はどんな予定を立てましたか?中国でも5月1日からは「黄金周」。国全体が活気づく1週間です。 最近では、この「黄金周」に海外に出かける人も珍しくなくなりました。
今回のメルマガでは中国庶民の生活が急速に変化するなか、とりわけ成長を見せている「中国・自動車市場」をご紹介します。
また、この春に中国で1ヶ月のインターンを経験された方の体験談も合わせてご紹介いたします。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ~ 世界の工場から世界の市場へ 中国自動車産業 ~
- 「光輝歳月」 ~ 中国・春の短期インターンシップ報告 北京でこんな体験をしてきました! ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ 世界の工場から世界の市場へ 中国自動車産業 ~
2006年、中国の新車販売市場は、前年比約25%増の721万台を達成しました。 いまや、日本を抜きアメリカに次ぐ世界第2位の市場へと成長しています。今回は、発展する中国の自動車市場をご紹介します。
現代中国の「3種の神器」教育、不動産、自動車
急速に所得水準が上がる中、80年代の「テレビ、冷蔵庫、洗濯機」から、現在は「教育、不動産、自動車」が中国人の新たな「3種の神器」となったと言われています。個人所有の自動車台数は、全国で3千万台を超え、そのうち約1250万台が乗用車です。2台目、3台目と車を買い換える「換車」も日常的な話題となりました。
■豆知識 ■ 中国のGDP
中国の07年1-3月のGDPは前年同期比11.1%増の5兆287億元。広州では2006年、1人あたりのGDPが1万ドルをこえ、先進国の水準に達しました。
中国・自動車産業の変遷
1953年、長春で第一汽車製造廠の建設が始まり、56年に初めて「解放」ブランドのトラックが作られました。これが中国自動車産業の始まりです。70年代までは自動車の生産台数も少なく、目だった産業ではありませんでしたが、84年、上海汽車とフォルクスワーゲンの合弁での「上海大衆」の設立を皮切りに、自動車産業が一気に勢いを見せ始めます。この「上海大衆」、フォルクスワーゲンと第一汽車の合弁の「一汽大衆」、東風汽車とシトロエンの合弁の「神龍汽車」が3大メーカーとして人々に広く認知されるようになりました。
最近では、日系企業もさかんに参入し、天津開発区に大規模な工場を建設したトヨタや、累積生産台数100万台を達成した広州ホンダなど、成長を続けています。
■豆知識 ■ この名前、どの車のことでしょう?(答えは下に!)
1.花冠 2.雪沸蘭 3.雅閣
世界第1位の自動車大国に
外資合弁の企業が圧倒的に優勢だった中国の自動車業界に、最近変化が見えてきています。「民族系メーカー」と言われる中国系メーカーが勢いを見せてきたのです。06年には国内の自主ブランド乗用車のシェアが初めて外資系のシェアを追い抜き、07年3月には、民族系自動車の「奇瑞」(チェリー)の乗用車販売が約4万5千台に達し、中国系メーカーとして初めて乗用車販売でトップに躍り出ました。
「民族系メーカー」は中国国内市場だけでなく、海外市場にも進出を始めています。モスクワで開かれた「中国国家展」では、多くの中国メーカーが、ロシア側と契約を結びました。中東アジアやアフリカ、ヨーロッパにまで、中国車の進出が続いています。
10年後には、アメリカを抜き世界第1位の自動車大国となるとも言われている中国。外資メーカー、国内メーカーがこぞって競う中国自動車市場は今後ますます加熱しそうです。
■豆知識 ■ 中国の運転免許を持つ人の数
現在、約1億人が運転免許を持つ中国。免許を持ちながら車を持たない人を「待駕族」と呼ぶ新しい言葉も。
車の名前の答えは、1.カローラ 2.シボレー 3.アコード
2. 「光輝歳月」 ~ 中国春の短期インターンシップ報告 北京でこんな体験をしてきました! ~
北京オリ さん 大学生ンピックもいよいよ来年に迫り、活気を帯びる中国。変化を続ける中国、
北京で今年の春も全国からの学生さんが短期留学とインターンシップを体験しました。皆さんそれぞれのチャレンジをご紹介いたします。
~「外から見る日本」を考えるきっかけに~ 吉沢 さん (大学院生)
今回インターンシップに参加したのは、会社の中での仕事を体験することによって、実際に就職した後の自分の姿を想像してみたかったということがあります。
現地では、大学の寮に滞在したことにより、中国での学生生活の雰囲気も味わうことができました。インターンシップを通じては、幅広い世代、また中国人の中でもとりわけ日本や日本語に対して意識の高い人々に出会うことができ、「外から見る日本」を考えるきっかけを得ることができました。同時に、職場の人との交流から「中国人」という多様な民族を伺い知ることもできました。
中国は、本当にいろいろな意味でとても興味深い国です。人々はエネルギッシュで温かい、そして生きることにいろいろな情熱を注いでいる。今回の滞在で、中国や中国人を身近に感じるようになれたのが一番の収穫です。中国で体験したことは、私にとって一生の思い出になると思います。
~1日1日目標を持って~ 秋山 さん (短大2回生)
中国の企業はどんな雰囲気なのか知りたい、また第2外国語で勉強していた中国語をもっと学びたいと思い、参加しました。
たった1ヶ月だけでしたが、私にとって非常に充実した期間となりました。インターンでは、会社の人に日本語を教えたり、日本の文化を伝えたりしました。インターンの期間は1ヶ月あるとはいえ、1日1日目標を持たないと、あっという間に時間がすぎてしまいます。
仕事にしろその他のことにしろ、何かをする上で目標を作ってやらないといけないということを学びました。このインターンをこれまで以上に中国語に興味を持ち、引き続き勉強を続けて いこうと思いました。
~将来を考えるきっかけに~ 入野さん 大学3回生
中国語が好きで、語学力をもっと伸ばしたいこと、また日本語講師の仕事に興味があり体験してみたかったので、今回のインターンシップに参加しました。
インターンシップ初日は受入先の人も忙しくてあまりかまってもらえず、どうしたらいいのか?と思いましたが、「日本語を教えに来た」とアピールすることによって、授業の時間も少しずつ増やしてもらえることができました。受身のままでは中国では生きていけないと思ったし、日本で社会に出てからもきっとそうなんだろうなと思いました。
中国人はとてもフレンドリーなのですぐに仲良くなることができます。皆と一緒にご飯を食べに行ったり、北京を案内してもらったり、相互学習をしたりと、思っていた以上に中国語を使う機会は多かったです。中国人は探究心がすごく強く、日本語や日本に関して尋ねられることがとても多いです。これからインターンに参加される方は、日本のことを少し勉強していくこと、また何よりも積極的に!行動することをお勧めします。
今回のインターンを通して、日本語講師というに対する興味がさらに大きくなりました。自分の将来を考える良いきっかけになったと思います。
3. 編集後記
今までは日本や欧米の「下請け」的イメージが強かった中国ですが、IT産業や自動車産業など、最近勢いを見せていますね。世界のトップクラスの技術といえば中国、という時代がくるのもそう先のことではないかも知れません。
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