第64回中国留学メールマガジン

china internship program メルマガ VOL.64

☆毎月1回配信☆

2009/8/31 MON

朝晩は涼しくなり、秋の訪れを少しずつ感じられるようになりました。夜の読書や映画鑑賞が楽しい季節ですね。

子どもの頃にアラビアンナイトを本やアニメで見たことがあると思います。
アリババが冒険を繰り広げる伝説は、今も世界中の人々に親しまれていますね。今回は、ネットビジネス業界において、世界中の注目を集めている中国の"阿里巴巴"(アリババ)伝説についてご紹介します。

また、北京での4ヶ月間の集中語学留学を終え、インターンに参加される西尾文里さんの留学体験談もご覧ください。

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  1. 「中国風聞帖」  ~ "阿里巴巴的伝説"-中国ネットビジネスの成長 ~
  2. 「光輝歳月」   ~ 中国に触れ、多くの出会いを通じて成長できた留学 ~
  3. 「好好学習・天天向上」   ~ 今月のニュースの中国語 ~
  4. 「編集後記」

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1. 「中国風聞帖」   ~ "阿里巴巴的伝説"-中国ネットビジネスの成長 ~

アラビアンナイトの「アリババと40人の盗賊」という世界中で有名な伝説。今、中国ではネットビジネスを舞台に新たな"阿里巴巴"(アリババ)伝説が展開されています。「開けゴマ!」の呪文に替わってクリック一つで新たなビジネススタイルを提供する中国大手IT企業、アリババグループについて今回ご紹介します。

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世界最強のIT企業"阿里巴巴"

近年、有力経済誌 『フォーブス』に何度も取り上げられる大手優良企業の一つ、アリババグループは、世界中の企業とその製品の買い手をつなぐ最大級のトレードサイトを開発し、創業10年足らずで社員数17名から1.5万人に規模を拡大し、一躍世界的企業へと成長を遂げました。2009年現在もその顧客数を大きく伸ばしています。

このような成功の裏には、独自の視点を貫く確固たる信念がありました。当初、BtoB(企業対企業)サイトでは利益は見込めないという周囲の意見が強くありましたが、創業者の馬雲氏はこのビジネスでの成功を確信し、自身の考えを
貫きました。また、2002年のインターネットバブル崩壊の時も、多くのインターネット企業が事業を縮小した中、アリババグループはアメリカやヨーロッパの海外拠点を撤退することなく、市場開拓を積極的に行い、海外バイヤーの信用を勝ち取ることとなりました。

また、ネットビジネスでこのような大躍進を遂げた企業の創業者である馬雲氏は、もとは英語講師だったという異色の経歴の持ち主であることも話題となり、人々の関心を集めました。

■豆知識 ■ なぜ社名は"阿里巴巴"?

アリババグループの世界的な展開を視野においていたことは、そのネーミングにも表れています。欧米、アジア、中近東と世界中で親しまれているアラビアンナイトの「アリババ」は、どの言語に翻訳されても共通の発音となることから採用されました。また、「開けゴマ!(芝麻開門!)」と唱えると、宝物が隠された扉が開くところから、アリババのサイトをクリックすれば、あなたが求めるものが手に入るという意味もかけられているようです。

阿里巴巴がもたらす新しいビジネススタイル

急成長を遂げたアリババグループは、アメリカの商務省、日本の経済産業省、ヨーロッパの中小企業支援の関連組合がこぞって自国の企業にアリババのサイトを推薦するまでになりました。

アリババグループのサイトを通じて、製造国のサプライヤーは、自社の商品を国境、時間、会社の垣根を越えて広くアピールできるようになり、輸入国のバイヤーも同じようにその利点を共有できるようになりました。

また、アリババへの毎日のアクセス数は約50万人を超えるとのこと。カルフールやウォールマートの大型店の来客数が平均して1.5万人足らずであることと比較すると、その効果の大きさが伺えます。このようにアリババグループにより世界中のバイヤーとサプライヤーの距離が縮まり、新しいビジネスが展開されていきました。

アリババのサイトが世界中に浸透した理由。それは、その情報量の多さはさることながら、時間、空間、国境を越えて、より手軽により効率的にビジネスを展開できるという付加価値に起因しているようです。

