第４１回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.41
☆毎月１回配信☆
2007/9/28 FRI
まだまだ日中は真夏のような日差しが続いていますが、暦の上ではもうすぐ10月！
さて、10月は日本でも様々な検定試験が予定されています。中国語の試験「HSK」も日本全国で実施されますね。受験される方も多いのではないでしょうか。今回のメルマガでは「世界での中国語ブーム」についてご紹介します。
あわせて、今年の夏休みに上海で短期インターンシップに参加した杉村
さんの体験談もご覧ください。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ～ 全球中文熱 中国語ブーム ～
- 「光輝歳月」 ～ 決断して行動することの大切さを知った！ ～
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ～ 全球中文熱 中国語ブーム ～
今、世界で中国語ブームが起こっています。来年に迫った北京オリンピック、2010年の上海万博を控え、中国語学習者数は2007年内に1億人に達するのではないかという見通しもあるほど。今回は、世界的な中国語ブームをお伝えします。
中国語ブーム
2007年5月、中国で行われたHSK試験では外国人受験者数が過去最高の3万5千人に達しました。昨年度の中国への留学生も年間16万人を超え、10年前の約4倍の学生が中国で学んでいます。
海外でも中国語学習者は増加の一途、アメリカではすでにスペイン語に次ぐ第2の外国語となっており、ヨーロッパでも無視できない中国語学習ブームが起きています。フランスでは学習者増加率が最も大きい外国語となりました。中国語はかつてのエキゾチックな東洋の一言語というイメージを完全に脱却し、もはや世界の言語としての地位を確立したといえます。
■豆知識 ■ 中国語を話す人の数
中国語を第1言語として使用している人は世界に約12億人。これは英語を第1言語とする人の約3倍にあたります。
日本の中国語ブーム
今、日本では大学の約80％以上が第2外国語として中国語コースを開設しています。最近では大学に止まらず、選択科目に中国語を取り入れている高校も増えてきました。中国語スクールに通う社会人も増えています。中国語を勉強する理由の中でもよく聞かれるのが「仕事・就職に役立つと思ったから」というもの。中国が日本にとって重要なビジネスパートナーとなったことの証といえるかも知れません。
経済だけでなく、文化交流も学習者増加の大きな理由となっているようです。2005年、中国は日本人の海外旅行先第2位となりました。「次の旅行では現地の人とコミュニケーションをとってみたい」と中国語を始める人も増えているのです。経済でも文化でも、中国がますます身近になる中、日本での中国語ブームはまだまだ勢いが続きそうですね。
■豆知識 ■ 中国語方言
一口に中国語といっても様々な方言があります。一般には上海語や広東語など7大方言に分類されており、標準語である普通話とのバイリンガルもたくさんいます。
世界に広がる中国語
世界的な中国語ブームが広がる中、中国政府も海外での中国語教育に力を入れはじめました。中国語や中国文化を世界に伝え、広めることを目的とした「孔子学院」を世界各地に設立、現在52の国・地域で計140箇所ある学院を今年中に200箇所まで増設する予定です。
中国語教師養成・派遣も重要視されており、2006年には海外に2千人余りのボランティア教師を派遣しました。それでも中国語ブームを満たすには教師の数がまだまだ不足、これからの教師養成に期待がかかります。
長らく続いた外国語＝英語の時代。中国が経済・文化の発信地として世界に認められるようになる中、この外国語＝英語の方式が変わる日も遠くないかもしれません。
2. 「光輝歳月」 ～ 決断して行動することの大切さを知った！ ～
杉村 和俊 さん
夏休みに、2週間の上海インターンを経験した大学2年生！
その体験談を語ってくれました。
「気になる国、中国」
中国にインターンシップを通して行こうと思った理由は、中国という国は国際的にみて現在とても注目されている国だからです。また、「中国で働いたことがあるという経験が後で損になるはずはないだろう」、「あくまでも言語学習はプラスαで」という考えも海外でのインターンシップ参加動機に大きく影響を与えていたと思います。
「決断して行動することの大切さ」
勉強になったことはいろいろありますが、中でも「決断して行動するということがとても有益なことであり大切なことである」ということが一番です。まったく中国語が話せないのに一人で行き、周りが大人ばかりの本当の仕事場で実際に異国の地で働いたという事実や、多くの大学2年生がまだインターンシップを経験していない中でインターンシップを経験できたことが、私に大きな達成感を与えてくれました。
中国に関する感想は、中国人はあまり「ありがとう」とか「ごめんなさい」を言わないのだなと思いました（良い意味や悪い意味ではないのですが）。だけど、暖かい人々に囲まれ、中国人は親しい仲になると言葉ではなく行動でその気持ちをしっかり表してくれるということを実感しました。
「中国へ行って感じたこと」
実際に中国へ言ってみて中国語学習への興味を生み出すことができ、中国語を話せるようになって中国人と話ができるようになりたいと思うようになりました。
私の目標は、仕事のできるいい男になること！頑張ります。
3. 編集後記
中国語能力を証明することのできるHSK試験、いまやほとんどの方が知っているといっても良いほどメジャーになりました。HSKの成績優秀者には奨学金留学のチャンスもありますので、ぜひ頑張って高得点をめざしてくださいね！
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