第58回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.58
☆毎月1回配信☆
2009/2/27 FRI
梅の花が見ごろの季節を迎えましたね。立春を過ぎれば一雨ごとに暖かくなるといいます。中国にも立春があり、日本とはちがった風習が根付いています。今回は、"中国の立春お祝い行事" をご紹介します。
あわせて、ホテルインターンシップにチャレンジしている高田真理さんの体験談インタビューもご覧ください。
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- 「中国風聞帖」 ~ 中国の立春お祝い行事 「立春的故事」 ~
- 「光輝歳月」 ~ インターンシップで外国語オンリーの仕事を体験 ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ 中国の立春お祝い行事 「立春的故事」 ~
中国では立春が新年の初めとされ、1年の豊作や健康を願ったさまざまな風習があります。日本では立春前日、「節分の日」に豆まきをする風習がありますね。今回は、中国の立春についてご紹介します。
始まりは皇帝の伝統行事
太陽の動きに基づいて1年を24等分した「二十四節気」の1つが立春で、冬至と春分の中間に定められたこの日は、中国では1年の始まりだと考えられています。冬の寒さが和らぎ、人々はさまざまな伝統行事を催して春の訪れを祝います。
中国の立春の起源は今から3,000年前にまで遡ります。当時の皇帝は年の初めに、貴族や大臣たちを引き連れて郊外に赴き、豊作祈願の行事を行います。行事を終えて帰ると、農民たちの暮らしに役立つ政策が発布されます。
このように貴族の立春の行事が、農民たちにとっても喜ばしいプレゼントをもたらすようになり、次第に民間でも春を迎える行事を行うようになりました。
1年の豊作と健康を祈る"春牛"・"咬春"
「立春」という新しい年への願いは、今でも様々な行事が受継がれています。
皇室から伝わった興味深い行事に「打春牛」というものがあります。農村の村長は泥で作られた牛、「春牛」をムチで3回叩き、新年の農作業の始まりを呼びかけます。母親たちは子どもを抱いて「春牛」を3周し、子どもの健やかな成長を祈ります。その後、村人たちみんなで「春牛」を打ち砕き、その土を各自の畑に撒くことで1年の豊作を願います。
中国の立春には「春餅」を食べる、「咬春」という習慣があります。「春餅」とは、クレープのように小麦粉で作った生地でネギ、ショウガ、だいこんなどを巻いた食べ物で、健康に春を迎えるという願いが込められています。この時期は気候の変化が大きいため、昔から立春の体調管理は特に大切とされています。
■豆知識 ■ 春を迎える身体と心
立春の体調管理として、"咬春"の他にも、足元を暖かく、そしてたっぷり睡眠をとることで、春の気候のように穏やかなこころを保つことができると言われています。中国古来の生活の知恵です。
立春の伝統行事に受継がれる願い
日本の「豆まき」は、中国から伝わった儀式が起源となっています。立春を新年とすると節分は大晦日にあたり、前年の邪気を追い払うための行事を追儺(ついな)といいます。
この行事は平安時代に日本に伝わり、「豆まき」は日本の2月の風物詩となっていますね。「巻寿司のまるかぶり」は、日本版の「咬春」とも言えるでしょう。恵方に向かって黙って丸ごと食べることによって、1年間良いことが起こるといわれています。巻寿司を使う理由は「福を巻き込む」からで、丸ごと食べるのは「縁を切らないために包丁を入れない」という意味があります。
中国と日本、それぞれの立春の行事は、長い歴史の中で少しずつ形を変えながら独自の風習として生き続けています。そこに共通して見られるものは、「来る年を健康に、そして幸福に過ごそう」という人々の願いなのです。
2. 「光輝歳月」 ~ インターンシップで外国語オンリーの仕事を体験 ~
高田 真理 さん
4ヶ月間の留学の後、インターンシップにチャレンジ!
開始から1週間がたった今の感想を語っていただきました
Q1 インターンシップ初日はどんなお気持ちでしたか?
初日は、仕事を始めるにあたっての手続きや館内案内などが、英語と中国語の両方で説明されました。外国語オンリーの環境はなかなか大変だと改めて実感しました。
ただ、こちらの皆さんは本当にいい人で、それが一番の救いです。皆さんも何かの言語(英語)を極めておられるので私がつまったり、うまく言えなくても、ゆっくり待ってくれたりします。でも、皆さんの話す中国語は老師に比べるとかなり早いですね。外国人相手に気を使ってもらわずに話されているなら、うれしいことだと思います。
Q2 インターン開始から1週間。今はどんなお仕事をされていますか?
まず、ホテル側は新人研修を行ってくれました。約20名近くが中国人。話されるのもオール中国語なので、いいリスニング勉強になりました。総支配人のお話だけ英語でしたが、英語に対する拒否感も少しずつなくなりつつあります。
その他、日本人団体客のお出迎えをしたり、この前は英語でPick Up Guestのお出迎えもしました。語学に問題がなければ、インターンに関係なく何でもさせてもらえるようないい職場です。
以前に勤めていたホテルでよく言われた「お客さんからみれば、インターンもバイトも正社員もマネージャーも関係ない」という言葉が身に染みます。
Q3 インターン中に感じたこと、またこれからの意気込みをお聞かせ下さい
オーストラリアで3ヶ月ほど英語を勉強していましたが英語の難しい話に対応できません。 それに比べて中国語だと何となくは分かるので、強化集中コースでの4ヶ月の授業は「なんて実りの多い4ヶ月だ!」と改めて感動しています。
あの4ヶ月のあと、このインターンをするなら、語学を実践に使ういい機会ですね。この機会をうまく利用したいものです。
これからは、さらに語学力をUPさせ、どうしたら自然な中国語が使えるかということが課題のひとつだと
思っています。とりあえず、仕事や新生活に慣れてから何か行動に移そうと計画中です。
3. 編集後記
2月は、卒業式シーズンでしたね。ひとつの区切りは、新しい成長への一歩ですね。新しいチャレンジをしたくなるこの季節。これからも、皆さんの中国語学習に役立つ情報をお伝えしていきたいと思います。
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