第37回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.37
☆毎月1回配信☆
2007/5/31 THU
新緑のきれいな季節になりましたね。日差しにも、夏の訪れが感じられるようになりました。中国もこの季節、夏の前のさわやかな気候が続いています。
さて、日本では5月末に行われたHSK試験。受験された方も多いのではないでしょうか。今回のメルマガではこのHSKをご紹介します。
あわせて、今年の春上海で1ヶ月間の社会人体験にチャレンジした石倉さんの体験談もご覧下さい。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ~ スコアUPを目指す! HSK対策 ~
- 「光輝歳月」 ~ 上海外資系企業での初挑戦 ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ スコアUPを目指す HSK対策 ~
HSKとは漢語水平考試(HanyuShuipingKaoshi)の頭文字をとり、略したもの。
中国語を母語としない人を対象に中国政府が実施している検定試験です。先月中国40都市で行われた同試験では、外国人受験者が3万5千人に達し、過去最高の受験者数となりました。今回は、このHSKのスコアUPのコツをご紹介
します。
HSKとは~HSK簡介~
HSKは1984年にスタートし1991年からは日本での試験も始まりました。現在は、中国大陸以外にも30の国・地域で試験会場が設けられています。試験は1級~3級の基礎、3級~8級の初中等、9級~11級の高等の3種類に分かれます。
受験者の多い3~8級の初中等試験はヒアリング(50問/35分)、文法(30問/20分)、読解(50問/60分)、総合穴埋め(40問/30分)の4パート。各パートごとの得点によって級が決まるため、全てのパートでまんべんなく得点する必要があります。6級では日常会話や仕事上での簡単なやりとりができるレベル、8級では実用的な中国語能力を充分に持っていると評価されます。
■豆知識 ■ 新HSK
07年、今までよりも中国語運用能力・コミュニケーション能力を測ることに重点を置いた新しいHSKがスタートしました。
HSKスコアUPの秘訣 「ヒアリング力」と「読解力」
HSKは中国語の運用能力、つまり中国語をどれだけスムーズに使いこなせるかという力を測ることに重点が置かれ、ヒアリングや読解など運用能力を測る問題が全体の約80%を占めています。このため、HSK対策には「ヒアリング力」と「読解力」をつけて中国語運用能力をUPさせることが重要なポイントとなるのです。
~HSK対策 其の一 ヒアリング力をつける!~
日本人が最も苦手としがちなヒアリング。ヒアリング問題では、言葉の表面上の理解だけでなく本質の理解が必要です。主には中国人が普通に話すスピード(毎分180字)の文や対話、一般的なテーマのスピーチを聞き取れるかどうかが問われ、出題内容も様々です。
ヒアリング対策は何と言ってもたくさん聴くこと。テキストやHSK過去問の聞き取り、ニュースやスピーチなどいろいろな素材のものを聴きましょう。基本的な文法や単語、中国語独特の言い回しも整理をするようにします。また、全てを聞きとろうとするのではなく、キーポイントとなる単語や文を聞き取り、前後の文脈から推測・判断する力もとても重要です。
~HSK対策 其の二 読解力をつける! ~
漢字がわかる日本人にとっては比較的とっつきやすいのが読解問題ですね。読解問題では、読解能力とスピード(毎分150~250文字)が問われます。スコアUPにはまず語彙を増やすこと、あわせてよく使われる慣用句を覚えましょう。スピードUPには文章を省略して読んだり必要な部分だけ抜き出して読んだりすることが必要です。
文化的な要素もたっぷりのHSK
HSKの特徴は、出題される内容が現代政治から社会経済、歴史文化、科学など多岐にわたること。最新ニュースや中国の社会、歴史等に関する文章に沢山触れるようにし、普段から話題を広げておきましょう。また、中国文化や中国人の考え方など言葉の文化的な要素も盛り込まれています。中国固有の呼び名や挨拶、歴史を背景にした慣用句など他の文化にはない中国独特の表現も覚えておくといいですね。
このように、HSKでは中国人が使うネイティブらしい表現がたくさん出てきます。使いこなせるようになれば、スコアアップだけでなく、実際のコミュニケーションにも役立ちますよ。
2. 「光輝歳月」 ~ 上海外資系企業での初挑戦 ~
石倉 由佳 さん 大学生
大学で専攻の中国語を試してみたいと、上海でのインターンに
参加。外資系企業で1ヶ月間の社会人を体験しました!
「学んだ中国語を使って生活したい」
大学で中国語を専攻し、とにかく今まで学んだ中国語を使って生活してみたい、中国人と交流したいと漠然と考えていました。そこで、中国でインターンが出来るというCIPのプログラムに参加することにしました。
「1ヶ月間の社会人体験 in 上海」
インターン先での主な仕事は英語から日本語への翻訳でした。私にとって初めての会社での仕事で、さらに慣れないパソコン用語も多く、決して楽な仕事ではありませんでした。しかし、今回は遊びに来たわけではなく、インターンのために来たのだと自分に言い聞かせて頑張りました。
私の配属部署は日本の企業との取引も行っていて、みんな日本語を話すことができ、日本に興味を持った人ばかりでとても親切でした。ただ自分の思っていることが中国語でうまく言えないとき、相手に日本語で言ったほうが分かってもらえたりして、歯がゆい思いをすることもありました。周りの社員さんは毎日本当に忙しそうにしていて、指示や与えられるものを待っているだけでは誰も構ってくれず、自分から行動しなくてはならないのだということも実感しました。
また、私が滞在している一ヶ月のうちに、社員さんが出張で日本へ行ったり、日本からの来客があったり、本社のアメリカやインドなどのさまざまな国からの訪問があり、ビジネスの場というのも見ることができました。
「いろんなことにチャレンジしたい!」
社員さんと一緒に昼食を食べたり、話したりするなかで、新しい中国語を覚えることができ、また、毎日の生活のなかでいろいろな発見があり、とても楽しい時間を過ごすことができました。1ヶ月間、社会人を体験したことで、自分の将来について考えさせられました。まだやりたいことが明確に決まっているわけではないけれど、学生で自由な時間がある今だからこそ、何にでもチャレンジしなくてはと思いました。今回のこの貴重な体験は、これからの私に、どういう形であれプラスになると信じています。1ヶ月のインターンを終え、今、いろいろなことへの意欲にあふれています。
3. 編集後記
HSKは問題数が多く時間が足りなくなりがちです。試験のスタイルや時間配分に慣れるためにも、何回か過去問題を解いてみるのがお勧めですよ。是非、次回のHSKではワンランクUPを目指して下さいね!
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