第66回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.66
☆毎月1回配信☆
2009/10/30 FRI
「秋深し、となりは何をする人ぞ」秋が深まり、勉強、スポーツ、趣味などをゆっくり楽しむには、最高の季節となりましたね。今回は、中国語の会話力アップに効果的な学習法、特に日本人学生に合った中国語学習とは何かという視点からご紹介したいと思います。
あわせて、北京での留学にチャレンジされた奥原 豊さんの体験談もご覧ください。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ~ 余分はいらない、十分な会話力がほしい ~
- 「光輝歳月」 ~ 北京に遊ぶ 新しい目標を得た4ヶ月間の留学 ~
- 「好好学習・天天向上」 ~ 今月のニュースの中国語 ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ "余分はいらない、十分な会話力がほしい"
日本人の特徴に合った中国語学習 ~
中国語学習の人気は年々高まり、たくさんの教材が手軽に購入できるようになりましたね。
それらの中から『自分に合った』学習方法を知ることは、効果的に中国語を学ぶ上で欠かせません。今回は、日本人学生の特徴に合った中国語学習法についてご紹介します。
日本人学生の特徴をクローズアップ
何が自分に合うのか、それを知るためには自分自身を知ることから始める必要があります。
中国語学習において、欧米の学生と比較すると日本人学生ならではの特徴が明確に分かります。
○ 漢字に対する知識が豊富
○ 会話、リスニングに苦手意識がある
普段から漢字を使い、漢字が持つ意味をよく理解している日本人学生は、読解力が優れていると言えます。では、反対になぜ会話やリスニングのスキルを苦手とする人が多いのでしょうか?その答えは、経験の不足に他なりません。
文法知識をきちんと学ぶだけで終わってしまうのでは、中国語を使ってコミュニケーションをとる本当の楽しさを実感できません。中国語の基礎知識を、実際に応用する練習がレベルアップの重要なキーの一つです。
■豆知識 ■ 日本人学生のアドバンテージ ~漢字の知識
HSK初中等(3~8級)までの試験に出題される範囲の漢字数は、約2,905文字と言われています。一方、日本人が日常よく使う漢字(常用漢字)は約1,945文字。すでに大部分の漢字を学んでいることと部首などから意味を推測できる点は、中国語学習にとって日本人学生のアドバンテージといえます。
弱点克服の学習内容でスキルアップ
自分の特徴が分かると、どこにウェイトを置くべきかというポイントをつかめるので、学習のメリハリをつけることができます。
日本人学生のHSK各セクションの得点分布から、最も分布の多い得点をピックアップしたところ、読解力では80点台、リスニングでは30点台という結果となりました。ここからもリスニングや会話に重点を置くべきということがわかります。中国語の音に触れるには、教材のCDの他にも、インターネットで配信されている中国語ニュースの音源や、中国の映画やドラマなど豊富にあるので、その中から興味のあるものを選ぶ楽しみもあります。
中国語のスキルを客観的に証明できるHSKは、ただ学習の成果として等級のレベルアップを目指すだけではなく、今自分には何が足りないのかということを知るための学習ツールとして活用することも大事なことですね。
余分をカット、必要をたっぷり吸収できる学習環境
確実に中国語をレベルアップさせるには、「自分に合った学習環境」を整えることも重要な要素の一つです。
多くの日本人学生がリスニングや会話が苦手というのは、知らず知らずのうちに、これらを練習する時間が少ない学習スタイルになってしまう傾向の表れでもあります。中国語の知識をインプットし、実際の会話でアウトプットする環境を作ることは、確実に「伝わる中国語」を習得することに直結しているといえます。
中国留学は、まさにその環境作りのひとつです。北京や上海などでは、日本人学生の特徴を徹底的に分析し、独自のカリキュラムを導入している大学も出てきました。漢字に関する説明の時間をカットし、その代わり一人一人の発言時間を多く取れるよう、講師1名、学生2~3名の実践的な会話レッスンを行うことで、ゼロから勉強を始めて4ヵ月後にはHSK5級以上、なかには8級を取得できるまでに短期集中レベルアップを可能にしています。
2. 「光輝歳月」 ~ 北京に遊ぶ ― 新しい目標を得た4ヶ月間の留学 ~
奥原 豊 さん 大学生
4ヶ月間の北京留学で、会話力がレベルアップ!
