第80回中国留学メールマガジン
china internship program メルマガ VOL.80
☆毎月1回配信☆
2010/12/28 TUE
今年もあと3日となりました。2010年は皆さんにとってどのような1年となりましたでしょうか?
2010年に注目を集めた人物、アイテムなどに贈られる賞が年末にはたくさん発表されていますね。中でも有名なのが流行語大賞ではないでしょうか?
中国でも毎年、流行語が発表され、注目を集めています。今回は、中国で流行している新しい言葉を特集します。
あわせて、上海の旅行会社で短期ビジネスインターンにチャレンジされた吉田さんの体験談もご覧下さい。
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- 「中国風聞帖」 ~ 今年の"顔"になる中国の流行語 ~
- 「光輝歳月」 ~ 人生の糧となる経験!旅行会社ビジネスインターン ~
- 「編集後記」
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1. 「中国風聞帖」 ~ 今年の"顔"になる中国の流行語 ~
ダイナミックに変化を遂げる中国。社会や人々のライフスタイルの大きな変貌に伴い多くの流行語、新語が毎年登場しています。その言葉たちが映し出すのは中国のどのような姿でしょうか?今回は、中国の流行語を特集します!
2010年、中国のユニークな流行語
年の瀬のニュースで注目を集めるものの一つが「流行語大賞」や「今年を表す漢字」などですね。中国にも流行語、新語が発表されているのをご存知ですか?
2010年、中国の教育部(文部省)から発表された新語は実に396個。それらは、生活、経済、教育関連などカテゴリー分けをして紹介されており、日本の流行語と比較しても、より中国の社会や人々の興味、関心を伺える内容で、如実に中国の1年を表しています。
数年前まで、年明けに発表されていたのですが、関心の高まりから、年末に繰り上げて発表されるようになりました。今年を代表する中国の流行語をご紹介します。
【 2010年中国の新語・流行語 】■ 生活(117コ,30%) : 経適男(結婚相手として好条件な男性)
■ 時事(86コ,22%) : 基礎四国(BASIC4カ国)
■ 経済(65コ,16%) : 保八(GDP8%成長をキープ!)
■ 科学、教育(63コ,16%) : e云(オンラインバックアップサービス)、牛孩(天才ちびっ子)
■ 文化(48コ,12%) : 圍(ブログ:元の意味はネックウォーマー。同音漢字を代用)など
流行語からのぞく中国の新しい成長
新語はその年の鏡になります。2010年最も注目を集めた中国の流行語は、中国の社会や人々のどのような変化を映し出しているのでしょうか?
まず、最も多くの新語が誕生した生活部門では、傾向として、~族、~男(例:経適男/結婚相手として好条件な経済力、その他条件を備えた男性)など、特色ある人の集団を現す言葉が多くなりました。これは、今なお経済成長を遂げる中国では、多様なライフスタイルや価値観が続々と出現していることを表しています。
次に時事部門では、主にインターネットを皮切りに注目を集めたニュースの言葉が選ばれ、これらの言葉は、次第に新聞などその他のメディアにも浸透していくという現象が見られました。インターネットやSNSは、中国ではすでにもっとも身近で、最も早いニュース伝達ツールの地位を確立していることがここからも伺えます。
また、"圍"(ブログ)を通じて、新語の広まりや定着も促進されているようです。
1年の顔として華々しく登場する新語ですが、消えゆく言葉も多いのは事実です。
06年-08年の追跡調査では、約30%の新語は1年足らずの寿命で使用されなくなります。ここからも中国社会の変化の早さ、成長の目覚しさを感じますね。
続々と誕生する中国の流行語は、活気ある社会、絶えず新しい動きを求める人々の情熱が源になっているようです。
■豆知識 ■ 日本の流行語大賞は...?
