第50回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.50

☆毎月1回配信☆

2008/6/27 FRI

日本各地で梅雨入りとなりましたね。あと1ヶ月もすれば、夏到来!みなさん、夏休みの計画は進んでいますか?

夏休みは、一年の中で一番の旅行シーズンですね。海外旅行に出かける方も多いのではないでしょうか。今回のメルマガでは、中国の世界遺産についてご紹介します。

あわせて、今年の春北京で社会人体験にチャレンジした福井さんの短期インターンシップ体験談もご覧ください。

このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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  1. 「中国風聞帖」  ~ 後世へ守り伝える、中国の世界遺産 ~
  2. 「光輝歳月」   ~ 社会に出る前に、ひとつ大きくなりたい ~
  3. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖」   ~ 後世へ守り伝える、中国の世界遺産 ~

かけがえのない文化、自然が生み出した絶景―。
感動を与えてくれる世界遺産を多く持つ中国は、世界中から多くの人が観光客が訪れます。今回は、中国の世界遺産について環境保全への取り組みもあわせてご紹介します。

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中国国内をめぐる世界遺産ツアーの人気

今、世界中で「世界遺産をめぐる」ツアーがブームとなっています。イタリア・スペインに次いで世界遺産が豊富な中国は、旅行先として大人気!世界851件の世界遺産のうち35件が中国にあるのです。なかでも世界自然遺産に登録されている九寨溝と黄龍の絶景は、今もっとも注目を集めています。

成都からバスで約10時間かかる場所にある九寨溝。それほど離れた場所にあるからこそ、現在まで美しい自然が守られてきたのかもしれません。そして世界自然遺産に登録されたことで九寨溝と黄龍が注目されるようになり、2003年には空港が開設され、多くの観光客で賑わうようになりました。

■豆知識 ■ 中国はいつユネスコに入ったの?

1972年にユネスコ総会で採択された世界遺産条約の締約国数は、184カ国(06年10月現在)。中国は、1985年・87番目に締約国として世界に仲間入りしました。

中国の自然遺産を守る

人気がでれば、自然環境に対する悪影響が懸念されます。自然と触れ合いたいという純粋な想いはあるものの、観光客が訪れることで環境に負荷がかかってしまいます。

そこで、中国は世界遺産の環境保全に力を注いでいます。黄龍では、ゴミをプラスチックとその他に分別することを徹底。自然環境保全に努めるレンジャーや掃除する人も多く見られ、トイレは特別な仕組みにより清潔に保たれています。また九寨溝では天然ガスを動力とする通称グリーンバスが利用されています。これらは今までの中国ではみられなかった対策です。

世界遺産は、国境を越えてすべての人が共有し、次の世代に受け継いでいくべきものです。観光に訪れる人も、ただ観光するだけでなく自然環境を保護することも考えて、世界遺産の保全に協力していきたいですね。

無形文化遺産が伝えていくべきもの

文化遺産や自然遺産のほかにも「無形文化遺産」があり、形はないけれど後世に伝えていくべき貴重な遺産のことをいいます。対象としては、言語や音楽、舞踏、遊戯、神話、礼儀などがあります。

ユネスコが発表した「無形文化遺産」に、中国は4つ登録されています。①宮廷音楽として広まった「昆曲」②伝統器楽「古琴」③「ウイグル族のムカム」(詩歌、音楽、舞踏などを一体化させた芸術)④「蒙古族の長調」(息の長い発音と高音に特徴がある民謡)の4つがあります。

このような伝統的な口承や芸能などを人類共通の遺産とし、継承・保護していくこと決めたユネスコ。無形文化遺産への登録がその文化を世界へ送り出す契機になるのかもしれません。世界にひとつしかない大切な文化を守っていきたいですね。

■豆知識 ■ 中華料理も無形文化遺産に?!

食文化も対象となる「無形文化遺産」。フランスではフランス料理の申請準備を、中国では数千年の歴史を持つ中華料理の申請準備を進めています。

2. 「光輝歳月」   ~ 社会に出る前にひとつ大きくなりたい ~

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福井 孝之 さん  大学生

「社会に出る前にひとつ大きくなりたい」
大学4年生の、北京短期ビジネスインターン体験談!

「中国という国を、肌で感じたい」

中国へのインターンを希望した理由としては、日本から地理的に近いため費用が安く
すむということもありましたが、なにより中国という国を肌で感じたかったからです。

今年から社会人として社会に出ますが、社会に出る前に少しでも見聞を広め、ひとつ
大きくなりたいという思いで今回のインターンを決めました。また、仕事の経験の他に観光もできるというところが大きな魅力の一つでした。

「人に教えて、自分を鍛える」

私がインターンシップをした会社はIT関連であっため、専門用語も多く分からないこともありました。でも、日本の大手企業との取引も多い会社でもあり、同じフロアには日本語を話すことができる人がたくさんいたため、私のように中国語が初めての学生でも安心して働くことができました。

私は、日本語教師として授業を受け持ちました。 人に教えるためには正しく伝えていかなければいけなかったので、私自身にとっても大変勉強になりました。また、オフィス内で働くということは社会人になる私にとって良い経験になりました。

「これからも中国と関わっていきたい」

私は今回、第一に「中国を肌で感じること」、第二に「中国語の習得」、第三に「仕事の経験」、第四に「観光」を大きな目的として中国に滞在していましたが、全てにおいて予想していた以上に良い経験となりました。また、オフィス内で働くということは社会人になる私にとって良い経験になりました。

今回のインターンシップは、私にとってこれから中国語を学ぶことや中国と関わっていくことの大きなきっかけになっていくことでしょう。

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♪他の方の体験談はこちらから♪

3. 編集後記

後世に残していかなければならない大切な自然や文化。いろいろな世界遺産を見て、歴史や文化などさまざまなことを学んでゆきましょう。世界遺産を訪れたときは、私たち1人1人がマナーに気をつけて楽しみたいですね。


 

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