授業、小旅行、HSK受験にと充実した留学ライフ
旅行とは異なる留学ならではの体験
この度、4ヶ月間の北京留学を終え8月2日に帰国した。省みれば昨年10月から留学先・
期間・授業内容等具体的な留学の検討をはじめ、結果この度の留学を決意しました。
留学に際しては、私の年齢のこともありこまごまと質問したところ、CIP東京の担当老師から北京における生活・学習面について、詳しく説明いただき生活・学習面の不安は少なくなっていた。
ところが現地に着いてみて気が付いた、自分では簡単な漢語はできると考えていたこの度の留学参加であった。しかし私が話す漢語はガイド付き旅行で話した程度の語学力であり、いざ生活・学習するための漢語としては、あまりにもお粗末であったことを先ず痛感したところである。
中国語で意思疎通ができる楽しみ
4月4日大学の寮に到着(4月6日授業開始)、その直後から寮での生活、食堂での食事、スーパー・超市での買い物、バスに乗ること等、全てが手探りの生活であった。また授業は、説明を含む全てが漢語であるので、当初は老師の説明がなんのことか全く分からなかった。
しかし1ヶ月半も経った頃から、少しづつ老師の説明も分かるようになり、また教科書もピンインの付書きがなくなった。そして授業はおもしろくなってきたが、併せて語法が難しくなり、厳しい授業の連続であった。当然、寮に戻ってからは毎日24時頃までは、復習・予習を行い翌日の授業の準備をした。
私は老師の説明で分からないときには「我有一個問題...」と、老師に度々質問した。老師の方からは本当に丁寧な説明をして頂いた。しかし私がどうも理解していないと分かったとき、老師は「○○翻訳」と発し、○○同学が日語で説明してくれた。
そして3ヶ月目に入った頃から、難しい話はできないが、いつの間にかバス・地下鉄・タクシーに乗り、市内に出かけ、小旅行に出かけ、スーパー・超市に買い物に出かけ、これら行動するに最低限必要な意思疎通はできるようになっていた。
これからも新たな目標へ!
7月25日にHSK考試があり、私は身の程もわきまえず参加した。もとより結果は望むべくもないが、それでもHSK考試に参加できたことが嬉しい。留学後の新しい目標(HSK参加)を得たことを喜んでいる。
いま留学記「北京に遊ぶ」を纏めるに当たり、今更ながらこれまでご指導いただいた主任講師・史老師、他講師老師方には本当に感謝している。また学習面・生活面において数々のご指導・ご協力をいただいた同学のみなさんには本当に感謝の気持ちで一杯である。
あっという間に過ぎ去った誠に有意義でそして楽しい4ヶ月間の北京留学であった。
3. 「好好学習・天天向上」 ~ ニュースの中国語 ~
今月世界で起こったいろいろなことを、中国語で見てみましょう。
到2030年為止将実現黄河至大海的航路貫通
「第1回黄河水上輸送発展フォーラム(論壇)」が中国蘭州で開かれ、2030年までに黄河の航路を海まで貫通させ、現代化された水上輸送(水上運輸)の新航路が構築されるとのこと。
上海虹橋機場拡大工程進入沖刺階段
虹橋空港の拡張工事はすでにラストスパート(最後沖刺)段階に入り、来年3月に順調な運航(航運)を確保するとのこと。2010年の万博前に全体的に竣工する見込みです。
中国上半年超越徳国成為世界最大的出口国
世界貿易機関(世界貿易組織)が発表したデータによると、今年上半期、中国の貨物輸出額(貨物出口額)が初めてドイツを抜き、中国は世界最大の輸出国になりました。
4. 編集後記
中国語の勉強方法以外にも、自分に合う洋服や、はたまた職業などを探すには、まず自分を知ることから始めるというのは、やはり効果的です。まさに「知己知彼,百戦百勝」ですね。
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