第46回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.46
☆毎月1回配信☆
2008/2/29 FRI
2月に入ってからも厳しい寒さの日が続きましたが、そろそろ梅の花のシーズン。
暖かい春は、すぐそばまできているんですね。
さて、環境保護といえば、今や世界各国で最大の関心事ですね。今回は「中国のエコロジー」についてご紹介したいと思います。
あわせて、上海でワーキングホリデー型留学に参加した植木さんの体験談もご覧ください。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ~ 中国の"緑色"ブーム ~
- 「光輝歳月」 ~ マクロな視点で中国を見つめ続けたい! ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ 中国の"緑色"ブーム~
健康で心地よい暮らし、そして社会の発展にとって、エコ意識はとても大切な要素です。
経済の発展と環境保護のバランスはどの国にとっても大きな課題ですね。今回は中国のエコロジーについてご紹介します。
グリーンオリンピックで広がるエコ
北京市の面積の半分を樹木で覆う ―― オリンピック誘致にあたって、中国は緑化に関する確約指標を設け、6年を費やしようやく実現しました。特に、トライアスロンなどの競技が行われるオリンピック水上公園においては、天然の酸素バーと表現させるほど、緑豊かな設計が施されました。
中国の環境関連に対する投資は2010年まで16%の成長率を保ち、GDP成長率を凌ぐと指摘されています。また、緑化、電化製品の省エネ化、水質向上など、環境事業分野はその裾野を広げ、オリンピック開催を前に、中国の環境への取り組みは加速度を増しています。
■豆知識 ■ エコ観戦
北京オリンピックススタジアムで使われる包装紙や紙コップなどの食器類はすべて土に分解できるエコフリーな素材を使用する方針が採られています。
健康と環境にやさしい"緑色"
中国では植林をはじめとする緑化事業が盛んです。また、人々の暮らしにおいても"緑色"に関する意識が高まっています。1990年、国内市場を対象に「汚染されておらず、安全で良質な栄養価の高い食品」の生産が始まりました。食品のパッケージに付けられる「緑色食品マーク」も現在では広く認知されています。
中国語で"緑色"は「環境にやさしい」という意味があり、"緑色食品"はその先駆け的存在。
その他にリサイクル可能な商品は"緑色商品"、クリーンエネルギーは"緑色能源"という言葉が使われています。その反対に、レジ袋や発砲スチロールを、はじめとする包装材料を"白色汚染"と言います。
"白色汚染"を減らすべく、中国では2008年の6月からレジ袋の無料提供を全面禁止に取り決めました。昨年の12月にはアモイ大学の構内スーパーで実験的に導入され、学生や店員の高い関心を集めました。中国政府や企業が"緑色管理"の重要性を認識し、環境にやさしい暮らしの提案をしていくことは、エコロジーを生活の中に根付かせる大切な役割を担っています。
注目を集める"楽活"
農業や、販売店などのエコ活動の高まりに伴い、個人の生活スタイルにも積極的にエコロジーが取り入れられています。みなさんは、中国でロハスが注目されていることをご存知でしたか?中国語でロハスは"楽活"と言います。ロハスとは、Lifestyles Of Health And Sustainabilityの頭文字をとってつくられた言葉で、「健康と持続性を大切にするライフスタイル」の意味です。
2007年に日本の雑誌が中国にロハスを紹介して以来、ロハスに関するウェブサイトや、"楽活"という言葉を取り入れた商品広告が急増しました。このような中で、漢方を生活に取り入れたり、夏は熱を冷ます食べ物、冬は体を温める食べ物を食べるという医食同源が見直されています。これは、歴史の中で育まれた生活の知恵は現代人の生活にたりないものをたくさん伝えてくれているからなのでしょう。
環境改善も、社会の取り組みという車輪と、一人一人が環境と調和を取りながら自分の体にとって本当に快適な暮らしを実践するという個人の車輪の両方が動いて、初めて循環するもの。「世界の工場」中国の環境事業の発展と、漢方医学など中国古来の英知の活用は、まだまだ大きな可能性を含んでいます。
■豆知識 ■ 中国のオーガニック野菜
有機野菜を使い、アルミニウム・鉛素材の調理器具を一切使わない、オーガニックレストランが北京や上海などの大都市を中心にその数を増やしています。中国は有機野菜の栽培面積では世界第2位。
大型スーパーでは有機野菜コーナーも設けられています。
2. 「光輝歳月」 ~ マクロな視点で中国を見つめ続けたい ~
植木 佑太郎 さん 大学生
4ヶ月の猛勉強の後に、
外資系ホテルでの ビジネス体験!
「中国人と中国語で意見を交わしたい」
僕がCIPの留学+インターンシップを選んだのは2007年1月のことでした。大学三回生の1月といえばちょうど就職活動が本格化し、企業セミナーなどで周りの友人たちも慌しさを見せ始めた時期でした。
そもそも僕の大学の専攻は国際政治でゼミでも特に日中関係について研究していました。ただ当時から日本で日本人同士が中国について論じるより中国人と中国語で政治・経済について論じた方がおもしろいはず!と思い、一念発起中国への留学を決意しました。
「モチベーションにつながったプレッシャー」
3月北京の空港についた僕は唖然としました。まったくわからないのです。第二外国語で少しは勉強していたので教科書くらいの言葉ならきっとできるはずと高をくくっていたのですが、僕のプライドは北京の冬風の前に吹き消されました。
一年休学までして勉強しにきたというプレッシャー、4ヵ月後には上海のホテルで中国語を使って働くというプレッシャー、そして同じクラスの仲間には負けたくないという僕の負けず嫌いの性格が3ヵ月半一度も折れることなく机に向かうモチベーションにつながったのだと思います。
そしてグラウンドでチベット族やウイグル族のような少数民族の学生たちとサッカーを通して交流することができたのも、56すべての少数民族が集まる中央民族大学であったからでしょう。
「自分らしい中国へのアプローチ!」
その後の上海でのインターンシップはこの3ヵ月半に詰め込んだ中国語を吐き出す絶好の機会になりました。 仕事の主な内容は日本人観光客の案内および通訳です。
ただ僕たち日本人は見た目は中国人と変わらないので当然中国のお客様も対応する必要もあります。また ホテルで必要とされる中国語能力は意外にも広範に及びますし、毎日のように英語圏のお客様も応対する わけですから、働いている間は自分が今どこの国いるのかわからなくなるくらいインターナショナルな雰囲気でした。
帰国前に時間をいただき西安・チベットへの一人旅行もしたのですが、その時改めてこの国の壮大さを感じ ました。北京オリンピック、上海万博を経てどのような変貌を見せるのか...といったマクロな視点で、これからも中国を見つめ続けたいです。またそこに自分の生活体験や中国国内での取材も照らし合わせ、メッセージとして発信することができれば、よりやりがいのある自分らしい中国へのアプローチになるのではと思っています。
3. 編集後記
何も言わなくても手早くレジ袋に入れてくれる。それが日本のコンビニなどでは、当たり前になっていますが、 それらが1日にどれだけのゴミと化しているのかと考えると...。
環境への取り組みは、まず「少しの想像力と少しの手間で、できることからこつこつ」ですね
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