2010年流行語大賞を受賞した「ゲゲゲの~」も中国のネットニュースで紹介されています。中国語で表すと「怪怪怪~」です。音も、意味もなかなかぴったりですね。
時代を共有する日中の流行語たち
草食男(草食系男子)、KYなど、近年の日本の流行語も、主にインターネットを通じて中国で話題を集めているものもあります。日中間では、昔から新語のやり取りが数多くありました。
中国の漢字をルーツとする日本語ですが、逆に中国に新語を伝え、すでに常用中国語として定着しているものも数多くあります。例えば服務(サービス)、選挙、原則、化学などで、当時としては新しく取り入れられたこれらの文化は新語として日中間で共有されるようになりました。新語は、昔も今も、文化や経済が活発に交流する場所で生まれ、広がっていきます。近年で見ると、その経済効果が注目されている日本のアニメ産業、若者文化から多くの新語が中国に伝わっている現象があります。
また、国際都市として文化、経済、情報がダイナミックに交わる中国では、平均200以上の新語が毎年誕生しています。これらの新語は、続々と誕生していく中国の多彩な価値観を、 ユニークに私たちに伝えています。
新聞やネットニュースの国際欄だけではない、今の中国をもっと多面的に知ることができる新語は、今後もその注目度を増していくことでしょう。
2. 「光輝歳月」 ~ 人生の糧となる経験!旅行会社ビジネスインターン ~
吉田 浩 さん 大学3回生
上海の旅行会社で短期ビジネスインターンにチャレンジ。
取材、イベント運営など多くの経験を積んだ吉田さんにインタビュー!
Q1:旅行会社でどのような仕事を担当しましたか?
初めの2週間は上海の様々な店に行って取材をし、報告するという仕事でした。最初の頃は地図の見方やパソコンの使い方がよく分からず、何も知らない自分に落胆することが多かったです。またどのように取材をしていくかの段取りを自分たちで考えなければならず、物事を一から作り上げていく難しさを知りました。
さらに、初めて取材に行った日本人経営の店では取材内容をうまく説明することができず、その日はそこでの取材を完了することはできませんでした。しかし、私はそこでめげずに自分のペースでできる限り頑張ろうと思いました。その後も炎天下の中汗だくになりながらお店を訪問し、中国語も伝わらなかったことも多かったですがなんとか取材を進めていくことができました。
インターン最終日には初めに取材に行った日本人経営の店に再度訪問し、無事取材を終えることができました。また、会社で調べ物をしたり、取材報告をしたりするパソコン業務も大変勉強になりました。
Q2:仕事を通じて、強く印象に残っていることは何ですか?
3週目は会社のイベントの仕事に携わり、日本の自治体の方々にイベントに参加していただくよう電話で働きかけ、参加有無などをパソコンで整理するという仕事でした。
最初は電話一本かけるだけでも緊張してしまいましたが、徐々に慣れていき、基本的な電話応対を学べました。また、責任感を持って仕事を進めていくことの重要さを直に体験することができました。
このイベントでは本当に貴重な体験をさせていただきました。中国のビジネスパーソンを目の当たりにし、また中国で働く日本人の方のお話を聞くことができ、中国のビジネスの可能性を肌で感じることが出来ました。それと同時に、私もいつかこの国で、この人たちのように働きたいと強く感じました。
Q3:インターンを体験し、新しい発見・気づきはありましたか?
私がこのインターンで一番に感じたことは、自分がまだまだ未熟だということです。中国語もそうですが、他にもパソコンや電話対応一つとってもできないことがたくさんあると感じました。しかし、このインターンでそれが分かっただけでも大きな収穫だったと思います。今後、中国語、英語、パソコンのスキルアップにいっそう磨きをかけ、また物事に臆することなくチャレンジする力をつけていかなければならないと感じています。
また一方で感じたことは、自分にはあきらめずに最後までやり通すという長所があることに気づくことができました。
Q3:最後に今後の目標をお聞かせください!
社員の皆さんが暖かく迎えてくれたおかげで安心して仕事に取り組むことができ私にとってこの一ヶ月は大変実り多いものとなりました。インターンに行ってさらに中国という国に魅力を感じています。
このインターンで学んだ辛かったことや悔しかったこと、そして達成できて嬉しかったことなど全てを日本に持ち帰り、人生の糧としてよりいっそう成長していきたいです。
3. 編集後記
活発な動きのある社会から生まれる流行語、新語。私たちも日々新しいことに挑戦しながら、新しいパーソナリティーをたくさん見つけて、自身を深めていきたいですね。
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