ネットビジネスから広がる可能性

新しいビジネスの形を提案したアリババグループは、将来的には、個人の生活のツールへとさらにその裾野を広げていくことを見据えています。アリババグループでは、CtoC(個人対個人)に特化した「淘宝網」が2003年に設立されました。

この「淘宝網」の最大の特徴は、個人がネット上にお店を出展できるところにあります。コストが低く、着手・維持がしやすいことが利点となり2008年には、ユーザー数は6,200万人になり、市場の80%を占めています。平均利益が2,000元を超える店舗もあるようです。

「100万人の雇用機会を創る」-これは「淘宝網」が打ち出している最大の目標です。
人気の高いネットショップが、規模を拡大すれば、社員が雇われ、運送業の利用も活発になるなどの波及効果もあります。アイディア次第でその面白さや効果を倍増できるネットビジネス。世界の注目を集める中国最大のIT企業が業界にもたらした伝説は、私たちの暮らしに根付き、直接的、または間接的にもたくさんの可能性を提供しているようです。

2. 「光輝歳月」  ~ 中国に触れ、多くの出会いを通じて成長できた留学 ~

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西尾 文 さん  大学3回生 中国語専攻

半年間の留学を終え、インターンに挑戦する西尾さん。
留学で得られた貴重な体験を語っていただきました!

留学とインターンで自信を付けたい!

t今回、私が中国での留学、インターンシップに参加した理由はまず、第一に自分に自信をつけたかったからです。

同じ学年の友達は今年、就職活動をはじめていました。しかし、今のままで就職活動をしても、私には特別な能力があるわけでも、経験があるわけでもなく、自分に自信がなく就職活動に対してとても不安を感じていました。

そこで、私は中国での留学もでき、さらに働くことを体験できるインターンに参加しました。

4ヶ月で実感した中国語の大きな進歩

北京での生活はとても楽しいものでした。授業はレベルが高く、HSK3級のレベルだった私は
他の生徒さんについていくのに必死でした。

しかし、授業は少人数でわからないところはわかるまでていねいに教えてくれますし、また、小クラスでは生徒3人で授業を行うため、話す機会がとても多くよりたくさんの単語が身につきました。途中、何度か中国語の難しさに落ち込んでしまうこともありましたが、クラスメートに支えられ、4か月後にはHSK6級をとることができました。

また留学生寮では多くの外国人と交流することができ、いろいろな文化に触れることもできます。さらに行事も多く、日中交流会や国際交流などとても思い出深いものでした。

中国の文化に触れ、新たな1歩を

休みの日には友達と買い物にいったりと、勉強だけでなく、遊びの面でも楽しく過ごせました。

家の中でこもって勉強することも大切だと思いますが、せっかく中国で勉強しているので、外にでかけて、中国人に触れ、中国の文化に触れなければもったいないと思います!多くの中国人と触れることで、自然と中国語も身につき、自信にもつながります。ぜひ中国にいったら積極的にでかけてください!

私もこれからインターンシップがはじまります。不安はありますが、今まで習った中国語を実践できる場として有効に使いたいと思います。あと半年後、私はまたどれほど成長できるのかとても楽しみにしています。

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♪他の方の体験談はこちらから♪

3. 「好好学習・天天向上」   ~ ニュースの中国語 ~

今月世界で起こったいろいろなことを、中国語で見てみましょう。

北京進口車展開幕、世界26個品牌参展

「2009北京輸入車博覧会」が、北京展覧館で開幕しました。欧州・米国・日本・韓国などから26ブランドが出展し、世界のトップクラス(頂級)の高級車やクラシックカー(老爺車)が展示されます。

八達嶺残長城修復、加固工程完工

3カ月かけた北京・八達嶺残長城の改修(修復)・強化(加固)工事が竣工しました。改修後の長城も歴史的な姿を保っています。

WTO正式表示参加上海世博

 WTO(世界貿易組織)が中国2010年上海世界博覧会への出展を正式に表明しました。国際組織の多くは共同パビリオン(共同展館)での出展となります。

4. 編集後記

インターネットにより世界との距離がどんどん縮まっていますね。こんな機能があれば便利だな...という人間の果てしない想像力で、今後どのよなネットツールが誕生していくのか、楽しみですね。


 

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