第44回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.44
☆毎月1回配信☆
2007/12/24 MON
今日はクリスマスイブですね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、12月は街がクリスマスでムードで、もっとも綺麗な時期ですね。今回のメルマガでは、中国を取り巻くクリスマス商戦をご紹介します。
あわせて、上海の外資系ホテルで短期インターンシップに参加した酒井さんの体験談もご覧ください。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ~ 世界のクリスマス商戦を動かす「made in China」 ~
- 「光輝歳月」 ~ 新しい自分に出会えた! ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ 世界のクリスマス商戦を動かす「made in China」 ~
中国の街がクリスマスのデコレーションで飾られるようになり、心待ちなイベントの一つになる過程には、中国経済の発展が大きく関わっているようです。 今回は、中国を取り巻くクリスマス商戦にスポットを当てます。
世界最大のおもちゃ工場
明日のクリスマスの朝、胸をはずませてプレゼントのラッピングを開ける子どもたちがたくさんいることでしょう。
中国は世界最大のおもちゃ輸出国で、世界全体の販売量の約60%を製造しています。 つまり明日の朝、多くの子どもたちがもらうプレゼントは「made in China」という訳です。
「プレゼント工場」である中国。国内の玩具製造工場の80%が広東省に集中しています。同省の今年1月から10月にかけての輸出額は7.9億ドルで、前年より23%増加し ています。しかし、ベトナムやフィリピンの追随も激しく、業界はこれからが正念場といった様相です。
これからも、クリスマス商品輸出世界第1位の座を守っていくためには、安さだけでなく、 機能とデザインを洗練させていくことが不可欠な段階になっています。プレゼントを選ぶ 親を納得させ、子どもたちをわくわくさせるような商品の開発のために、輸入側のおもちゃ販売店と中国の工場がどのように連携するかがキーポイントとなっています。
■豆知識 ■ サンタクロースのプレゼント
中国国内のおもちゃ消費量は急上昇中にあり、2010年には、1,000億元のマーケットになる見込みです。子どもたちが、イヴの夜にサンタクロースのプレゼントを楽しみに眠るという習慣は中国にはまだ浸透していないようですが、「コカコーラのサンタクロース」のように、おもちゃメーカーのCMなどに促され習慣が浸透していくかもしれませんね。
街を彩るクリスマス景気
クリスマスに関連して注目されているのは、「made in China」の製品だけではありません。中国国内のクリスマス商戦も本格化してきています。
中国でもっともクリスマスムードが楽しめるのは、やはり外資系のホテル。クリスマスのデコレーションに、ロビーでの生演奏、サンタクロースが登場する演出など、各ホテルは趣向を凝らし顧客獲得に乗り出しています。
主なターゲットは、近年増加が激しいニューリッチです。ニューリッチとは個人月収 が1万元を超える人のことをいい、20代~30代にもっとも多いようです。
また、以前の中国 ではクリスマスディナーといえばビジネス上のパティーがほとんどで、ホテルの大宴会場で行 われる「仕事上のお付き合い」でした。現在では、プライベートで楽しむ人が増えてきました。
中国でもっとも消費量が多くなる時期は春節ですが、家庭用品に対する支出が多い春節と比べて、クリスマスはバーやレストランなど外食産業やホテル業界が賑わいをみせます。
クリスマス商戦の高まりとともに、クリスマスの中国の街がイルミネーションで彩られるようになっていきました。
増えるクリスマストラベラー
クリスマス旅行市場においても、中国はその存在感を増してきています。
中国国内の旅行業界を見てみると、中国人が選ぶクリスマス旅行地の一番人気は、香港。中国にはまとまったクリスマス休暇がないので、手軽に行ける場所が人気のようです。バリ島、プーケット島なども、若い女性を中心に人気があります。数年前まで、クリスマスを祝う習慣すら希薄だった中国にとって、11月頃からクリスマス旅行の問合せがぐんと増えるようになったことは大きな変化です。
また、中国は今年海外からの旅行者数を順調に伸ばし、2014年にはフランスを抜いて世界一の観光国になる可能性も出てきました。来年の北京オリンピックが中国旅行人気を高め、 香港や上海といった定番スポットだけでなく、マカオや海南島への旅行が注目されるようになってきています。この影響で今年のクリスマスホリデーをマカオや海南島で過ごす日本人旅行客は昨年の2倍以上に増えています。
クリスマスと中国経済がリンクし合いながら、モノや人の動きが活発になり、中国のクリスマスはさらに華 やかさを増してきています。
■豆知識 ■ 中国のクリスマスの過ごし方
「クリスマスに何か特別なことをする」という習慣は若者を中心に広がり、1ヶ月以上前からプランを立てるという人も多くなりました。日本では「恋人と過ごすイベント」というイメージが強いですが、中国では大勢で過ごすことの方が主流のようです。
2. 「光輝歳月」 ~ 新しい自分に出会えた! ~
酒井 美貴子 さん 英語専攻 大学3年生
「3日間でネイティブの会話が聞き取れるように!」
上海での短期ホテルインターンシップ体験談
「語学力と仕事力を同時にアップ」
第二言語として選択していた中国語 の授業がすべて終わり、この先どのようにして語学力を上げていこうかと迷っていた時期にインターンシップのことを知り、 短期間でも現地に行き、生の中国語に触れることは 良い案だと思いました。
加えて、今までアル バイトの経験もなく、卒業後にいきなり社会人として働いていけるのか不安だったので、インターンシップという言葉にも魅力を感じ参加しました。
「常にポジティブに」
就業初日には、中国語での会話の速さについていくことができずほとんど英語で会話していました。それでは何のために中国に来たのかわからないと思い、なるべく中国語で会話してもらうように頼みました。またミーティングに積極的に参加し、リスニング力を上げようと努めました。
一人で何とかしなければならない状況とサバイバル精神のおかげで、三日目にはほとんどの会話が聞き取れるようになり、自分からもテンポよく返答できるようになりました。仕事に慣れてくると、自分から何かできることはないか、工夫して改善できることはないか毎日探していました。
「新しい自分の一面」
休日の多くは一人で地図を片手に観光地めぐりをしました。これも私にとっては新しい試みでした。
日本にいるときは、どこへ行くにも友達まかせで、私はただ後ろを歩くだけでした。しかし中国にいる間は一人で電車に乗り、道を尋ねるなど自分から行動を起こすよう心がけました。
自分ではどのくらい成長できたのかはわかりませんが、帰国後親や知人からは以前にも増して自発的になったと言われます。語学力も中国人講師と自然な会話ができるまで上がりました。たった一ヶ月という短い間でしたが、このインターンシップは自分の知らなかった一面を引き出してくれました。
この体験を生かし、この先も新しいことに挑戦し自発的・積極的に動くことによって新しい自分を発見し続けていきたいと思います。
3. 編集後記
クリスマスの精神は「博愛」だそうです。日本も中国も、宗教的な意味合いは極めて薄いですけど、
親しい人といっしょに特別な雰囲気を楽しんで、今年残すところあとわずかになった日々も暖かい気
持ちで過ごせるといいですね。
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