第７２回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.72
☆毎月１回配信☆
2010/04/30 FRI
楽しみなGW休みには、海外旅行に出かける方も多いのではないでしょうか？
旅先としても人気が高い上海。今年は、上海万博という見所も加わり活気に溢れています。国際都市のイメージが
強い上海ですが、街を歩くと実に多彩な表情があります。今回は、上海の"古今東西"の魅力をご紹介します。
あわせて、留学とインターンにチャレンジされた河地雪妃さんの体験談もご覧下さい。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ～ "古今東西"が織り成すメトロポリス上海 ～
- 「光輝歳月」 ～ 「集中力と中国語漬けの環境で上達を実感！」 ～
- 「好好学習・天天向上」 ～ 今月のニュースの中国語 ～
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ～ "古今東西"が織り成すメトロポリス上海 ～
万博開催で世界中のメディアの注目を集める上海。今や世界をリードする国際都市でありながら、街を歩けば新と旧、東洋と西洋が溶け合い、様々な表情があることに気づきます。今回は、上海に混在する"古今東西"の魅力を探ります。
19世紀を歩くオールド上海
世界中の旅人を魅了する上海の1,000万ドルの夜景。ひとつの河を境に「過去」と「未来」のコントラストが存在するのは上海ならでは。
優雅なオレンジの灯りが幻想的な外灘（バンド）エリアは、イギリス、フランスなど様々な国の建築様式の洋館が独特の雰囲気を醸しだしています。租界時代に上海に進出した外資系、中国系銀行が経済の成長とともに各々立派な洋館を建て、このエリアは「建築の万国博覧会」と呼ばれるようになりました。
オールド上海の代名詞となった外灘を歩けば、19世紀の古きよき上海を感じることができます。
近未来モダン都市
ニューヨークのマンハッタンに負けずとも劣らない、近未来的夜景は国際都市・上海を象徴しています。
西へ西へと進められた上海の開発は、1990年代にターニングポイントを向かえ、河の東側、浦東新区で新たなステップを駆け上がりました。現在、13,000以上の外資系企業が進出し、上海の外資系企業の約半数がこのエリアに拠点を置いています。
世界屈指の高さを誇る上海環球金融中心、金茂大厦など国際都市上海を象徴するランドマークが次々に誕生し、2014年には、中国一の高さ121階建ての上海センターが竣工予定と、今の世界経済をリードしながら急成長を続けいています。
上海の歴史を物語るアンティーク街
上海には特色ある通りが数多くあります。その中でも上海の街の歴史と活気を象徴する骨董ストリート"東台路古玩街"が有名です。
コバルトブルーの模様が美しい明清代の陶器や上海アールデコ調の家具などのアンティーク。そして、1930年代の庶民の日用品、扇風機やお菓子の缶なども溢れんばかりにディスプレイされ、キッチュな雑貨の地位を築いています。
上海のアンティーク街は、歴史の厚みとエネルギッシュな上海を伝える独特の表情を持っています。
風情溢れる上海の現代アート街
石造りのレトロなギャラリーが集まる上海の現代アート街「田子坊」に、いま世界中から多くの観光客が訪れています。
ヨーロッパ風のモダンさで人気のこのエリアは、もともとは1920年代の上海伝統住宅「石庫門」が広がる下町でした。近年の都市開発で取り壊しが進んでいた石庫門の風情が見直され、中国政府が1000万元（約1億5千万円）を投入し、鮮やかな変身を遂げました。中国の伝統の中にローマ建築の特徴が見られる石庫門を活かしたことで、海外のアーティストの目に留まり、今では23カ国からの芸術家たちが創作の拠点を置くようになりました。
そして、アート街となった今もなお下町情緒の住居部分も残っており、アートと暮らし、新と旧、そして中国の伝統と世界の文化、様々な魅力が融合し上海の新しい顔を作り出しました。
"城市譲生活更美好"～新しいステップへ
2010年5月1日、上海でいよいよ万国博覧会が開催されます。メインテーマ"城市譲生活更美好"（より良い都市、より良い生活）のもと、中国を含め、200以上の参加国が最新のエコ技術や斬新なエコアイディアを披露し、未来都市の実現のための交流が盛んに行われます。
多彩な顔を持つ上海、そこで行われる万博という技術と文化の百花繚乱。この世界最大級の融合の中から、これからの暮らしをより進歩させる新しい技術や価値観が登場し、未来に向うメトロポリス上海の新しい表情を世界に発信することでしょう。
2. 「光輝歳月」 ～ 「集中力と中国語漬けの環境で上達を実感！」 留学+インターン体験談 ～
河地 雪妃 さん 大学3回生
大学では経営学を専攻。中国語と海外での仕事経験で専門性を高めた河地さんの体験談インタビュー！
Q1:留学とインターンに参加したきっかけは何ですか？
私は留学・インターンに参加する前、大学の先生の空き時間に中国語を教えて頂いてい
ました。週に１回短い時間で学ぶよりも、実際中国に行き、自分の目で中国を感じ取ることと同時に、集中して中国語漬けの生活を送った方が早く上達すると思い、留学を決意しました。
また、インターンでは留学とは違う角度で中国を見ることができ、実際に働くことで学び取れることもたくさんあると思ったのでインターンにも参加しようと思いました。
Q2：留学中の授業や生活はどうでしたか？
私は午前の総合クラスの他に、午後の少人数クラスは２人という環境で４ヶ月勉強しました。
やる気のある方達に囲まれて、刺激を受けたからこそ４ヶ月間頑張れたのだと思います。
最初はルームメイトとの意思疎通も全くできない状態でしたが、平日は授業、休日は観光しながら、だんだんと上達することができました。担任の先生と仲良くなり、コース修了後、一緒に餃子を作ったことも良い思い出です。
Q3：インターンで得た一番の収穫は何ですか？
初めての中国でのインターンなので、最初はいろいろと戸惑うことがありました。
しかし、良い同僚にも恵まれ、助けてもらいながら自分なりにできることを模索して、無事インターン生活を終えることができました。
私以外は皆中国人という環境で、中国語を学ぶにはとても良い環境でした。これ以上にインターンに参加して良かったと思うことは、与えられた状況の中でいかに適応して、自分ができること見つけ、実行していけるかを考える力をつけられたことです。
Q4：最後に、今後の目標について教えて下さい！
私は将来メーカーで勤務したいと思っています。今回中国での留学・インターン経験は、語学を習得することが一番の目的でした。今度は日本の大学で経営学を学び、中身を充実させていきたいと思っています。
3. 「好好学習・天天向上」 ～ ニュースの中国語 ～
今月世界で起こったいろいろなことを、中国語で見てみましょう。
a.「中国成為世界上都市化最快的国家」
中国の都市化プロセス（過程）は極めて急速であり、世界の人口50万人以上の都市の4分の1を占めるという。中国の都市化レベル（水平）は2025年には59％に達する見込み。
b.「世博会日本館機器人到達上海」
上海万博会期中、日本館に展示される30種のロボット（機器人）が上海に到着した。バイオリン（小提琴）の演奏など様々なパフォーマンスを披露します。
ｃ.「福原愛与長園集団球隊籤約」
広東深セン長園集団卓球クラブは、調印式（籤字儀式）を広州で開催した。日本の福原愛選手は同集団に所属し、2010年の中国スーパーリーグ（中国超級聯賽）に参戦する。
4. 編集後記
150年以上の歴史がある万博。開催される度に、世界中の注目を集め、魅力ある都市を誕生させてきました。今回の上海万博では、上海の魅力をアピールするとともに、先進国入りの序曲となることでしょう。
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