第78回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.78
☆毎月1回配信☆
2010/10/29 FRI
秋の心地よい空気や秋の夜長で、ご自身の時間を楽しむのに最高の季節ですね。
中国の北京や上海で活躍するキャリアウーマンたちはプライベートな時間を上手く活用し、心のデトックスや、新しいスキルを学ぶなど自分磨きにとても積極的なようです。今回は中国のキャリアウーマンのライフスタイルについてご紹介したいと思います。
あわせて、北京でインターンシップにチャレンジされた亀谷さんの体験談もご覧下さい。
このメルマガを皆さんの周りの中国ファンの方にもご紹介いただければ幸いです。
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- 「中国風聞帖」 ~ 中国キャリアウーマンのLife style ~
- 「光輝歳月」 ~ 学生の瞳を輝かせる授業を! 日本語講師インターン ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ 中国キャリアウーマンのLife style ~
最近、中国で最も話題になっているテレビドラマ"杜拉拉昇職記"は、大学を卒業したばかりの普通のOLから外資系企業の人事部長に出世する物語です。このように経済発展を遂げる中国では職場での競争も一層激しくなり、そこで勝ち抜くために自身を常に高めようとする気持ちを強く持っています。そんな彼女たちのライフスタイルを今回はご紹介します。
知の補充-中国古典に立ち帰る
常に新しいものやサービスを追求し、世界で最も活気ある中国ビジネス。その競争に勝ち進むため、自分の知識、経験をアウトプットすることと同じくらい、インプット、つまり知識の補充をするが重視されているようです。
最近、中国で幅広い世代から人気を集めているテレビ番組『百家論壇』をご存知でしょうか?中国の名門大学教授が、論語や三国志などの中国古典を、現代の私たちにもわかりやすく紹介する番組です。動乱の時代に生まれたこれらの教えは一見遠い昔のものと思うかもしれませんが、その本質には、まさに情報・人・物が錯綜する現代に生きる私たちが抱える悩みを改善するヒントが豊富に含まれています。
テレビで紹介された内容は、本として出版され、北京師範大学、于丹教授の≪于丹〈論語〉心得≫やアモイ大学、易中天教授の≪易中天品三国≫など多くの著書がベストセラーとなりました。決断力や創造力を日々求められる職場の責任者たちは折にふれ、このように中国古典に立ち返っては、ブレない軸を自らの中に築く努力をしているようです。
道教的ヘルスメンテナンス
アフター5や週末のレジャーの過ごし方は、創造性あるビジネスのに欠かせない重要な時間ですね。今、なかでも注目を集めているのが、"養生旅遊"です。都会から離れ、雄大な山岳などの秘境を堪能する旅行プランです。
これまで、華やかな街、買い物、豪華なグルメを楽しめるプランがメインでしたが、休暇を利用して、体と心の日々のストレスをきちんとケアしたい、そんな中国ビジネスウーマンが増えてきているのですね。旅行プランでは、道教の聖地を巡ったり、道教の教えに沿った食事を楽しみます。道教というと何か難しく聞こえるかもしれませんが、仙人思想や太極
拳のルーツにもなった教えで、旅行中はゆったりのんびりすることを大事にします。
たくさんの刺激の中で生きる現代人にとって、意識的に"OFF"の状態を作ること、そして、体と心の声に向き合う時間を作ることは、休日の大切な課題の一つとなっています。
一日の計は朝にあり~"朝活族"
通勤前に英会話、ヨガ、ピアノレッスンなどに通う"朝活"が日本で人気を集めていますね。この日本でのブームは中国でも注目を集め、朝活をする人を"朝活族"と呼ぶ新しい中国語ができました。
夜ではなく、朝ならではのメリットはたくさんあります。まず、朝なら時間を確保しやすいこと。そして、夜型生活から朝型生活へのスイッチングができること。中国はもともと朝の公園でジョギングをしたり、思い思いの方法でアクティビティを楽しむ人が多いのですが、インターネットやテレビ、ハードワークの影響で夜型生活は若者を中心に増加傾向にあります。しかし、本当に効率的で充実した時間を求める中国ビジネスウーマンたちを中心に「朝活した?」は日常の言葉になりつつあります。
中国や世界を舞台に繰り広げられるビジネス、それはよりよい社会や経済の実現のため日々進化すべきものです。そして、それを担うビジネスマン、ビジネスウーマンもまた、自身の能力と心身と鍛えながら、毎日をより色鮮やかなものにするための工夫と努力をしています。
2. 「光輝歳月」 ~ 学生の瞳を輝かせる授業を! 日本語講師インターン ~
亀谷 晴佳 さん 大学3回生
日本語講インターンに参加し、中国の国立大学で授業を
担当した亀谷さんのインターン体験レポート!
Q1:大学の日本語授業を任される先生に!
私は、北京の国立大学の生徒達に日本語を教えるために日本語教員として行きました。
最初はアシスタントと聞かされていたので、生徒達の会話の手伝いをして仲良くなれたらいいなあと気楽に考えていました。しかし実際、行ってみると午後からの授業を担当してくださいと言われ、驚きました。 私は日本語を教えた経験もなく、初めの方はどう日本語を教えたらいいかもわかりませんでした。
最初はただ教科書を進めて復習をする感じでしたが、毎日笑顔でみんなに接しよう、楽しんでもらえる授業をしようと決めていました。
Q2:学生の瞳を輝かせる授業にしたい!
毎日どうやったら日本語が身につく授業ができるか、どう教えたら伝わるか、日本語がおもしろいと思うかなど考えました。
しかし実際生徒たちにどんな授業がしたいかを聞いてみると、会話をしたい!日本について知りたい!などの世間話重視の授業がしたいという意見ばかりでした。
その時、私が中国に留学していた時のスピーキングパートナーに、会話がしたいと言ったのを思い出しました。教科書を使った勉強よりも楽しく、もっと喋りたいと思うからです。だから私は教科書を早く終わらせて、会話の時間を多く取れる授業に変えました。私は日本の映画・音楽、歴史、食べ物、中国文化の疑問などいろいろなことを話しました。
Q3:生徒たちの情熱に支えられたインターン
授業中は私から教えるだけではなく、みんなにも自分の故郷のこと、中国の映画・音楽、衣服などを、慣れない日本語を使って話してくれました。みんな会話の授業になると、目がキラキラして、日本語がわからないけど会話がしたい、伝えたい、学びたいそんな姿勢がすごく伝わってきました。
このインターン実習を振り返ると、生徒達の日本語を学びたいという姿勢、生徒達の優しさがあったからこそ楽しい日々をおくれたと思います。
本当に貴重な経験が出来ました。この度の経験を今後の学生生活やこれからの日常の中に活かして生きたいと思っております。
3. 編集後記
"ON"と"OFF"、それぞれの時間を上手に、自分らしく活用するためには、常になりたい自分を強く思い描くことだと思います。
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