第45回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.45
☆毎月1回配信☆
2008/1/29 TUE
今回は2008年になって初めてのメルマガとなります。ついにオリンピックイヤーを迎えた中国の最新情報を今年も皆さんにお伝えしていきますので、 よろしくお願いします。
さて、 今回は近年熱い注目を浴びている「中国の現代アート」についてご紹介したいと思います。
あわせて、上海外資系企業でインターンシップに参加した 北林さんの体験談もご覧ください。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ~ 中国に息づくアートシーン ~
- 「光輝歳月」 ~ 正社員としてさらに活躍! ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ 中国に息づくアートシーン ~
中国といえば、山水画、書道など伝統芸術のイメージが強くある方が多いと思います。
今、中国国内また海外で、ポップなデザインをはじめとする中国の現代アートが注目されています。今回は、「中国に息づくアートシーン」をご紹介します。
北京の工場がアートビレッジに
中国北京の観光スポットといえば、名所・旧跡や中国随一の繁華街の王府井ですね。
しかし、 今、一風変わった場所が雑誌などで紹介され若者を中心に人気を集めています。それは、工場がアートビレッジに変化した798廠(工場番号798)なのです。
90年代、国営工場798廠は経済政策の転換から放置されていました。そこに目をつけた美大生たちが、次第に工場をアトリエにするようになりました。そして2002年、老舗ギャラリーがアトリエを構えたのをきっかけにアート界、メディア界の注目を一気に集め、出版会社などが798廠にオフィスを構えるようになり、カフェやクラブも併設されていきました。
一度は廃墟と化した工場が、連日ツアー客で賑わいを見せるまでになったのです。
古びた工場から新しいアートが発信され、壁に書かれた漢字のスローガンなど中国的な雰囲気に世界のクリエイターが吸い寄せられ作られた一大アートビレッジは、相反する要素が溶け合って独自の面白さを放っています。
■豆知識 ■ 北京の新たなアート:水立方
北京オリンピックのメインスタジアムに隣接して、水泳競技場「水立方」が建設されました。
英語名で「ウォーターキューブ」という名前にふさわしく、うたかたをイメージしたフォルムで、ライトアップされると青く光り、とても幻想的です。北京にまた新たなアートが誕生しました。
上海の街に浸透する中国アート
馬、太ったおじさん、妖精...。
上海の街を歩くと、彫刻や塑像をはじめとするパブリックアートによく出くわします。
数あるパブリックアートの中でも一番目を引くのは、「花樹」です。高さ16メートル、ブロッコリーのような形で、ビビッドな色の花が咲き乱れているデザイン。2005年4月に政府が国内外で募集した彫刻家42人の中から選ばれた韓国人アーティストが作成したもので、入選の理由は、「国際都市を目指す上海」にマッチしたデザインだからだそうです。
知らぬ間に街に増えていたアートたちは、インターナショナルな都市発展の一役を担っているようです。世界中の旅行客やビジネスマンを引き付ける上海。上海万博に向けさらに多くの人を迎えるにあたって、街のアートたちの数も増えていくことでしょう。
■豆知識 ■ 上海万博に向けて
上海は、2010年の万博に向けて昨年から上海国際彫塑年度展を毎年開催することを決定しました。初回展示に出展された作品数は実に250点。国外からはフランス、イタリア、スペイン、ベルギー、チリ、アメリカ、カナダなどのアーティストが参加しました。
チャイナ アートブーム
中国アートは国内だけにとどまらず、世界でもその存在感を増しています。
2007年3月にニューヨークで開催された世界最大規模のオークション。その出展作品中、最高値で落札されたのは中国人画家の作品で、約2億4,800万円でした。
一夜にして価格が跳ね上がる中国アートは「株より安全な投資」と表現されることがあります。
しかし中国アートブームを突き動かしているのは、作品そして作者との出会いを楽しむコレクターたちに他なりません。
今日、世界各国の注目を集めている中国アート。そのテーマに取り上げられるのは主に文化大革命、チベットなど。激動の時代を潜り抜けてきた中国人芸術家が手がける作品には見る人にストレートに伝える力に溢れています。
2. 「光輝歳月」 ~ 正社員としてさらに活躍! ~
北林 美和さん 台湾大学留学後、インターンシップ参加
「中国語と英語が飛び交う外資系企業でスキルアップ!」
上海外資系企業でのインターンシップ体験談
「留学の総仕上げをインターンシップで」
大学4年次に香港大学に交換留学し、中華圏の文化、雰囲気が大好きになったと共に、中国語にも興味を持つようになりました。香港大学では英語で学部の授業履修をしており、中国語を勉強する機会が少なかったので、大学卒業後、思い切って台湾大学の語学センターへと留学し、9ヶ月間中国語の勉強をしました。
しかし、9ヶ月だけでは中途半端で、もっと実践的な中国語を身に付けたいと思っていた時に、CIPのインターンプログラムを見つけたのです。ビジネス経験も積むことができるし、一石二鳥 だと思いました。
「英語・中国語フル活用!充実ビジネス体験」
上海に渡った時点の私の中国語レベルはまだまだ低かったので、インターン先はアメリカ系の会社を選び、日英翻訳業務を担当させてもらいました。業務に関わる専門用語を勉強しながらの翻訳で、たくさんの知識を身につけることができました。また、伸び行く中国のビジネスを体験できたのも、いい経験になりました。
仕事後は、自分で見つけた中国語の塾に通い、HSK対策とビジネス中国語の勉強をしました。塾で習った単語や文法は、インターン先の社員との会話ですぐ実践できるので、中国語学習に適した環境でした。
目標だったHSK6級も、無事に合格することができました。週末は、国籍や年齢を超えて、たくさんの友達と交流できたのも、とても有意義でした。
「正社員としてさらに活躍!」
インターン終了まで1ヶ月となった頃、突然、上海での正社員採用のチャンスが舞い込んできました。
まずは日本で就職を、と考えていた時でしたので、すごく迷いましたが、せっかくのチャンスですし、私の就職の第一条件が、 『大好きな英語・中国語を存分に生かせる仕事』でしたので、思い切って面接を受けることにしました。
面接後はポンポンと話が進み、インターン終了後間もなく、上海にある日独合弁企業で総経理秘書として 勤務開始することができました。新しい職場での仕事は、主に総経理と共に会議に出席し通訳することと、 業務部の日常業務における日中英翻訳です。英語、中国語、そして日本語をフルに使って業務することができますし、上司も社員もみな明るく優しくフレンドリーな方ばかりで、本当に自分が理想としていた職場そのものです。
毎日とても楽しく仕事をしております。これからも、大好きな語学を生かして、国籍、文化、思想等の違いを超えて、より多くの人と人との連帯を築いていける人材になりたいと思っています。
3. 編集後記
アートの世界で何より大切なのは個性ですね。独自の個性を発揮するには、高度な技術も必要とされます。となれば、北京オリンピックのメインスタジアム"鳥巣"も 個性的な現代アートと言えますね。
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